ネット業界最強の4社に学ぶ起業家的教訓

Apple、Amazon、Facebook、そしてGoogle、、、今日のネット業界を代表する最強の4社であり、米国では「4社のギャング」ともいわれ常に注目を浴びる存在です。今回はそんな4社にスタートアップ・起業家的教訓を学んでみようという興味深い記事を。今ではネットを超えて世界を代表する企業に成長した4社ですが(Facebookは実績はまだまだですが)、Appleといえばガレージから始まったベンチャーで有名、AmazonとGoogleは90年代に生まれ、Facebookに至っては創業10年にも満たない会社です。どれもかつてはスタートアップだったわけで、それが急成長した理由、そしてそこに学べる秘訣が何か見つかるかもしれません。 — SEO Japan

FastCompany.com より、ギャング・オブ・フォーのCEO達の画像

成熟したビジネスと同様、全てのスタートアップは、今日のビジネス界において急成長と成功のスタンダードを築いたAmazonとAppleとFacebookとGoogleからできる限り多くのことを学ぶ必要がある。数年前にEric Schmidtによって“ギャング・オブ・フォー”と名付けられたこれらの企業は、疑いもなく、今日のインターネットで消費者およびビジネスの革命を推し進めている。

The Age of the Platform”の著者Phil Simonを含む多くのテクノロジー評論家によると、これらの4社は、1つの製品もしくはサービスというよりも、ビジネスモデルとしてのアプリケーション付きプラットフォームの台頭を実証している。あなたは、彼の結論を信じられないかもしれないが、説得力のあるビジネスモデルを築く方法に関して彼が提供する教訓から多くのことを学ぶことができる:

  1. 小さく動け。“大きいこと”とそれに付随する全ての問題―官僚体制、政治、内紛など―がどんなビジネスモデルをも危険にさらす。官僚体制と過度な民主主義はスピードを殺す。堅苦しく柔軟性のないマネージメント構造を避けるために組織を再編成するのだ。
  2. オープンで協力的になれ。大企業もスタートアップも、あらゆる種類の新しいベンチャーやパートナーシップやオファリングに対してオープンでなければならない。アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)をオープンにして、デベロッパーやパートナーや消費者が自由に使えるようにするのだ。
  3. 合理的な買収、拡張、運営を探し求めよ。底深さと幅広さの両方の観点から、自分のコア・コンピテンシーを強化するために、戦略的な買収をすることを計画すること。拡張には、一から作るのではなく、既存のソリューションとプラットフォームを活用するのだ。
  4. 小さく賭け、実験を奨励せよ。この時代に将来有望な企業は、数多くの異なる小さなプロジェクトと数多くのアイディアを開発する。確かに、大部分が失敗をすることになるのだが、最も成功する製品は小さなアイディアやサイドプロジェクトから生じることが多い。
  5. 失敗をし、不確かさを受け入れろ。賭けが小さければ、失敗は悪いことではないし、そこから学ぶことができる。公開前に完璧を求めることは、助けになるというよりも害を与える。モデルを作るためには、いちかばちかやってみる意思がなければならない。安全は、新しいリスクだ。
  6. テクノロジーに対する期待を和らげる。効果的なプラットフォームを築くことは時間がかかるし、通常、それはゆっくりとけん引力を示す。常に自分が必要とするよりも多くのコンピューターリソースを買うこと。良い第一印象のためには足りないよりは多すぎる方が良い。
  7. 賭けに出る時を知れ。断固として、新しい経済、ビジネスの実体、テクノロジーに適応することを誤って拒む人や企業が多い。テーブルの上にある大金を手放したい人などいないが、一千を節約して大金を無駄にしないようにすること。
  8. 幅の広さは底の深さに勝る。真のプラットフォームは、多角的だ。1つのニッチなエリアにおいてかなりの底深さを持つことは重要だが、強固なプラットフォームは、既存ユーザーと顧客に新しいユーザーインターフェースを学ぶことやデータの転換を要求せずに、数々の製品を追加して進化する。
  9. ニッチに狙いを定めている時は、素早く決断力を持って動け。忍耐と惰性を混同するな。あまりにも長く待ちすぎることは、チャンスが永遠に消えてなくなること、または他の誰かがあなたの先を越すかもしれないことを意味する。期待は和らげるが、賭けに出るのだ。
  10. 既存のツールを使用せよ。ゼロから独自のツールや基本機能(政策)を作ることは、全ての会社にとって、時間がかかり、お金もかかる、単に不必要なことだ。開拓地を使うことによって、ビジネスは、セレンディピティと露出と相互作用を増やす。

