HTTPSに適応していないコンテンツを掲載しているサイトは、将来的には、ランキングにおける恩恵にあずかれなくなるかもしれない。

少々長い記事タイトルになってしまいましたが、先日行われたGoogleハングアウトからの話題です。HTTPSに対応していない画像を掲載している場合などは、今後HTTPSに対応しているサイトとしてみなされなくなる可能性があるとのことです。今まではどのような状態でもHTTPSにさえなっていればよいという状況でしたが、段階的に対応が変わることは明らかだったと思います。公式に決定した内容ではないですが、今後起こりうる可能性は十分にあると言えるのではないでしょうか?– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語になっています。

Googleのジョン・ミュラー氏が今朝行われたハングアウト内で言及している。18:30頃での発言だが、Googleは、HTTPSコンテンツのミスマッチエラーを起こしているサイトへは、HTTPS対応によるランキングへの恩恵を与えなくなるだろうと説明した。

コンテンツのミスマッチエラーとは、HTTPSに対応しているWebページ内に、セキュア化されてない要素(コンテンツ)がある場合を指すエラーだ。例えば、HTTPS化されていない画像、ソーシャルメディアのプラグイン、その他の場合などが該当する。このエラーは、WebサイトをHTTPS化にする際、非常に良く起こる問題でもある。

どのような場合でも、たとえ、ミスマッチエラーを起こしているサイトでも、ランキング上昇の恩恵を受けていると、過去の記事で我々は報じていた。しかし、将来的にはこの状況に変化が起こる可能性があると、ジョン氏は発言している。

下記に、ジョン氏の発言を引用する。

どこかのタイミングで、我々はWebマスターに、Googleが検索結果で表示させるために本当にクリーンなHTTPSを提供しなければならない、と伝えることになると思う。詳細は分からない。完璧でないHTTPSサイトに対して何らかのペナルティを与えるとも思わない。ただ、我々はこうしたサイトをHTTPSに対応しているサイトとはみなさないだろうし、結果として、ランキングにおける小さな恩恵も与えることはないだろう。

あなたがジョン氏の発言をどのように捉えたとしても、彼が100%の自信を持っているとは思わないだろう。しかし、ジョン氏は、Googleがそのように考えていない、とも言ってはいない。

下記に該当の動画を掲載しておく。

あなたのサイトをHTTPS対応にする際は、コンテンツのミスマッチエラーを起こさないように注意すべきだ。ペナルティを受けることはないかもしれないが、ランキングにおける恩恵(非常に小規模ではあるが)を与えられなくなってしまうだろう。

この件に関するGoogle+ページはこちら。

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: HTTPS Content Mismatch Errors May Not Get Ranking Boost In Future」を翻訳した内容です。

そもそもランキングファクターに採用したところから考えても、GoogleはWebのセキュア化に強い関心を持っていることは容易にうかがえます。今後は、ランキング要素としての色を強めていくかどうかはわかりませんが、HTTPSに対応するサイトの数は増え続けるかもしれません。そうした状況になれば、非対応のサイトが相対的に目立ってしまうことになりますが、SEO目的のみではなく、ユーザー視点でも導入を検討するのがベストではないでしょうか。

続きを読む HTTPSに適応していないコンテンツを掲載しているサイトは、将来的には、ランキングにおける恩恵にあずかれなくなるかもしれない。

コンテンツマーケティングのはじめの一歩。

今回のSEO Japanは既におなじみ(!?)のエリック・エンジ氏の記事ですが、コンテンツマーケティングについての彼の見解をまとめた内容となっています。コンテンツマーケティングについては、手法やコンセプトなど、さまざまな見解があるとは思いますが、”ユーザーの手助けとなるアンサーコンテンツの作成”というコンセプトには同意です。記事中にあるゲスト投稿については、米国との違いもあり、日本ではむしろハードルが高いかもしれませんが、機会が与えられれば非常に効果的な手法とも思います。これからコンテンツマーケティングに取り組む方も、既に取り組んでいる方も、今一度自身の見解を確認する参考となればと思います。– SEO Japan

コンテンツマーケティングに馴染みが薄く、どこから始めれば良いかわからないという方も多いのではないだろうか?当ブログのコラムニストである、エリック・エンジ氏がそうしたSEO担当者(に限ったことではないが)のために、デジタルマーケティングにおける重要な戦略-コンテンツマーケティング-についてアウトラインをまとめてくれた。

Getting Started in Content Marketing

SEO戦略を成功に導くためには、リンクを獲得する取り組みに加え、宣伝の要素、つまり、ビジネスの評判や認知度を高める取り組みが求められてる。しかし、いまだに多くのビジネスがコンテンツマーケティングを真剣に実施してはいない。そこで今回の記事で、コンテンツマーケティングを始める上で必要な要素をまとめてみることにした。

大企業であっても、個人や数名で運営を行うスモールビジネスであっても、大規模なキャンペーンを立ち上げるのは容易ではない。大企業の場合は、マーケティングの予算を豊富に持っているものの、この予算の割り振りは厳格に定められており、予算がまったく残っていないという可能性もある。そのため、短期間で、大規模なコンテンツマーケティングの取り組みを行うために、多額の資金を引き出すことはほぼ不可能といえるだろう。

一方、スモールビジネスの場合、コンテンツマーケティングを実施するという決断が下されれば、大企業と比べ、その優先度を高めることは容易な作業であろう。しかし、コンテンツマーケティングに対して十分な予算を与えてもらえるわけではない。

いずれのケースにおいても、大半の会社は、スロースタートを切らざるを得ない。この点を踏まえながら、SEOに大きなインパクトを与えるコンテンツマーケティングキャンペーンを始める上で、最初に優先するべき幾つかのポイントを見ていくとしよう。

4つの優先事項

SEOのニーズを満たすコンテンツマーケティングを実施しようとするあまり、リンクの獲得を目的にしてしまうこともあるが、これは大きな過ちとなる可能性がある。この方針は、Googleのジョン・ミューラー氏が、リンク構築において指摘していた行為 (氏は「基本的に、私なら回避する。」と述べている)と言えよう。

公正を期すために言っておくが、ジョン・ミューラー氏の発言は、リンクを求める行為に対するものだ。このリンクの獲得を最優先にするアプローチには背を向け、代わりに、コンテンツマーケティングが正しい方向に向かうように、幾つかの主要な優先事項に力を入れてもらいたい。以下に4つの優先事項を挙げていく。

  1. 評判を築く
    人々があなたのブランドを思い浮かべる際、あなたは彼らに良いことをイメージしてもらいたいはずだ。コンテンツマーケティングをあなたの代理人として、ブランドについての評判を高める手段として活用しよう。
  2. 露出を高める
    コンテンツマーケティングは、いろいろな形であなたのブランドの露出度を高めてくれる。基本的なコンセプトを、(ソーシャルメディア等の手段を介して)シェアしたくなるようなコンテンツの作成に設定しよう。その結果、新たなオーディエンスにあなたのブランドを知ってもらえるようになる。
  3. オーディエンスを構築する
    詳細は下記で説明するが、自分のサイト以外のプラットフォーム(例えば、他人のウェブサイトやソーシャルメディアサイト)でコンテンツを配信し、評判と露出度を上げる方法はいろいろある。しかしこうした方法は、結局、他人のスペースを借りているだけである。配信する場所にかかわらず、あなたのコンテンツを探してくれるファンを作る必要がある。オーディエンスの育成は非常に重要な要素だ。既存のオーディエンスがあなたの助けとなる度に、また新たなオーディエンスへあなたはアプローチできるようになる。コンテンツを投稿し、シェアする度に次のような波及効果が起きるのだ。

Audience Exposure Ripple Effect

  1. 近づきやすい存在になる
    評判、露出、オーディエンスはすべて重要だが、近づきやすい存在と感じてもらう必要もある。大勢の熱狂的なファンを獲得したとしても、ファンがあなたとの交流に疑問を抱いてしまえば、ファンを獲得したビジネス面でのメリットに制限をかけてしまう。そこで、他の人達 — インフルエンサー、および、インフルエンサー以外の人達 — と交流し、オーディエンス全体があなたを身近な存在であると理解してもらうよう、努力すべきだ。

上記の4つのポイントを適切に理解することが求められる。長い目で見れば、このアプローチこそが、最高の質のリンクをもたらし、リスクを最も軽減することができる方法なのだ。これは、人生において時に起きる奇妙な現象と通じるものがある — 欲しいものを直接求める行為を控えれば控えるほど(この場合、価値の高いリンク)、それらを得られるようになる。

You First 4 Priorities in Content Marketing

最初に取り組むべきことは、ゲスト投稿。

先程も申し上げた通り、新しいコンテンツマーケティングキャンペーンは、突然、何もないところから、優秀な人材のチームと共にスタートを切ることができるわけではない。あなたには限られた人材と予算しか与えられないが、そうした状況の中、メリット(そして、実施するスキル)を証明しなければならない。

シンプルなゲスト投稿から始めると良い。私の場合、月に1度、1つ、または、2つのコラムを投稿する機会を得ている。投稿しているサイトは自分のマーケットと一致しているサイト(また、ターゲットオーディエンスにリーチできるサイト)である。ここでのゲスト投稿の内容は、コラムであることを強調しておこう。

ターゲットのオーディエンスにリーチしているサイトでコラムを書くという取り組みは、上記4つの優先事項に取り掛かる上で非常に有効である。他の人達が抱える問題の解決に役立つコンテンツを配信することで、あなたの評判を確立しよう。その結果、あなたの露出度も高まるはずだ。他社のWebサイト、すなわち、彼らのオーディエンスに対して、あなたが何かを伝える機会を与えられたのだから。

さらに、このコンテンツは、自分のオーディエンスの獲得にも貢献してくれる。なぜなら、あなたのコラムを読んだオーディエンスの一部は、あなたのコンテンツをもっと見たいと望むようになるためだ。これは、あなた自身のオーディエンス獲得するための第一歩だと言える。下記の画像で、適切な場所でのゲスト投稿がオーディエンスの増加に導く仕組みを説明している。

Guest Posts Expose You to New Audiences

上記画像のサマリー部分の和訳
コラムを投稿したサードパーティのサイトからリンクとビュー数が、コラム投稿者のサイトへと流れる。

最後に、あなたのコラム対するコメントや質問には必ず返信するようにしよう。そうすることで、あなたはオーディエンスにとって、より近づきやすい存在となる。

注記: SEOを意識したゲスト投稿に対してマット・カッツ氏が警告を行ったことは私も理解している。しかし、上記の4つの優先事項は、マット・カッツ氏が指摘した内容とは異なる。あくまでも力を入れるのは、評判、認知度、オーディエンス、そして、近づきやすさである。

ソーシャルメディアでの認知度を高める取り組みもOK!

ソーシャルメディアを活かした取り組みも、コンテンツマーケティングを始める場所としては最適だ。ゲスト投稿と同じように、ソーシャルメディアでの取り組みも、ビジネスにすぐに利益をもたらすわけではないが、4つの優先事項に取り掛かる際にプラスの効果を与える。

コラムの投稿と同様、単純に時代遅れのマーケティング用メッセージを伝える配信メディアとして利用するのではなく、誰かの助けとなるコンテンツを配信することに注力しよう。そうすることで、あなたの評判、露出、そして、オーディエンスを一度に高める効果が見込めるのだ。

Social Media Exposes You to New Audiences

ソーシャルメディアでも、あなたへのコメントに返信し、オーディエンスと交流することを忘れずに。そうすることで、近づきやすい存在であることを証明することができる。

ゲスト投稿とソーシャルメディア以外にすべきこと

ゲスト投稿とソーシャルメディアは、他者のオーディエンスにあなたの存在を知ってもらえるため、コンテンツマーケティングに着手する上で最初に取り掛かるタスクとして、非常に適している。言い換えれば、あなたの潜在顧客や見込み客がすでに存在する場所を訪れることである。そうした見込み客にあなたがコンテンツを提供し、彼らが抱える問題を解決する手助けをすることで、あなた自身のオーディエンスを獲得するきっかけとなる。

しかし、彼らはあくまでも他者のオーディエンスである。Facebookが良い例だが、利益を発生させることが最優先事項になれば、自身の広告用のプラットフォームに多くのトラフィックを発生させることに注力し始め、(Facebookから見た)第三者の投稿の露出を低めてしまうだろう。他のソーシャルメディアも同様のことを行うかもしれない。また、ゲスト投稿も、将来的には同じ道をたどる可能性がある。

こうした理由から、あなたは別の種類のコンテンツマーケティングキャンペーンにも取り組み、自分のサイトで直接オーディエンスを構築する試みを始めるべきである。つまり、他者のオーディエンスから、自分自身のオーディエンスへ、獲得する対象を転換することが重要なのだ。

今回の投稿は基本的な概念の説明となっているため、自身のオーディエンスを獲得するためのアプローチを詳しく説明することは控えたいと思う。しかし、ゲストコラムとソーシャルメディアにおける取り組みをしっかりと行えば、あなたは強力な基盤を獲得することとなり、それはあなたのコンテンツマーケティングを次のレベルへ押し上げる原動力となるだろう。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではありません。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Your First Steps In Content Marketing」を翻訳した内容です。

SEOの視点のみで考えると、コンテンツマーケティングをリンク獲得のための一手法として単純に考えてしまうかもしれませんが、それだけで成功するほど甘いモノではないかもしれません。業界や会社の規模などにより、どれが正解かと判断するのは難しいかと思いますが、長期的に取り組むことでユーザーへの貢献度を高めていければいいですね。

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GoogleがTwitterのつぶやきをデスクトップの検索結果に含めることを公式に発表。ただし、英語クエリのみ。

先日、GoogleがTwitterのつぶやきをデスクトップ検索でも表示させる実験を行っているという記事を紹介しましたが、いよいよオフィシャルに導入が発表されたようです。上記の記事では、イギリスでの検索結果のみの実験という内容ですが、今回の導入は全世界を対象とした英語クエリのみとなっているようです。私も、言語設定を英語に設定し、”danny sullivan”で検索したところ、しっかりと表示されていることを確認しました。他言語への対応が気になるところですが、まずは英語からのスタートとなるようです。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

GoogleはTwitterのつぶやきをデスクトップの検索結果に含める実験を行っていたが、全ての英語クエリに対し、グローバルに適応することを決定した。

GoogleがブログTwitterで報告した内容によると、Twitterのコンテンツ、つまりは、つぶやきをデスクトップの検索結果に含めるようになったようだ。

今月の初め、我々はGoogleがデスクトップの検索結果にTwitterのコンテンツを表示するテストを行っていることを報じた。5月には、Googleはモバイルの検索結果につぶやきの表示を含めるようになっていたが、今回、デスクトップでの英語クエリに対しても表示するようになった。

Googleは我々に、全世界を対象とする英語圏のユーザーに対し表示するようにしたと連絡をくれている。モバイルの検索結果と同様、Googleは自然検索結果のメインコラム内のカルーセル(横にスクロールが可能)に、つぶやきを表示している。つぶやきは、Googleがクエリとの関連性があると判断した場合のみ、表示されるようになっている。ユーザーは検索結果に表示されるつぶやきの表示を確認する、もしくはクリックする場合に、Twitterのアカウントを保持している必要はない。

Googleはつぶやきが表示される際の関連性やランキングについては、今後進化と改良を繰り返し、徐々に成熟していくと述べている。現在のところ、自然検索結果の中に広告の要素を含むつぶやきは表示されていない。

私も個人的に試してみたところ、デスクトップの検索結果につぶやきが表示されていることを確認している。下記に、人々やブランドが表示された例を記載しておく。しかし、検索結果には関連性のあるホットなトピックも表示されているようだ。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Officially Expands Twitter Into Desktop Search Results」を翻訳した内容です。

