GoogleのAdWordsが大きく改訂される。検索の巨人は今日(米国時間5/24)、同社の広告ツールにいくつかの変更を施し、モバイルへの適合性を高める。
今回強調されている位置に関連したモバイル検索は、他の検索と比べて50%早く伸びているとGoogleは言っており、Google.comおよびGoogleマップを横断する新たなローカル検索広告を導入する。
この他にGoogleは、「スポンサー付きピン」を導入する。これは、地図上に企業ロゴが表示されることを意味しており、例えば、一番近いWalgreens店舗を見つけやすくなる。(Googleは同様の機能を日本のGoogleマップで提供しているが、他の市場には展開していない)。
一連の変更は、「店舗への来客を増やすため」だと、Googleの広告およびコマース担当SVP、Sridhar Ramaswamyは言う。Googleは「地元の在庫情報をこれらのビジネスページで提供する」と彼は言っている。
AdWordsのテキスト広告が拡大され、ユーザーがリンクをクリックする前に見るコンテンツが増えた。25文字の見出しは30文字に、35文字の説明文は80文字へとそれぞれ拡大される。プレビュー情報を増やすことによってクリック率が20%上昇すると同社は言っている。
Googleは、広告の画像を強化した、”responsive ads for display”[適応型ディスプレイ広告]を導入する。広告の外観が、ユーザーの見ているコンテンツに合わせて変化する。
広告の入札手順も変更される。今後数ヵ月のうちに、広告主は端末の種別毎に入札を調整できるようになる。これは、広告がモバイルで表示された時とデスクトップで表示された時とで支払う金額を変えられることを意味しており、クリック率にも影響する。
広告はGoogleのビジネスにとって常に最重要部分だ。今回の変更によって、広告主が今以上に多くのお金を同サービスに投入することをGoogleは期待している。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)