Raspberry Piのカメラモジュールがついに発売開始。25ドルで画像センシング機能を搭載可能

ハードウェア系ハッカーな人たちは既に感知しているだろう。Raspberry Piのカメラモジュールが、ついにRS ComponentsおよびPremier Farnell/Element14といったPiサプライヤーより発売開始となった。温めてきた、Piを利用するカメラ系プロジェクトをついに実行できるようになったわけだ。

カメラモジュールは発売になったばかりだがRSのウェブサイトでは一時的に品切れとなっているようだ(Element 14には在庫があるらしい)。カメラモジュールの価格は17ポンド(約25ドル)となっている。

このカメラモジュールはモデルAおよびモデルBの使用することができる。センサーは500万画素となっている。ミッドレンジのAndroid搭載スマートフォンと同様の画素数になっているわけだ。ちなみにレンズは固定フォーカス。1080p/720p/640x480pのビデオにも対応している。サイズは25 x 20 x 90mm。重さ僅か3gとなっている。

カメラモジュールを利用するには最新のRaspbianファームウェアが必要で、既にPiを持っている人はアップデートが必要になるはずだ。

下にPi Foundationが作成した簡単なセットアップビデオを掲載しておこう。

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(翻訳:Maeda, H)


Raspberry Piよりもやや高度なシングルボードコンピュータでインターネットからビールの温度を管理

Raspberry Piは子どもにコンピュータを教えるのにはグレートだけど、ビールの醸造はできるだろうか? BeagleBone Blackには、まさにそれができる。TI(Texas Instruments)の技術者Trevor Hubbardは、ボード型コンピュータを使って熱交換機をコントロールすることによって、リモートでビールの温度を管理している。

ボードそのものも、なかなかクールだ(TI製)。プロセッサはAM335x 1GHz ARM Cortex-A8、グラフィクスアクセラレータ付き、I/O用に46ピンのヘッダが2つあるので、監視用やロボット用にうってつけだ。お値段は45ドルでPiよりやや高い。

OSはAndroidやUbuntu Linuxが動き、インターネットにはEthernetまたはUSBのWi-Fiドングルで接続できる。ボード全体がオープンソースなので、ユーザ自身がいろいろいじくれる。

BeagleBone Blackを作った会社はやはりTIの技術者Jason KridnerGerald Coleyが創業した。ヘッダは多用途I/Oポートでアナログ、デジタルの両方に対応している。だからRaspberry Piに比べるとやや複雑だが、用途は広いだろう。

下のビデオにはHubbardが、BeagleBoardを使ってインターネットからビールの温度を制御している様子が写っている。うむ、こいつは男の必需品だね。

出典: Ars

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


30台のRaspberry Piがカメルーンの田舎の中学校でコンピュータ教育に使われる

マイクロコンピュータRaspberry Piは発売後の1年で、合計100万台がメーカーたちや、電子工作マニア、親たち、子どもたちの手に渡った。子どもたちをコンピュータ科学に入門させるための教育玩具として作ったものが、こんなに広い層に売れるとは驚きだ。Pi Foundationはとくに、イギリスの子どもたちがこれでプログラミングを初体験することを意図していた。でもPiの力は実際には、最初に考えた使命よりも大きい: カメルーンでは、Piが中等学校のコンピュータ教育で使われているのだ。

Pi Foundationのブログのゲスト記事で、ベルギーのボランティアが書いている。彼らは資金を募り、30台のPiをスーツケースに詰め込んでカメルーンへ行き、コンピュータ教室を作った。ディスプレイとキーボードとマウスは、ベルギー国内で買った。このPiを使ったコンピュータ教室は、まだ電気が来ていない田舎なので、自家発電を使っている。

その学校、Saint Marcellin Comprehensive Collegeは、カメルーンの北西部のNkambeに近いBinshua村にある。今現在は、Piを使ってオフィスソフトの使い方を教えているが、ねらいは子どもたちにプログラミングを教えることにある:

OSは12月時点のRaspbian〔Raspberry Pi用のDebian Linux〕で、その上にLibreOfficeとCUPSをインストールしている。今は子どもたちにOfficeの使い方の基本を教えているだけだが、先生にはすでにScratchによるプログラミングを教えたし、良い本もあげた。だから次からは、学校のカリキュラムにScratch入門が入って欲しいと思う。

