Amazonで第1類医薬品の販売開始、薬剤師が適正利用を確認した上で注文確定

アマゾンジャパンは、Amazon.co.jpの「医薬品・指定医薬部外品」カテゴリーで第1類医薬品の販売を開始した。4月19日現在、「ロキソニン」や「ガスター10」など約70品目の第1類医薬品を取り扱っている。

一般用医薬品のうち、第1類医薬品は副作用などのリスクがあるため、販売の際に薬剤師が医薬品に関する情報提供を義務付けられている。インターネットでの販売には、薬機法の基準を満たした実店舗を持つ薬局・薬店であること、薬剤師が常時配置されていることなどの条件があり、インターネット販売でも適切な情報提供がされるようにルールが定められている(政府広報オンライン:医薬品のネット販売を安心して利用するために)。

Amazon.co.jpの場合、第1類医薬品をカートに入れてレジへ進むと、薬を使用する人の年齢・性別やアレルギー経験などを聞かれる「ご使用者状態チェック」への回答が求められ、続いて表示される「お薬の説明と確認」の内容を確認した上で、薬剤師への質問の有無を選択。その後、通常商品と同じ配送先や支払い方法の選択画面へと進む。注文手続きが完了した後に薬剤師が適正使用の確認を行い、適正でないと判断した場合には注文はキャンセルされる。

アマゾンジャパンでは4月18日に、プライム会員向けの短時間配送サービス「Prime Now」でドラッグストアのココカラファインマツモトキヨシ、百貨店の三越日本橋本店との提携を発表。コスメ・美容用品と惣菜・和洋菓子など約1万点を品ぞろえに追加し、都内の一部エリアに2時間の指定便で配送を開始している。

今回の第1類医薬品の販売開始が、これらドラッグストアとの提携と関係があるのかどうか、また薬機法で定められた実店舗の扱いはどのようにクリアしたのか、TechCrunch Japanではアマゾンジャパンに取材を申し込んでいるが、4月19日12時の段階ではまだコンタクトが取れていない。なお、Prime Nowのドラッグストアカテゴリーでは、現在のところ、医薬品より比較的安全性が高いとされる、整腸剤やうがい薬などの指定医薬部外品のみが販売されている。

Amazon、1時間配達サービスをマンハッタン全域に拡大


Amazonは、1時間配達をマンハッタン全域で提供開始した。

昨年12月、オンライン小売の巨人は、マンハッタンの非常に極られた非常に高級な地域に対して1時間配達を約束した。今日(米国時間2/17)、Amazon広報はMashableに対して、同サービスがマンハッタン全体で利用可能になったことを確認した。

この1時間配達サービスは、Amazon Prime Nowと呼ばれ、午前6時から深夜0時まで2時間配達は無料で、1時間配達は追加料金7.99ドルで利用できる。Prime Nowは、ペーパータオル、シャンプー、書籍、おもちゃ、電池、その他日用品の購入に適用される。

Prime Nowサービスは、Amazon Prime Nowという専用アプリを通じてのみ利用できる。

AmazonがPrime Nowをどのように拡大する計画なのかは明らかでないが、オンデマンド業界がAmazonの翌々日配達サービスを侵略しつつあることは明らかだ。

特にニューヨークでは、WunWunや、PostMate等のサービスが、「なんでもオンデマンド」サービスを手頃な価格で提供している。Amazon Prime Nowのマンハッタン参入によって、巨人も同じリングに登ろうとしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Amazon、ニューヨークにて1時間ないし2時間で商品を配送するPrime Nowをスタート

米Amazonが1時間で商品を配送するPrime Nowを発表した。NYC在住のPrimeメンバーに向けたサービスだ。まずはマンハッタンで開始し、2015年に他地域にも展開していきたい考えだ。ペーパータオル、電池、おもちゃや本など、Amazonが言うところの「エッセンシャル」なプロダクトなプロダクトを対象とする。

短時間配送サービスにはUberなども含めていろいろな業者が次々に参入してきている。Amazonとしても対抗上対応せざるを得なくなったというのが、サービス実施に至ったひとつの理由なのだろう。NYCなどのようなハブ地域では、地元配送業者がAmazonの配送価格を下回る価格での日用品配送に参入してきていたりもする。

Amazonの新サービスはマンハッタンの中でも特定の場所を対象に開始されることとなっている。利用にあたって、iOSおよびAndroid用にPrime Nowという専用のアプリケーションが用意されている。また、アプリケーションをインストールしておけば、自分の地域でPrime Nowが利用可能となった際に通知を受け取ることもできるようになっている。配送する時間帯は午前6時から深夜までで、週7日休みなく運用されるとのこと。1時間配送の価格はアイテム毎に7.99ドルとなっている。ただし、2時間配送は無料で提供されるそうだ(Prime会員であることが条件ではある)。

Amazonは今年の頭にPrimeメンバーの会費を上げたが、それにともなってサービスの充実化も心がけているようだ。たとえばストリーミング音楽にアクセスできたり、写真を無制限で保存できたり、あるいは4Kインスタントビデオのストリーミングも行える。2015年に向けては、サービスのさらなる魅力向上を実現していく心づもりであるようだ。

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(翻訳:Maeda, H