今年の初めにTwitterとの再提携が話題になりましたが、いよいよデスクトップ検索にも導入となるようです。先日はトップコントリビューターにTwitter上で質問をすることができるハッシュタグ(#gHelp)の発表も行われていました。今後もいろいろな形でTwitterとの連携が加速するかもしれません。

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あなたの時間を無駄にする、すでに廃れた7つのSEOの手法。

今回の記事は、Quick Sproutからニール・パテル氏の記事を紹介します。今年の初めにGoogleアルゴリズムの編纂についての記事を掲載して依頼、久々の登場です。掲載時期が2014年9月の記事なりますが、今後の流れをうまくまとめた内容になっています。自身の戦略を改めて考える際に、参考にしてみてはいかがでしょうか?
– SEO Japan

seo


*リンク先の記事は全て英語になっています。

SEOは、年を追うごとに変化しており、過去に効果があった取り組みが、今でも同じようにうまくいくとは限らない。現在利用しているその手法は、既に廃れている可能性があり、トラフィックの増加につながらないどころか、反対にトラフィックを減らしてしまう危険がある。

それでは、どうすればいいのだろうか?

この記事では、あなたが今すぐにやめるべき手法と、これから取り組むべき手法をまとめてある。下記に掲載する個々の手法を、ぜひ、確認していただきたい。

廃れた手法 #1: リンクが多ければ多いほどランキングは上昇する。

Search Metricsによると、バックリンクの本数は、ランキングを決定する要素において3番目に重要度が高いようだ。

かつて、バックリンクの数とランキングの高さは比例していた。しかし、現在は必ずしもこのルールが当てはまるわけではない。最近では、たった数本のリンクしか張られていない新しいサイトが、歴史の長い権威のあるサイトをランキングで上回ることがある。

その理由を説明しよう。

上記のケースにおける新しいサイトのバックリンクは、よりサイトとの関連性が高いのだ。Googleのペンギンアルゴリズムアップデートにより、リンクの関連性は、リンクの量よりも重要になった。

下の例を確認してもらいたい。Googleで「business credit cards(ビジネス クレジットカード)」と検索してみると、ご覧のように、Nerd WalletのサイトがChaseとAmerican Expressのサイトよりも上位にランクインしている。

business credit card

Ahrefsによると、1位に表示されているNerd Walletのサイトは、136のリファラードメインから176本のバックリンクを獲得している。一方のChaseのサイトは、69のリファラードメインから293本のリンクを獲得し、American Expressのページは、343のリファラードメインから90,000本のバックリンクを獲得している。

ルートドメインの名前を見てみると、ChaseとAmerican Expressのサイトは、Nerd Walletのサイトよりも多くのユニークなドメインからリンクを獲得していることが分かる。

GoogleのPageRankに関しては、Nerd Walletのサイトは6、ChaseとAmerican Expressのサイトは7と評価されている。

このデータからも分かるように、バックリンクの量に力を入れる必要はない。代わりに、Nerd Walletのサイトのように、質の高いリンクに焦点を絞るべきである。

リンク構築でリンクの量を増やすことばかり考えるのは得策ではない。自分のウェブサイトのコンテンツと具体的に関連性が高いリンクを構築する取り組みを優先しよう。

廃れた手法 #2: キーワードリッチなコンテンツを書くことが最も重要

「business credit cards」のようなキーワードで上位表示を獲得したいのであれば、このフレーズをウェブページに記載する必要がある…と習ったのではないだろうか?過去においては、確かにその通りであった。しかし、現在、Googleのアルゴリズムは、潜在意味解析インデックスを用いている。

潜在意味解析インデックス(LSI)とは、特異値分解と呼ばれる数学的な方法を用いて、構造化されていないテキストの集まりに含まれる用語とコンセプトの間の関係におけるパターンを特定するインデックス、および、検索のメソッドを指す。LSIは、同じコンテキストで用いられているワードは、同じ意味を持つ傾向があるという原則を基にしている。

