ソニー、PlayStation NowにPS4ゲーム追加へ―クラウドからパソコンでプレイできるようになる

ソニーはクラウドゲームサービスのPlayStation NowにPlayStation 4ゲームを追加すると発表した。つまりゲーマーはく定額制契約で各種のPS4ゲームをPlayStation 4またはパソコンでプレイできることになる。

現在PS Nowで定額制でプレイできるゲームは450タイトルだが、ソニーは定額制プレイヤーにはPlayStation 3ゲームのみ提供してきた。しかし月額15ドルまたは20ドルの料金でPlayStation 4ゲームも「近くプレイできる」ようになるという。

PS Nowに加入した場合、端末にゲームをインストールする必要はない。プレイヤーはソニーのデータセンターのサーバー上のゲームを起動することになる。プレイ画面が端末にビデオストリーミングされる方式で、ゲーム自体が端末でプレイされているわけではない。

PlayStation 4ゲームがプレイできるということは、ソニーではデータセンターのサーバーをもっと強力なマシンにアップグレードするのだろう。ソニーはどんなPlayStation 4ゲームがPS Nowに投入されるのか明らかにしていない。Uncharted、 inFamous, God of War、Little Big Planetなどのタイトルが含まれるはずだ。

ソニーの戦略はMicrosoftが発表したXbox Game Passサービスとは大きく異る。こちらは月額9.99ドルで多数のXboxゲームをローカルにダウンロードしてプレイできる。制限は一切ない。しかし最終的にファンの動向を決めるのはどのプラットフォームのゲームが面白いかという点にかかってくるだろう。

〔日本版〕PS Nowの日本サイトはこちら。PS Nowが「2017年春からWindows PCに対応する」とされているが、PS4ゲームについては未発表。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SonyのPlayStation TVがこの秋、合衆国とカナダで99ドルで発売

Sonyは同社のE3プレスカンファレンスで今日(米国時間6/9)、ゲーム機Playstation TVを発表した。海外ではPlayStation Vita TVと呼ばれ、この秋合衆国とカナダで発売される。

PlayStation TVは本体のみ(コントローラなし)で99ドル、DualShock Controllerと、ダウンロードしたゲームを保存するメモリカードと、ビデオゲームLego Movieがつくと139ドルだ。

このコンソール(console, ゲーム専用機)は、PlayStation Vita用のゲームの多くと互換性がある。それらは、PlayStationストアでダウンロードできる。

PlayStation TVのオーナーはPlayStation Nowにもアクセスできる。これは、ゲームがクラウドからのストリーミングで提供される、というサービスだ。このサービスからは、PS3用のゲームが約100本、PlayStation Now用の無料ゲームが20本以上、提供される予定だ。

PS4のゲーマーたちも、このPlayStation TV経由でゲームを複数のテレビへストリームできる。

発表の模様を、下のビデオで見られる。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ソニー、ゲームをストリーミングするPlayStation Nowと動画の配信サービスをCESで発表

ソニーが大がかかりにクラウド化している。今日(米国時間1/6)、ソニーは、コンテンツをさまざまなデバイスから横断的に利用できるクラウド・ベースの新しいサービスを2つCESで発表した。PlayStation Nowはゲームをストリーミング配信するネットワークだ。またこれと別にライブとオンデマンドでビデオをストリーミングするサービスも準備されている。

どうやらソニーはクラウド・サービスにプロダクトを集中していく戦略のようだ。

PlayStation Now は、ソニーが2012年に3億8000万ドルで買収したカリフォルニアのゲーム配信サービスのスタートアップ、Gaikaiの新しい名前だ。Sony Computer Entertainmentの社長、グループCEOのAndrew Houseによれば、「このプラットフォームを通じてPS3、PS2の古いゲームをVita、スマートフォン、タブレット、Bravia TVなどに配信する。ユーザーはお気に入りのPS3ゲームを居間の大画面のBraviaでプレイできるようようになる」とのことだ。PlayStation Nowは1月末にベータ版テストが開始され、この夏に正式公開となる。

ソニーが発表したもうひとつのクラウド・サービスは(しばらく前から噂が流れていた) 動画のテレビへのストリーミング配信だ。Houseは「ライブ番組とオンデマンドの双方がサポートされる」と述べただけで詳細はほとんど明らかにされなかった。われわれはソニーにさらに問い合わせを行った。今のところ分かっているのはサービスのスタートがこの夏になるという点だけだ。

ソニーのクラウド化は時代を先取りした動きとはいえないが、それでも重要だ。Houseによればアメリカだけで7000万台のソニー製デバイスが使われているという。そのうち2500万台がPlayStation3で、すでにテレビのストリーミング・サービスとしては最多のデバイスとなっている。コンテンツのプロバイダとしてはNetflixが最大だ。ここで自身が巨大なコンテンツ・ホルダーであるソニーが直接ストリーミング配信に乗り出すのは自然な成り行きだ。Microsoftなど他のゲーム機メーカーに対して競争力を高める効果があるはずだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+