このコンピュータ教室にはまだインターネット接続がないが、この状況もベルギー人たちが変えようとしている:

コンピュータはすべてネットワークに接続している。ネットワークの中心はルータで、それはWANのモデムに接続されるのを待っている。近い将来にはインターネットへの接続を提供したいが、そうなるとこの田舎に小さな革命がもたらされるだろう。インターネット接続のない今でも、この未開発地域に相当高度なコンピュータ教室を作った、とわれわれは自負している。この地方の子どもたちに、より良き未来を切り開く力と機会を与えた。それこそが、われわれの動機だったのだ。

この、小さくて安くて低能力なマイクロコンピュータは、開発途上国の人たちに初めてのコンピューティング体験を与えることができる。Piのハードウェアは多くの場合、携帯電話よりも安い。スマートフォンよりも、もちろん安い。スマートフォンはこれまで、“次の数十億人”に最初のコンピューティング体験を与える、と持て囃されてきた。またPiは、そのほかのLinuxベースのローコストコンピューティングプロジェクト(たとえばOLPCXO laptop)よりも相当安い。もちろん、周辺機器の価格も考慮に入れる必要はあるが。

下のビデオでは、教師が生徒たちにPiを紹介している。彼女はMicrosoftのWindows OSの名も挙げているが、その言及は同社の人たちを喜ばせないだろう: “この小さなボックスはWindowsオペレーティングシステムでは動きません。別のタイプのオペレーティングシステムで動きます。それはLinuxといって、とっても人気があり、しかも無料です”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


走行中のスピードを投影してくれるRaspberry Piを活用した自転車ヘッドライト

ブルックリンのMatt RichardsonがRaspberry Piを使って自転車のヘッドライトを作ってみたそうだ。走行中に現在のスピードを路面に表示してくれるというものだ。現在のところワーキングプロトタイプとなっている。Richardsonは、本プロダクトを「Raspberry Pi Dynamic Headlight」と命名したそうだ。商品化されていても不思議ではないDIYプロダクトなのではないだろうか。少なくとも、同じような製品が売られていればぜひ買ってみたいものだと思う。

プロダクトの構成物であるプロジェクターはハンドルバーに取り付けて、Raspberry PiとはHDMIケーブルで接続している。両者の電源はUSBバッテリーパックから供給している。Raspberry Piおよびバッテリーパックは3角形の板の上に配置して、それを自転車に取り付けるようになっている。これは相当に邪魔になりそうだが、もちろん発案者のRichardsonも同様に感じている。将来的にはこれらのコンポーネントをひとつにまとめて、ハンドルバーに取り付けられるような大きさにしたいとのことだ。

現在のところ、このDynamic Headlightは速度を表示するだけの機能しかない。しかしRichardsonは、GPSを搭載したりあるいは何らかのアニメーション機能やビジュアル的な要素も取り入れて行きたいと述べている。これまでのまとめはMAKEに公開する予定で、同様のものを作ってみようとする人に作り方を示したいとも考えているそうだ。

投資を受け入れるようなことになれば大人気になるかもしれない。投資してみようかと考えている人は、急いだ方が良さそうだ。

(本稿執筆者はMichael Seo)

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(翻訳:Maeda, H)


ビデオカメラ付きのRaspberry Piは4月発売, カメラの性能を極限まで引き出すテスターを募集中

raspberry pi camera

超小型のコンピュータRaspberry Piが今後は、視覚を持つ。それは先月本誌もご紹介したビデオカメラ素子だ。この、デベロッパがビデオアプリケーションも作れる新型のRaspberry Piは、Pi FoundationのLiz Uptonによると4月発売だそうだ。

“カメラを載せた基板はすでに生産に入っている。4月中には発売できるだろう”、彼女はFoundationのブログにそう書いている。

そしてGoogle Glassのやり方に倣ってPi Foundationは、Piのカメラ機能を最高におもしろく活用できる、と名乗り出たテスターたち10名に、カメラ基板を無料で進呈する。それはGoogle Glassのように1500ドルという高値ではないし、とにかく無料進呈である。

カメラ基板をもらえるのは、“Raspberry Piのカメラボードの、すばらしくて、想像力に富んでいて、コンピュータの使い方としておもしろい使い方”を考えた人だ。Uptonによると、テストなのに難しいオマケが付いている、というもの。

