このスイス製ドンキーコング ウォッチは1万6500ドル也

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ロマン・ジェロームという時計会牡を知っている人なら、ここが何にでも迎合する会社だとおわかりだろう。このブランドは、かつて月の石やタイタニック号の残骸から奇妙な時計を作ったことで知られているほか、昔懐しいビデオゲームウォッチのシリーズもあり、価格は異常に高いが魅力的でもある。最新作はドンキーコング・ウォッチで、サルと水道工のマリオが栄えあるピクセル画像姿であしらわれている。

時計は手作りでロマン・ジェロームのカスタム版ムーブメントを塔載している。ケースは46 mmで3D文字盤には小さなフィギュアたちの並ぶ面が、見やすいように黒い背景の上に置かれている。

この製品は今週スイスで行われるSIHHショウで披露される。RJはこれまでにも、マリオブラザーズ、ポケモン、スペース・インベーダーウォッチ等を作っており、多くのお金と多くの厭世観を持つ一部のゲームおたく向けに販売してきた。

捕われの身のポリーンを救うにはいくらかかるのか? 1万6500ドルだ。だから友よ、時計ショップに行く前に株を現金化しておくことだ。

【日本語版注:2017年1月18日から31日まで、名古屋栄三越でロマン・ジェローム フェアが開催される。ドンキーコング・ウォッチが出展されるかどうかは不明】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ロマン・ジェローム、デジタルみたいな機械式腕時計Subcraftを発表

時には機械っぽいものを持つのも良いものだ。Romain JeromeのSubcraftは、この会社の最新「ノベルティー」― 量産のために作られていない時計 ― で、時間は側面の表示位置に、分は上面の文字盤に表示される。この2万4000ドル ― Apple Watch Edition 2個分 ― のウォッチは限定99個販売されている。

Romain JeromeのCEO Manuel EmchとデザイナーのAlain Silbersten、そして時計職人Jean-Marc Wiederrechtの協力によって作られたこの時計は、軽量のチタン製ケースの中に手作業で作られた機械式ムーブメントが収められている。そしてこのタイムピースには、側面ムーブメント、線型時間表示、ジャンピングアワー、レトログレード分針等、世の腕時計オタクたちがコンプリケーションと呼ぶ様々な機能を備えている。前面表示は1時間毎に数字が横へ1つずつ「ジャンプ」して行き、正午と深夜零時には先頭に戻ってくる。この「時針」には小さな蛍光管がついているので夜には光って見える。

この手の「ジャンピングアワー」と呼ばれる表示方式は特段新しいわけではなく、1970年台に「デジタル」あるいは「TVスタイル」と呼ばれていた頃から存在している。しかし、あの悪名高いTitanicウォッチを作ったRomain Jeromeが、このデザインを採用したことはなかなか興味深い。この会社はシンプルな三針式 ― 時針、分針、秒針 ― 腕時計でよく知られており、一度にこんなに多くの新奇なこと試すのは実に大胆だ。

とは言え、今年Apple Watchオーナーの仲間入りを考えている人には、少々お高いかもしれない。来年は、Jony Iveか機械式を作り始めるかも?

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook