電動三輪車のArcimotoが本番生産のためにFundableで投資を募る

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Arcimotoの電動三輪自動車SRKの八代目がCES 2017に登場した。このバージョンは今年の春に、同社の本社のあるオレゴン州ユージーンで製造され、最初に買った人の戸口に届くのは今年の夏、とされている。

2007年にユージーンで創業したArcimotoにとって、それは長い道のりだった。ファウンダーのMark Frohnmayerは、自分の前の会社GarageGamesからArcimotoのための初期の資金をつぎ込んだ。SRKの本番生産が目前に迫った今、同社はFundableにアカウントを開いて、外部投資家を誘っている。

SRKは、本格的な自動車を目指していない。それはあくまでも、小型で安くてゼロ・エミッションの都市型乗り物だ。同社の最新のPRビデオは、Fun Utility Vehicle(楽しいユーティリティビークル)と呼んでいる。前輪を二つのモーターが駆動し、最高時速80mphを得る。シートの暖房など、快適性のための工夫はいくつかあるが、荷物スペースは助手席背後のバスケットだけだ。ドアはオプションだが、州によってはオートバイ用ヘルメットが必要かもしれない。

推定燃費が230MPGeで航続距離が100マイル、充電は家庭のコンセントでできる(110または220ボルト)。最初はエアコンやオーディオはないが、今後のバージョンには装備される。将来的には直流高速充電にも対応の予定。

電動小型無蓋車が欲しい人は、ArcimotoのWebサイトで100ドルを払うとよい(予約金、払い戻しあり)。製品が無事に届いたときには、メーカー希望価格11900ドルを支払う。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleも投資した日米間高速海底ケーブルFASTERがいよいよ供用を開始

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Googleが海底ケーブルへの投資を始めたのは2008年だが、その中でも最大の投資は日本とアメリカ西海岸を結ぶFASTERケーブルへの、3億ドルの投資だった。2014年にGoogleは、NEC, China Mobile, China Telecom, Global Transit, KDDIなどから成る、二国間の接続を改良するためのコンソーシアムに参加した。そして同社の発表によれば、このケーブルが今夜(米国時間6/29)、供用を開始する。

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この9000キロメートル、6ファイバーペアのケーブルは、毎秒60テラビット(60Tbps)の帯域を提供する。Googleのテクニカルインフラストラクチャ担当SVP のUrs Holzleはそれを、“家庭のケーブルモデムの1000万倍速い”、と説明する。

Googleは一つのペアケーブル(10Tbps)を自社専用とし、それは日本の千倉および志摩とオレゴン州バンドン(Bandon)を結ぶ。後者は、同州内にある同社のThe Dallesデータセンターに比較的近い。

これと並行してGoogleは、同社のGoogle Cloud Platform(GCP)の東アジアリージョンを今年後半東京で立ち上げる。同社によれば、このたび専用帯域を得たことによって、“GCPの顧客は、全世界の顧客に対して、より高速なデータ転送とレイテンシーの減少を伴うサービス提供が可能になる”、という。

なお、Googleの発表はアメリカと日本間の接続を強調しているが、このFASTERのネットワークは日本と台湾間を二つのファイバーペア(当初能力20Tbps)で結ぶ。この、台湾と日本の二つのランディングサイト間の延長部分は、Googleが100%保有する(同社の100%子会社Google Cable Bermudaが保有)。

Googleはそのほかの海底ケーブルにも投資を続けている。たとえばアメリカ東海岸とヨーロッパ間には、Facebookとのパートナーシップにより、容量160Tbpsの、最高速の大西洋横断海底ケーブルを敷設する、と最近発表した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))