留守番中の犬におやつを投げてやるドッグカメラFurboがバージョンアップして警報機能がついた

Furboは、外出先からあなたの犬とコミュニケートできて、おやつを投げてやることもできるドッグカメラだ。そして今度出たそのニューバージョンには、ワンちゃんの行動がおかしいとき、警報する機能がついた。

Furboはこれを、“初めてのAI化されたドッグカメラ”と称している。機械学習とコンピュータービジョンの技術を使って、あなたの犬が何かを噛んでいる、行ったり来たりして歩(ある)っている、ほかの犬と遊んでいる、などなどを見分ける。また、犬がカメラを覗きこんだら写真を撮るし、人間が視界に入ったらあなたに知らせる。もしかしてそれは、犬泥棒かもしれない!

ニューバージョンのFurboは、カメラが1080pのHDで4倍ズーム、視野角160度で暗視機能もある。そして容器には、おやつを100個以上入れられる。

昨年ローンチしたFurboはIndiegogoで51万1302ドルを集め、今では249ドルで売っている。競合するPetcubeは、これまでに380万ドルも調達している…その製品Petcube Playは189ドル99セントで、犬を見る、犬に話しかける、という機能がある。もうひとつのPetcube Biteには、おやつを投げる機能もある。こちらはFurboと同じ249ドルだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

犬の健康をチェックする、スマート首輪のWaggit

ペットの犬のQOL(生活の質)向上と、飼い主による適切なケアを実現するための首輪が登場した。名前をWaggitという。似たプロダクトには、1億ドル以上の価格でMarsに買収されたWhistleというものもあった。これと同様にWaggitも運動状況のトラッキング機能も提供する。しかしWaggitは、フィットネス系の情報だけでなく、健康状態についての情報を管理することを主目的としている。

「犬の健康状態をきちんと管理するためのツールはありませんでした」と、WaggitのCEOであるSusan Sierotaは述べる。「これまでのものは、運動記録を残すことのみを目的としていたのです」。

Waggitの首輪は、バイタルの変化や、いつもと違う眠り方(いつも左側を下に寝ていたのに、とつぜん右側を下にするなど)、睡眠のクオリティなども記録するようになっている。こうしたデータを記録することで、犬が感じているかもしれない痛みや負っている怪我、体調不良などを検知しようとしているわけだ。もちろん、体温も測定して記録する。

Waggitの開発にあたっては、獣医、心臓専門医、栄養士などと連携して、機能面の充実をはかってきたと、Sierotaは述べている。今年の6月からベータテストを行なっていて、現在は50匹の犬で動作確認中なのだそうだ。そしてこの度、オーダーの受付を開始したのだが、出荷開始は11月からを予定しているのだとのこと。

Waggitを利用するには、本体価格の249ドルと、通信費用の月額4ドル95セントが必要となる。少々高い気がしないでもないが、これにより犬の健康状況を把握することができるのなら安いのかもしれない。ちなみに、Whistleの方は79ドルとなっている。

現在のところ、重さ20ポンド以上の犬にのみ対応している。これから、小さな犬や猫でも利用できるものを開発していく予定であるとのこと。Waggitはこれまでに150万ドルの資金を調達しており、近いうちにさらなる資金調達を行う予定であるとのことだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

留守中でもネコの出入りを管理できるIoTペットドア

ネコと暮らす人に嬉しいニュースだ。離れているときでもネコたちの行動を把握することができるよう、ペット用のドアもアプリケーションと連動するようになったのだ。

ペットドアの開閉状況をチェックして、ネコがうちの中にいるのか、それとも外出中なのかを把握したり、あるいはペットドアをロックしたり解除するようなこともできる。大荒れの天気の日などに、外出禁止にすることができるわけだ。出入りの様子をビジュアルにまとめる機能もあり、昼夜の行動パターンを把握することもできるようになっている。自宅のドアを管理する権限は、他の人と共有することもできるようになっている。ペットシッターに管理を任せるようなことも、かんたんにできるわけだ。

開発したのは、イギリスのペット関連テックプロダクトを開発しているSureFlapだ。本プロダクトについては以前からアナウンスしていた。このペットドアは、もちろん小型犬でも利用可能だ。まずは自社のウェブサイトを通じての販売となった。希望小売価格£160(2万3000円ほど)で、家庭内ネットワークに接続するためのWi-Fiハブもついている。

SureFlapによれば、アメリカおよびその他6カ国に向けては年内中にも販売を開始する予定であるとのことだ。

ちなみにドアは登録したネコが近づいた場合にのみ開くようになっており、識別はマイクロチップないしRFIDタグを埋め込んだ首輪で行うようになっている。見ず知らずのネコがやってきて、餌をタダ食いされてしまうようなこともないわけだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

ペット(猫、小型犬)の出入りをスマホのアプリでコントロールするペットドアSureFlapはペット版IoTだ

この夏、ペット・テクノロジーの分野についに登場するのが、アプリでコントロールするキャットドアだ。猫がその‘家’や‘部屋’の外へ出たら、警告をくれる。もはや、ペットにもプライバシーはないのである!

イギリスのSureFlapは、これまでもマイクロチップを装備した食餌器とか、正しいチップを埋め込んだ(RFIDカラーをした)ペットだけが通れるペットドアなどを作ってきたが、飼い主たちがリモートコントロールできるペット用品を求めていることに、気づいていた。そこで今回は、同社の、マイクロチップを埋め込んだペットドアをアプリからコントロールできるようにして、今年の夏に発売することにした。

その新製品Microchip Pet Door Connectは、飼い主がスマートフォンのアプリからドアをロックしたり解錠したりできる。また毎日の一定の“外出禁止時間”を、アプリで設定できる(通常は出入り自由)。

ペットがこのドアを出たり入ったりするたびに、飼い主はアプリから通知を受け取る。またその出入りは、ログに記録される。そのパターンの変化で、異状を検出できるかもしれない。

アプリへのアクセスは他人、たとえばペットシッターと共有できる。

SureFlapは、デバイス(ここではドア)とアプリの接続にクラウドIoTプラットホームXivelyを使っている。まさにこれは、IoTだから。こういう形のIoT接続製品を今後もいろいろ出していきたい、と同社は言っている。

このペットドアは、猫と小型犬に使える。お値段はドア本体が119.99ポンド、ハブデバイス(ドアとアプリの通信用)が49.99ポンド、計159.99ポンドだ。

ドアとスマホで(クラウドを介する)ネット通信ができるためには、最低でも1Mbpsのブロードバンド接続が必要だ。上図のドアの隣りにあるハブデバイスの接続には、ルーターに空きのEthernetポートが必要。

このペットドアは電源が4本のC電池で、寿命は通常の使用で半年から1年だ。

ドアとアプリの通信はTLSで暗号化されている。またAWSのELBでロードバランスをしているから、サーバーとの接続不良も少ない。ペットドアとハブとの通信も、暗号化されている。

これまでのSureFlapのペットドアには通信機能がないが、同社は、それらの製品に対してもアップグレードオプションを提供する予定だ、と言っている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))