要するに、Googleは、「corporate credit card(コーポレート クレジットカード)」と言うフレーズが、「business credit cards」と同様の意味を持つと考えているのだ。つまり、「business」の代わりに「corporate」という表現を用いたとしても、どちらの用語の検索結果においてもランク付けの対象となる。

キーワードリッチなコンテンツを書こうとするのではなく、ユーザーフレンドリーなコンテンツを書くべきだ。ユーザーを優先し、ユーザーにとってベストなコンテンツを書けば、Googleは、ランク付けの対象にすべき用語を自然に理解し、それに見合った順位にあなたのサイトを表示するだろう。

そもそも、キーワードリッチなコンテンツを本当に読みたいと思っている人などはいないのだ。例えば、「SEO」というキーワードで上位にランクインしたいからといって、この記事で「SEO」という言葉を100回も記載したとする。すると、読者はQuick Sproutに退屈し、恐らく、リンクを張る気持ちは失せてしまうだろう。その結果、当然ランキングにマイナスの影響が生じてしまうのだ。

ランキングに有効に働くわけではないため、キーワードリッチなコンテンツの作成からは距離を置こう。

廃れた手法 #3: SEO = リンク + コード + コンテンツ

これは5年前のSEOの公式だ。三流のコンテンツと大量のリンクを用意し、オンページの最適化をしっかりやっておけば、上位に表示されることが可能であった。

しかし、現在、この公式は通用しない。そして、上位に表示されているサイトは、ソーシャルメディアのフォロワーを大勢獲得している傾向が見られる。

ソーシャルメディアが直接的にしろ、間接的にしろ、ランキングへの影響があるかどうか信じている方も、信じていない方もいるだろう。しかし、ソーシャルメディアはランキングへの影響を与えている。

その理由を説明していこう。

ソーシャルウェブでサイトの人気が高くなればなるほど、より大勢の人に見てもらえるようになる。そして、見てくれる人が増えれば増えるほど、得られるバックリンクの本数も増すのだ。

その上、ソーシャルメディアは、コンテンツを配信し、出だしの勢いを得る場所として最適な場所なのである。

より上位にランクインしたいのであれば、リンク構築だけに力を入れるのではなく、ソーシャルプロフィールの構築にも注力しよう。手始めにこのガイドを参考にするとよいだろう。

廃れた手法 #4: ランキングの追跡

以前、私は自分のサイトのランキングを定期的にチェックしていた。SEOエージェンシーの会社を経営していた頃は、クライアントのサイトのランキングも確認していた。

しかし、この方法は時代遅れになっている。

ランキングはかつてほど重要ではなくなっている。上位へのランクインを望む気持ちは理解できる。しかし、検索はロングテールの時代に差し掛かっている。下記のデータを見ればよく分かるだろう。ヘッドタームの検索量は8%減少し、トラフィックの大部分が、ロングテールのフレーズを経由するケースが増え始めている。

long tail

これでも納得できない方のために、もう1点データを紹介する。私が運営するKISSmetricsとQuick Sproutのトラフィックの90%はロングテールのフレーズから寄せられ、さらに、検索経由のコンバージョンの87%を占めている。

ヘッドタームのランキングを操作しようとするのではなく(パンダとペンギンの両アップデートが導入されて以来、難易度は上がり続けているため)、ロングテールのトラフィックの力を入れたいところだ。

この流れの良い点は、ランキングをいちいちチェックをせずに済むことだ。代わりに、コンテンツマーケティングを軸に、ロングテール戦略を策定する必要がある。このガイドで詳しく説明しているので、目を通しておいてもらいたい。

廃れた手法 #5: ページの多さとトラフィックの量は比例する

Wikipediaは、コンテンツを豊富に持つ、トラフィックの多いサイトの典型的な例だ。そのため、トラフィックを増やしたいなら、ページを増やす必要がある…と考えたくなる

しかし、ページの質が高くなければ、上位にランクインすることはない。コンテンツ、とりわけ、質の低いコンテンツを大量に加えると、プラスではなく、マイナスの影響をもたらす可能性がある。