新しいプラットフォームを築くことは、必ずビジネスの成功を保証するものではない。プラットフォームは、コンピューターの出現以来、オペレーティングシステムやネットワークやAPIという形で存在してきたにもかかわらず、今日では新しいプラットフォームがテーブルステークスになっていると、懐疑派の人は指摘するかもしれない。旧式のサイトを持つビジネスは、信頼性と顧客を犠牲にし、世界全体の目に触れなくなるというリスクがある。

新しいプラットフォームビジネスモデルは決して終わることはない。それぞれが、様々なやり方や方向に拡大し続けなければならない。今日のめまいがするような変化のペースは、弱まる兆しを見せない。だから、今日これらの教訓に注意を払い、大いに異なる明日のためにできる限り備えるために、自分にできる全てのことをするのだ。


この記事は、My Venture Padに掲載された「10 Entrepreneurial Lessons From the ‘Gang of Four’」を翻訳した内容です。

まず「アプリケーション付きプラットフォーム」という考え方は面白いですね。そして紹介されている10のアドバイスは、どれも起業家が常に心に留めていたいものばかりだったと思いますが、どちらかというと苦戦している日本の大企業に実践してほしい内容のような気もしたのは、私だけでしょうか。 — SEO Japan [G+]

2013年スタートアップに贈るたった1つのアドバイス : 約束を果たせ

2013年も気づいてみれば2月に突入、2013年誓いの記事を紹介できるのもタイムリミットということで、今回は簡潔ながら心に響く人も多いであろうスタートアップに贈る応援歌的記事を。 — SEO Japan

シリーズAクランチ(註:初期出資を得たスタートアップに対して次のシリーズA投資をするVCが減った2012年のトレンド)、消費者サービスへの投資の人気低下、VCの保守化、ユーザーより利益に焦点を合わせる必要性などなど、投資に関するたくさんの議論がされてきた。

この全てが今も続いており、確実に起業家にとって環境はさらに厳しいものになっている。前にも言ったように、私たちは過去7年の間ほとんど背中に風を受けてきたが、私はその風が変わっているように感じる。今現在は、追い風ではなく向かい風なのだ。

このような時には、自分のビジネスにとって最も重要なことに一心に焦点を合わせることが重要であると思う。それは収益かもしれないし、そうではないかもしれない。それはユーザーけん引かもしれないし、そうではないかもしれない。

私が1つ話をしよう。この話に出てくる会社の名は明かさない。それはこの話に重要なことではない。私たちは、1年前に彼らがちょうどローンチしていた時にこのチームと出会った。彼らは2012年に向けた大きな野望を持っていたが、私たちはそれらを妄想じみていると思った。私たちはそのチームとその市場をかなり気に入ってはいたが、投資は見送った。その彼らが1か月前に戻ってきたのだ。そして、彼らはやると言っていた全てのことを成し遂げていただけでなく、2011年の終わりには彼らの計画に入ってさえもしなかったことまでもいくつかやり終えていたのだ。私たちは彼らの次のラウンドをフルバリュエーションで引き受けることを約束した。このようなチームや話には常にお金があるものだ。

しかし、より広範なスタートアップ市場を見回すと、2012年にはこのような話はあまり目にしていない。私は、重要な新製品構想の発表の遅れを目にしている。収益が計画をはるかに下回っているのを目にしている。新しい小さな競合相手が台頭してシェアを獲得し、焦点の喪失と目標値の未達を引き起こしているのを目にしている。予測されえなかった“ブラック・スワン”イベントが短期的な混乱を引き起こしているのを目にしている。