彼女はこう書いている:

カメラを無料で進呈するのは、ちょっと難しいテストをやっていただきたいからだ。このカメラ基板をさし上げた方には、計算機が行う処理としては難しくて、想像力豊かな仕事を、やらせてみていただきたいからだ。つまり、Piのカメラを酷使して、とんでもないことをやらせ、そのパフォーマンスの限界を知るためのテストだ。そんなテストの結果、必要なら最終製品において新たな調整を盛り込む。想像力豊かな、とは、たとえば顔認識をやらせてみる、カメラ付きPiを2基使って立体画像(3D画像)を作る、視界におかしなものが入ってきたら、何かをする、といったこと。単に美しい画像や映像を撮影しただけでは、このたびのテストとしては不十分だ。Dave Akermanには、彼が撮っている物のクールさに免じて、一台進呈することにしたい。彼の、宇宙のPiなんか、ほんとにすてきな写真だ。

この、Piの視覚テストに参加してみたい方はiwantacamera@raspberrypi.orgにメールをする。自分はそれで何をやりたいか、を書くこと。これまで経験したプロジェクトの説明や、それのGitHub上のコードなども、履歴情報として良い。もらえるのはカメラが載ってる小さな基板だけだから、テストに参加する人は自分のPiをすでに持っていなければならない。

テストへの参加者は世界中の誰でもよい。郵便物の宛先も、明記すること…なにしろ今回はコードではなく、「物」をテストするのだから。なお、申し込みの締め切りは3月12日までだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Raspberry Piくん, お誕生日おめでとう–両親のUpton夫妻にインタビュー

Raspberry Piプロジェクトが今日(米国時間3/1)で1歳になる。誕生日は2012年の2月29日だから、誕生日パーティーは2016年までおあずけだそうだ。今回は、Piの両親、Eben Upton(父)とLiz Upton(母)にインタビューできた。また、Piを応援しているAdafruit IndustriesのLimor Fried(愛称Lady Ada)にも話を聞けた。

Piの最新モデルModel Bは今日たまたまその100万個目が売れ、そしてUpton夫妻はすでに、この愛らしいミニコンピュータ*の次のバージョンに取り組んでいる。その人気は、イギリスでも合衆国でも驚異的だ。インタビューの話題は、教育への浸透、Piの将来像、Lady Adaがなぜか持っている超レアなModel Aの不思議、などなど。Model Aは、アメリカにはそれ一台しかないはずなのだ。〔*: ミニコンピュータ、ミニコンと言えば、昔は全然違う物だったが…。〕

“Raspberry Piが稀少品だったころは、たった1枚のスプレッドシートに、世界中のその所在を記入できたね”、とEbenは語る。“今では100万台を超えているから、とてもそんなことはできない”。

Piは、コンピュータとコンピューティングの最良の部分を表現している。裸のハードウェアをいじったことのない人は、最初はびびるかもしれないが、使い始めると無限の楽しさが広がる。全世界の子どもたちに持たせたい、というUptonの夢が実現したら、世界中の次世代の子どもたちが完璧なコンピュータ知識を持って学校を卒業し、未来に挑戦していくだろう。

〔余計な訳注: 関係ないけど、本誌TechCrunchのAlex Williamによる、Google Compute EngineエヴァンジェリストJulia Ferraioliへのインタビュービデオ。〕

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Raspberry Piにビデオカメラカードが登場

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Raspberry-piのファウンダEben Uptonの奥さんでブロガーでもあるLiz Uptonが、同社のWebサイト上で、Raspberry Pi用のビデオカメラ素子を紹介している。一枚レンズのユニットで、重さは“ほぼゼロ”、年内に25ドルで発売される。

このカメラはPiに直接接続でき、Piをビデオ方面のアプリケーションにも利用できるようになる。カメラ本体はOV5647で、固定焦点、センサーの解像度は5メガピクセルだ。HDビデオも撮れる。写真でお分かりのように、ユニットには、Piに接続するためのリボンも付いている。

