Kickstarter出身の完全自動ギター・チューナー、Roadieはスーパー・クール

ギターというのは完璧にチューンされて初めてすばらしい音になる。ギター初心者の私は、めったに完璧なチューニングができない。そんなわけで私の弾くボブ・マーリーのNo Woman No Cryはいつも情けない音だった。しかし私は99ドルでRoadieチューナー を手に入れた。これはすばらしい!

去年、RoadieがTechCrunch Disruptで人気を集めたときに紹介した。その後Kickstarterで資金を集め、無事市販化にこぎ着けた。

Roadieは一見すると普通の電子ギターチューナーだが、端に奇妙なノブが出っ張っている。専用アプリを起動してBluetoothでチューナーと接続する。 ノブをギターのペグに噛ませて弦を弾くとチューナーがペグが巻き、自動的に正しい音程に調整する。チューニングは標準的なもの以外にアプリから自由に設定できる。耳で完全なチューニングができないプレイヤーにとっては福音だ。エレキギターの場合はスマートフォン側に接続する。

これまでもこの種の自動チューナーがなかったわけではないが、どれも満足のいく製品ではなかった。Roadieは作りもしっかりしているし、音程もきわめて正確だ。私はこれまでずっとオーディオ・ベースのチューナーを使ってきたが、Roadieで初めて私のギターは完璧にチューンされた音になった。と、告白するのはお恥ずかしい次第だが、事実だ。

上にデモ・ビデオを貼っておいた。Roadieは出荷を開始している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


勝手にペグも回してくれるギター・チューニングマシンがDisruptに登場

Roadieは小さいながら非常に便利なツールだ。ギターのペグをかませて、そしてスマートフォン・アプリケーションに繋ぐ。すると各弦のチューニングを自動で行ってくれるのだ。現在行われているDisrupt NY Battlefieldにて「audience choice」(観客による人気投票)を獲得した。正確にチューニングすることができそして速い。ギターのチューニングを経験したことのある人なら、誰もがきっと欲しくなるのではないかと思う。

「私たちの会社はBand Industries」と言います。音楽関連テックプロダクトに注力しています。音楽に関わるエクスペリエンスをより豊かなものとしたいと考えているのです」と、共同ファウンダー兼CEOのHassane Slaibiは述べている。

最初に作ったデバイスが、このRoadieだ。価格は79ドルで、サイトからプレオーダーできるようになっている。発想は7月を予定しているとのこと。2014年1月にはKickstarterキャンペーンにて、みごと18万ドルほどの資金を調達している。

「レバノンのベイルートにはじまり、2年間にわたり開発に勤しんできました」とSlaibiは言う。その後、中国深セン市のスタートアップアクセラレーター・プログラムのHaxlr8rに参加した。

Roadieは、あらゆるギターに対応しているのが強みのひとつだ。エレキギターでもアコースティックギターでも、あるいはギター風のヘッドがあるものならRoadieを利用することができる(訳注:あらゆるとは言っても、さすがにヘッドレスは無理)。

技術面の説明もしておこう。RoadieはBluetooth経由でスマートフォンに接続する。スマートフォンこそが全体の中で中心的な役割を果たす。弦をはじくとスマートフォンがその音程を認識し、現在の状態をRoadieに伝える。そしてRoadieがチューニングを行うという仕組みになっているのだ。

4人のメンバーが属するBand Industriesは、Kicksatrterキャンペーンに加えてHaxlr8rより2万5000ドルの資金を調達している。今回、Disruptのステージに登場したことにより、今後はさらに多くの人から注目を集めることになるだろう。

訳注:原文サイトではDisrupt運営者側とのQAも掲載されています。

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(翻訳:Maeda, H


iPhoneでギターを正確にチューニングする自動調弦器Roadie

ご存知のように、ローディーの仕事は、ステージのセットアップ、その取り壊し、飲み物の用意、そしてギターのチューニングだ。でもこれからは、ローディーの仕事が一つだけ楽になり、何かほかのことができる。こちらのローディー(Roadie)は、弦を張って使う楽器のための自動チューニングマシンで、iPhoneがギターの音を聞き、そしてモーターがマシンヘッドを回して正しい位置に調弦する。これで、たくさんのローディーが失業するだろう。

Band IndustriesのBassam JalghaとHassane Slaibiが作ったRoadieは、深圳のインキュベータHaxlr8rで生まれ、今では製品としてほぼ完成している。マシンヘッドとモーターのホルダーのサイズがほぼ合えば、ギターに限らずどんな弦楽器でも調弦でき、代替チューニングもできる。単純に、弦を外したり巻いたりにも使える。速いから、演奏中でもたぶんOKだ。今ならKickstarterで69ドルで買える。

ギター(など)用のチューナーは前からいろいろあるが、コンピュータが音をチェックして、いろんな構成(~音階)をセットアップできるのは、たぶんこれが初めてだ。Instrument Doctorという機能を使うと、弦やギター本体の不良や劣化を指摘してくれる。充電はMicroUSBで行い、一回の充電で6000回調弦できる。Bluetoothでスマホと通信し、アプリはiOS用とAndroid用が用意されている。

発売は6月を予定している。夏のロックシーズンに間に合うように。ぼくは自分の耳でチューニングするから、つねに不正確だ。ぜひ、こいつを使いたい。ぼくのへたくそなギターも、かなりましな音になるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))