これらのどれもがスタートアップにとって致命的なことではないが、私たちがいる環境の中では、それらがあなたに役に立つことはないだろう。投資家は、このような市場における疑わしい点を好意的に解釈することはない。それに、あなたの従業員だって永遠に我慢することはないだろう。

だから、もし私が起業家に2013年に向けて1つアドバイスをするとしたら、それは約束を果たすということだ。単に投資家に対してだけでなく、自分のチームに対しても、突き詰めると自分自身に対しても。現実から目をそらしている場合ではない。それは、このような時には致命傷である。


この記事は、MyVenturePadに掲載された「Advice for 2013: Deliver On Your Promises」を翻訳した内容です。

厳しいながら心引き締まる愛情あふれるアドバイスでした。思えば私も2012年に予定していた新規事業を結局リリースできないまま2013年を迎えてしまいました。。。夏までには必ずリリース、まずはこの約束を果たしたいと思います。 — SEO Japan [G+]

2013年、コンバージド・メディアが全てを収束させる年

来ました2013年バズワード第一弾。というわけではありませんが、日本でもトリプルメディアでお馴染みのペイド・アーンド・オウンドメディアの概念は既に古い、これからはコンバージドな視点でメディアを考えることが重要だ、というマーケッターなら気になる記事をMy Venture Padから — SEO Japan

メディアの観点から見ると、マーケッターは、物事がどのようになされるかに従って戦略と戦術を並べるのを好む。人気のフレームワークはこんなふうになる:ペイド(広告)、アーンド(口コミ)、オウンド(企業)、そして他の全てのことは少々グレーな領域に入り、私の考えではこれが2012年以降の活動拠点になる。上の図で説明されているように、Altimeter社はこの重複する領域を“コンバージド・メディア / 収束メディア(Converged Media)”と呼ぶ。それが異なるメディアダイナミクスが一緒になった集合体だからだ。私に言わせれば―つまりマーケティングの観点から見ると、これこそが、これまで私たちが“ソーシャル”と呼んできたものの未来である。

あなたは、自分のFacebookニュースフィードの中で友人によって共有された画像を目にする。その画像はブランドによって作られたものだ。あなたがそれを目にしたのは、あなたの友人がそれを共有したからだ。あなたの友人がそれを共有したのは、彼らがそれを気に入ったからだ。彼らがそれを気に入ったのは、そのコンテンツが心に響くものだったからだ(そして彼らはそれを見た)。彼らがそれを見たのは、そのブランドがそれを宣伝するためにFacebookにお金を支払ったからだ。

ペイド?
アーンド?
オウンド?

その全てだ。ソーシャルプラットフォームは単にエンジンに動力を供給するにすぎず、上記のことが全てモバイルなコンテクストの中で行われていたかもしれない。私が自分のチームを増築するために、この領域についていろいろ考えているのは、すでに誰かがこの“収束した”部分を完全に把握したとは思っていないからだ。才能の観点から見ると、私はすでに社内の広告エージェンシー側からソーシャルとデジタルとコンテンツを理解する人たちを取り込み始めている。私は心の中で、チームの機能がどのように異なるかのダイナミクスについて考えてきた:

従来

テレビ中心のマーケティングアプローチは今でも、規模のインフラによって支えられたディレクターとコピーライターから成る力強いクリエイティブチームを燃料とし、それがチームに洞察を注ぎ、キャンペーン指向のマーケティングメッセージが見られ聞かれるようにどのようにお金が使われるかを決めるかなりの数のメディアサービスの人間を所有する。

デジタル

従来のチームと似ているが、デジタルチームはマーケティング構想に経験的レイヤーを追加するもの(アプリ、サイト、プラットフォーム)を“築く”ことが多い。デジタルチームにとってのコピーは、いくぶん複雑だ。彼らが作るものにはオフラインマーケティング戦術を通して転換できること以上のものを含んでいることが多く、そのためにコンテンツへの包括的なアプローチが要求されるからだ。

