GMがミシガンでの電動・自動運転車両生産に約3270億円投資

ゼネラル・モーターズ(GM)は1月27日、全電動トラックとSUV、そして子会社のCruiseが発表した自動運転車両の生産に向け、デトロイトとミシガン州ハムトラミックにまたがる組立工場に22億ドル(約2400億円)を投資すると発表した。また、サプライヤーの設備や新電動トラック発売に関連する他のプロジェクトにも8億ドル(約870億円)を投じる。その総額は30億ドル(約約3270億円)となる。

まずは全電動トラックに取り組み、2021年後半の生産開始を見込む。続いて、ライドシェアリング向けの電動自動運転シャトルの生産がデトロイトエリアの工場で始まる。

デトロイト・ハムトラミックは、GMにとって電動車両組立に完全特化した初の工場となる。GMによると、本格稼働時には2200人超を雇用する。

今回の発表の前に、GMからは電動・自動運転車両に関する多くのニュースがあった。その中には、電動車両向けバッテリーを大量生産するためのLG化学との合弁会社設立がある。両社は2019年12月、合弁会社に最大23億ドル(約2500億円)を投資し、ローズタウンエリアとオハイオ北東部の工業用地にバッテリー組立プラントを設置することを明らかにした。ここでは1100人超の新規雇用を想定している。2020年半ばに起工式が行われる見込みだ。

合弁会社はデトロイト・ハムトラミックで生産される電動車両にバッテリーを供給する。

Cruiseは1月21日にOriginという無人走行車両を発表した。これは親会社のGM、そして投資家であるホンダとの複数年にわたるコラボによるプロダクトで、ライドシェアサービス向けにデザインされている。シャトルのようなこの車両はCruiseのトレードマークであるオレンジとブラックのカラーリングが施され、運転席やペダルはなく、高速道路を走るスピードで移動できる。

「今回の投資を通じて、GMは全電動のビジョンを現実のものにするための大きな一歩を踏み出す」と社長のMark Reuss(マーク・ロイス)氏は記者会見で話した。「今後数年でデトロイト・ハムトラミックでいくつかの電動トラックを生産するが、、電動ピックアップがその最初の車両となる」

デトロイト・ハムトラミックでは900人が働き、キャデラックCT6とシボレーImpalaを製造している。2月末から数カ月間プラントを停止して改修する計画だ。

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(翻訳:Mizoguchi

アマチュアでも正確な切削ができるコンピュータービジョンによるCNCマシンShaper Origin

誰もが副業(副収入源)を持つ時代になりつつあるようだが、ここでご紹介するShaper Originがあれば、誰もが余暇時間にクールなガジェットを作り、売っていくことができる。このハンドヘルドなCNCマシンでFalcon 9ロケットをホームメイドすることは無理でも、Etsyで飛ぶように売れる小物類なら、何でも作れるだろう。

CNCマシンというものは昔からあるが、従来のそれは工場などでプロが使う高価な大型機械だった。しかしShaperのOriginは、複雑なコンピュータービジョン〔視覚のコンピューター化〕の能力があるので、プロでない人でも容易に使える。Originでは、細部に苦労する必要がない。プロの目や手が持つ精度を、機械自身が持っているからだ。

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作業台には、特殊なテープが様々な間隔で貼ってある(上図)。カメラがそれを座標系として捉え、ソフトウェアが、求めるカットのAR表現を作ってスクリーンに映し出す。Originによるカット作業は、ドットをつないでいくゲーム並に易しい。マシンを両手で持ち、描かれたルートに沿って移動させる。動きの不正確さは刃自身が補正し、コーナー(角)もきれい切る。

使える素材は、木、カーボン繊維、ビニルなどだ。デザインをクラウドへドラッグ&ドロップすると、数分後にデバイスは使える状態になる。今なら誰もがこの未来的なデバイスを1500ドル弱で買える。今後の平常時小売価格は、2099ドルになる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))