Googleは、パンダと呼ばれるアップデートを導入し、品質の低いコンテンツを掲載しているサイトを狙い撃ちにした。このようなサイトはペナルティーを科され、その結果、検索トラフィックが激減した。

Wise Geekが良い例だろう。このサイトは、コンテンツを大量に揃え、ランキングの上位を独占していたものの、コンテンツの質が低かったため、パンダアップデートの餌食となった。

何千もの大量の記事を掲載するサイトを作るべきではない。質の高いコンテンツの作成に力を入れよう。KISSmetricsとQuick Sproutは非常に良い例と言える。どちらのブログも月間ビジターが50万名を優に超えるものの、大量の記事を投稿しているわけではないのだ。

廃れた手法 #6: 上位にランクインするためには大量のテキストが必要

高順位を獲得したいのであれば、全てのページに2,000語以上を記載する必要があると示したデータがある。しかし、Upworthyがこのデータが間違いであることを証明している。

Upworthyは成長著しいコンテンツサイトであり、Huffington PostとBuzz Feedを上回るペースで成長している。しかし、1ページ当たりのコンテンツの量はそれほど多くはない。

タトゥーに関するこのページを見てもらいたい。

tattoos

このページに掲載されているテキストは、たったこれだけだ。それでも、「tattoos」というキーワードで2位にランクインしている。

tattoos

しかも、上位にランクインしているキーワードは他にもある。SEMrushによると、検索エンジン経由で月に750,000名のビジターを獲得しているようだ。

se traffic

Upworthyの例は、テキスト以外にも有益なコンテンツが存在することを改めて確認させる。動画と画像もまたランキングで健闘しているのだ。Upworthyは、この視覚的なコンテンツを記事の中でうまく活用している。

上位にランクインしたいなら、様々なタイプのコンテンツを使おう。ポッドキャスト、動画、クイズ…可能性は無限大だ。

廃れた手法 #7: ランキングの高さとトラフィックの多さは比例する

SEO業界には、ランキングが高ければ高いほど、検索トラフィックが増える、といった誤った概念が存在する。

当然ながら、あなたのサイトを検索結果上で見る人は増える。しかし、それがそのままクリック数の増加も意味しているわけではない。

なぜなら、狙っているキーワードの検索量が少ない場合があるためだ。あるいは、メタタグが魅力的ではなく、ユーザーがあなたのサイトをクリックする引き金になっていない可能性もある。

この問題は、次の2つの方法で解決することができるだろう。

  1. Google Adwordsのキーワードプランナーツールを使って、狙うべきキーワードを見つける。
  2. このガイドで説明している手順に従い、クリックスルー率を上げるための取り組みを行う。

結論

廃れたSEO戦略に時間を無駄に使うのを止め、トラフィックを増やす戦略にエネルギーを注ぐべきだ。

今回紹介した7つの手法を用いれば、30日から60日後に検索トラフィックは増え始めていくはずである。難しいことではない。必要なポイントに留意しておけば、割とシンプルな取り組みだと言える。

その他にも廃れたSEOの手法をご存知なら、是非、コメント欄で紹介してもらいたい。

この記事は、Quick Sproutに掲載された「7 Obsolete SEO Tactics You’re Wasting Your Time On」を翻訳した内容です。

SEO Japanには久々の登場でしたが、相変わらず文章の纏め方がうまいなと感じています。内容は、正直、新しい情報という訳ではありませんでしが、定期的にこうした振り返りを行うことも重要だと思います。土台の確認をしっかりしつつ、正しい方向で戦略を築ければ良いですね。

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Googleがデスクトップの検索結果でのTwitter表示の実験を行っている模様。

今年の2月にGoogleとTwitterの再提携が発表され、大きな話題になりました。その後、5月にアメリカでのモバイル検索限定で、検索結果に表示されるようになりました。デスクトップでの検索では表示されていませんでしたが、どうやらGoogleがテストを開始しているようです。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語になっています。

Googleのデスクトップでの検索結果にTwitterの表示が含まれているケースが報告された。今のところ、モバイルの検索結果のみ、Twitterが表示されている。