ソーシャル・デジタル

これが新参者だ。多くのブランドは今、社内ソーシャルの基本を理解しているが、上記のモデルはそれが社内だろうとエージェンシーであろうと(もしくは混合)、良いマーケティング(価値のあるコンテンツ)の基本をソーシャルニュースフィードの特性であるリアルタイム性(または会話をサポートするコミュニケーションのタイムリーな炸裂)と合併するためにデザインされている。ここでも、チームをメディアの観点から見ると、収束したメディアスペースをターゲットにした中核となるソーシャル・デジタルチームは、クリエイティブとコミュニティ管理と編集の専門知識のニュース編集室的なセンスをもたらさなければならない。

私は、2013年は物事がこれまで以上に互いの境界線がぼやける年になり、さらには、ブランドとそのエージェンシーパートナーがその重複部分にどのように対処するかを見つけるために一緒になって取り組むため、両方にとってたくさんの課題を作り出す年になると思う。私たちのクリエイティブ、戦略、メジャメントの能力を支えることに加えて、私はさらに、ペイド、オウンド、アーンドの間の重なり合う部分やこの全てがどのように私たちのクライアントのために進化するかについて考えることも自分のチームの誰かに任せてきた(収束メディアサービスのディレクター)。特にデジタルにとっては、これが活動拠点になると考えている。


この記事は、MyVenturePadに掲載された「2013: The Year Everything Converged」を翻訳した内容です。

簡単に言えば従来のメディアプランニング&構築に、ユーザーとのインターアクションやコミュニケーション自体を取り込んでいく必要がある、という話ですが、実際に企業がそれを実践していこうとすると、それぞれの専門家に加え、全体を統括する管理・編集チームも必要になってくるわけで、規模の大きい会社であればある程、一筋縄ではいかなさそうな話ではあります。

とはいえ冒頭で紹介されたペイド/アーンド/オウンド・メディアの概念、前半の例を読んでも既にそのメディアの枠組みでさえボーダーレスというかコンバージされた状態でユーザーに利用されているわけです。コンバージドメディアという概念が流行るか、バズワードするかはともかく、そもそもメディアの違いをユーザーは気にしていないわけですし、ユーザー視点・行動を理解し、ユーザーとのコミュニケーションを織り込んだ上でソーシャルキャンペーンなりマーケティングに取り組んでいく必要は自然とありそうです。

しかし、このコンバージという単語、これまた翻訳しにくい言葉ですね。収束ではピンと来ないですし・・・集約でもないですし。かといってコンバージドでも意味不明というか。日本で何か良い言葉がないと概念自体が流行らなそうです。最も、トリプルメディアという言葉も日本でのみ使われている気がしますし、どなたがまた良い言葉を思いついてくれることでしょう? — SEO Japan [G+]

カナダでスタートアップ・ビザプログラム始動、アメリカのスタートアップビザ運動

これからのスタートアップは海外で勝負だ!とばかりに、いつか海外での起業を目指している方も増えているらしい最近。海外起業といえばシリコンバレーが聖地的に有名ですが、アメリカの場合、ビザ取得の難易度の高さが大きなネックになっており、外国人が簡単に起業できる状況にはないのが現実です。そんな中、アメリカのお隣の国、カナダが新たにスタートアップ向けのビザプログラムを開設したということで、その内容を早速ご紹介。カナダに加え、アメリカのスタートアップビザに関する話も出てくる興味深い内容です。 — SEO Japan

今日私は、カナダがスタートアップ・ビザプログラムを開始したという告知を読んだ。そうすることによって、彼らは、“移民起業家のみなさん、ようこそ。どうぞカナダに来てビジネスを始めてください”と世界に言っているのだ。それは素晴らしいことだ。うまく考えられている。2009年以降アメリカで私たちが始めようと努めてきたスタートアップビザ運動を手本にしているのだ。

私は、スタートアップビザ運動―もっと具体的に言うと、起業家に適用される移民改革―に関するアメリカ政府の行動に本当にがっかりし続けている。過去3年間何らかのことを成立させようとしてきたが、既存の法律に対する行政上の変更の域を超えることは何も起こらなかった。一部の例では、これが規則の解釈を改善したものの、今でも私たちはここアメリカで完全にチャンスを逃している。CBP(米国国土安全保障省 税関・国境取締局)とUSCIS(米国移民局)は、一貫性なく規則を履行し続け、現行の有効なビザを持っている企業家がアメリカに入国する際に彼らを刑務所に放り込んだり、物事がどうあるべきかのCBPの誤った解釈を受けて他の起業家がこの国に入ることを禁止したりと、全くとんでもない状況を生み出している。私は少なくとも週に1回は恐ろしい話を耳にし、できる時には助けようとしているが、ほとんどの場合、この件に関するアメリカの方針をとても恥ずかしく思うのである。