仕様の詳細等はここにある。小さなプリント基板に小さなカメラが乗ってるだけの品物だが、今Raspberry Piは大人気だから、発売後数秒で売り切れると予想される。Raspberry Pis今や、電子工作界のBeanie Babiesだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Raspberry Piの25ドル版(モデルA)が、欧州でついに販売開始。その他地域での販売も「間もなく」

raspberry-pi-logo安くて手軽なRaspberry Piが、さらにお手軽になった。話題に登っていた25ドルのRaspberry PiモデルAが、ヨーロッパにてようやく販売開始となったのだ。より多くの子供たちにプログラミングに親しんでもらおうというミッションでRaspberry Piを開発したRaspberry Pi Foundationによると、このモデルAはまずヨーロッパでの発売を開始するとのこと。他の地域でも可及的速やかに販売を開始するそうだ。ディストリビューターであるRS ComponentsとPremier Farnell/element14は双方ともに新しいモデルの販売を行っていく。

モデルAは、今日までに100万台以上を売り上げた35ドルのモデルBよりも10ドル安い価格設定となっている(ちなみに15,000台はGoogleが買い上げ、イギリスの学童たちに寄贈された。低価格版となるモデルAでは、Ethernetポートが省かれ、USBポートはひとつとなり、そしてメモリも256MBとなっている(モデルBは512MB)。パーツを省いたことにより、モデルAの消費電力はモデルBの3分の2程度になっているようだ。バッテリー駆動や太陽電池による動作も視野に入ってくるだろう。ちなみにモデルB同様にXBMCを動作させることは可能で、この25ドルマシンをメディアセンターとして利用することもできる。

ヨーロッパ以外(アメリカを含む)の人も、RS ComponentsにてモデルAを購入することはできる。但し、コンプライアンス書類の手続きが必要で、発送に少々時間がかかってしまうとのこと。またFarnellの方は、現在進行中の書類手続きが完了すれば、ローカルサイトにモデルAがラインアップされることになっているとのことだ。

「ついに25ドルという低価格モデルを提供できるようになりました。Raspberry Piを開発した際の最初の価格目標が25ドルでした。利用者の皆さんが、いったいどのように使っていくのか、今から楽しみでなりません」とFoundationは言っている。

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(翻訳:Maeda, H)

Googleの助成金によりイギリスの1万5000名の学童にRaspberry Piとプログラミング教材を無償配布

【抄訳】
googlechesterton

Googleのチャリティ部門Google Givingが、イギリスのRaspberry Pi Foundationへの助成金により、15000名のイギリスの学童のプログラミング学習用に、超ミニコンピュータRaspberry Piを寄贈する。

助成金の額は公表されないが、子どもたちに寄贈されるModel BのPiは35ドルで売られているから、単純にかけ算をすると525000ドルになる。またハードウェアのほかに教材やサポートやそのほかのリソースも含まれるから、総額は50万ドルを超えよう。アップデート: 本誌TechCrunchが得た情報によると、助成金の総額は100万ドルで、子どもたちがPiを無料でもらえるだけでなく、フルに使いこなせるようになるためのサポートや教材がすべて含まれる。

Raspberry Pi Foundationの今日(米国時間1/29)のブログ記事によると、Googleの会長Eric SchmidtとRaspberry PiのファウンダEben Uptonが今朝CambridgeshireのChesterton Community Collegeを訪れ、子どもたちに、プログラミングの概論と、この35ドルの超ミニミニコンピュータの構成等の詳細をレクチャーした。

Googleによると、寄贈の初回ぶんは12歳の学童のクラスに贈られた。

Foundationによると、Googleとの協働は今後も続き、イギリスの6つの教育関係サイトとも提携して、“Raspberry Piを個人的に所有することが大きな利益になるような子どもたち”を見つけていく。6つのパートナーは、CoderDojo()、Code ClubComputing at SchoolsGenerating GeniusTeach First、そしてOCR…Piは彼らの手から、コンピュータに関心を示す子どもたちに渡される。

またこれら6つのサイトは、子どもたちへのPiプログラミング教育やサポートも行う。たとえばOCRは、Raspberry Piと関連教材のパックを15000セットを、無料で提供する。

Eben UptonがRaspberry Piを作ったそもそもの動機が、子どもたちのためのプログラミング自学自習玩具だったから、今回は思いがけぬお金持ち企業が、彼の本来の願いの実現を、助けてくれることになる。また、これまでの学校でのコンピュータ〜情報通信教育の不毛に気づきつつあるイギリス政府にも、今後の新しい良い方向に向かうきっかけになるだろう。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))