カナダは移民起業家がカナダに移り住んで会社を始めるのを簡単にして前向きに進んでいるが、今のアメリカの取り組みは“包括的な移民改革”に完全に焦点が合わされている。これに対する最初の法案が数か月以内に出始めることになっているので、私はObamaCare(註:オバマケア – 医療保険未加入のアメリカ人を医療保険制度に加入させる制度改革)の時に私たちが目にしたのと同じような動態を目にすることを期待している。終わりなき政治的陰謀、移民改革に加えてありとあらゆることを網羅して絶え間なく拡張する一連の法案、誰も理解することができない予期せぬ結果をもたらす複雑な一連のトレードオフ。

その上、私は、多くの政治関係者の友人から“投票の計算は役に立たない”と聞いている。これは、何かを通過させるのは非常に苦しい戦いであるということを意味し、アメリカ連邦議会にいる人にその法案を支持してらうという合意は“取り引きと譲歩”(私たちの間のシニカルな見方では、“特定の方向に投票することに賛成する必要がある政治的賄賂”を意味する)が広範囲に及ぶことになることを意味するのだと、私は学んだ。

一方、カナダはスタートアップ・ビザプログラムの恩恵について声高に叫んでいる。

  • スタートアップ・ビザプログラムは、移民起業家が革新的な会社を始めることを可能にし、その会社がカナダに仕事を作り出し、次第に世界的に競争することになる。
  • このプログラムは、新参者にとっては時に困難であることが分かっているカナダのビジネス環境をしっかりと進むことに関する有益な支援を起業家に提供する。
  • このプログラムは、世界中の最優秀人物を含む幅広い範囲の起業家へのアクセスを民間企業に提供する。

私は、起業家は世界中のどこでも好きな場所で会社を始めることができるべきだと思っているので、このカナダ政府の行動には拍手を送る。そして、移民起業家にアメリカに移住すること、さらにはこの新しいプログラムのあるカナダに移住することを検討することを奨励したい。

親愛なるワシントンにいる友人たちへ:注意せよ。私たちは、移民に関する強硬姿勢―特に起業家になるということに関して―が理由で競争力を失い続けている。カナダは真のリーダーシップを見せている。彼らと張り合ったらどうだろうか?


この記事は、MyVenturePadに掲載された「Canada’s Start-Up Visa Program」を翻訳した内容です。

原題が「カナダのスタートアッププログラム」だったのですが、内容はほとんど筆者も関わっているアメリカのスタートアップビザ運動の話でした(なのでタイトルも調整しました)。かつてアメリカでビザを取って仕事をしていた私としては気になるニュースですが、現状でも十分世界でも圧倒的な数のスタートアップと成功事例が生まれているアメリカですし、当面は厳しそうですかね。。。

一方、カナダに移住といえば私の中では中国人が多く移民する場所(特にバンクーバー)&寒さと暇さで数年で戻ってくる人も多いらしい、というイメージが強いのですが(多分少し古い情報でゴメンなさい)、今回のスタートアップビザプログラム、今年の4月1日から開始される、ということで海外での成功を目指す起業家にとってはまた一つ素敵な選択肢が増えたといえるかもしれません。ただカナダ政府のサイトを見た所、カナダのVCや投資家によるバックアップがないとそもそも申し込めないようですし、同種のビザプログラムを提供しているシンガポール等に比べると最初から難易度「高」な雰囲気ですね。そもそもカナダのVCなんて外国人の大半は知らないような 汗

こんなんで世界から起業家が集まるのか?という気がしなくもないですが、世界から優秀な起業家を呼び込むために作られたプログラムのようですし、様子を見ながら改善していくのでしょう。今後に期待しましょう! — SEO Japan [G+]