今年の5月にGoogleはモバイルでの検索結果にTwitterの表示を含めるようになった。対象国はアメリカのみである。しかし、現在、デスクトップの検索結果にもTwitterの表示が含まれているようだ。そして、その対象国はアメリカではない。

Conductor社がSearch Engine Landに報告してくれた内容によると、イギリスでのGoogleのデスクトップ検索にTwitterの表示が含まれているようだ。下記に、スクリーンショットを記載する。

Conductor社によると、何人かのセレブや有名ブランドの検索結果で表示されることが確認されている。しかし、イギリスでの検索のみに限るようだ。

我々が試したところ、上記のような検索結果を再現することはできなかった。しかし、Googleのテストを行うときにはよくあることだが、Conductor社は実験グループと共同で大規模な調査を行った可能性がある。我々はGoogleからの公式な発表がないか、確認をとっている。

【追記】
Googleのスポークスマンがこの件に対しての回答をくれた。Googleは7月の中旬からデスクトップ検索にTwitterの表示を含める実験を行っているようだ。彼はまた、「今のところ、これ以上発表できる内容はない」、とも述べている。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Is Google Experimenting With Bringing Twitter Into Desktop Search Results?」を翻訳した内容です。

先日、ローカル検索結果が従来の7リンクから3リンクに減少することになりましたが、検索結果に含まれる情報が日々変化していくことを実感できます。リアルタイム検索はモバイルでの需要の方が高いと感じられますが、デスクトップ検索でも需要はあるとも思います。両社の提携が今後どのような方向に進んでいくか、非常に興味深いところではないでしょうか。

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Googleはユーザーのサイト上での行動をランキング要素として使用していない。

先日米国で行われたハングアウトでの話題です。Googleのジョン・ミュラー氏がユーザー行動とランキング要素についての質問に答えています。ざっくりと区分するとユーザー体験の項目になるかと思いますが、ユーザーのサイト上での行動をGoogleは、まだ、見ていないとのことです。6月に行われたSMX Advancedでランド・フィッシュキン氏もユーザー体験について言及していましたが、計測しやすい項目とそうでない(もしくは不可能)な項目がありそうですね。そもそも、”ユーザー体験”とざっくりまとめるのもいかがなものかもしれませんが、今後のGoogleの発言には注視したいところです。– SEO Japan

Googleのジョン・ミュラー氏が昨日のハングアウトで発言している。「Webサイト上でのユーザーの行動を見るアルゴリズムは存在せず、それゆえ、そうしたユーザー行動をランキング要素として使用することはない。」とのことだ。また、ジョン氏は「おそらくGoogleはWebサイト上でユーザーが何を行っているか見ていることもないと思う。」とも発言している。つまり、Googleはユーザー行動を見ていないため、それらをランキング要素として使用することもない、ということになるだろう。

該当の質問は動画内の38:11あたりで尋ねられている。

私は情報提供型のサイトのWebマスターです。申し込みフォームに記入するなど、ユーザーのコンバージョンをアルゴリズムは測定し、ポジティブなランキング要素として使用するのでしょうか?もしくは、ユーザーがブログ記事を読むために該当のサイトで時間を費やした場合、そのサイトのオーソリティは増加したりするのでしょうか?

ジョン氏の返答は以下の通りだ。

通常、Googleはユーザーがサイト上で何を行っているかを見ていないと思う。ユーザーが申し込みフォームに記入したか、何らかのコンバージョンを行ったか、何かを購入したか、そういった行動を見てはいない。そして、そうした事柄を見ることができないのであれば、それらを考慮することもできないということになる。個人的な意見ではあるが、そうしたユーザー行動をランキング要素として扱ってはいないだろう。
しかし、ユーザーがあなたのサイトを訪問し、申し込みフォームに記入したり、何らかのサービスやニュースレターに登録したりすれば、あなたのサイトは非常に素晴らしいサイトであるということになるだろう。ユーザーはあなたのサイトを評価しており、自身の情報を残しておこうと判断したのだ。そのため、こうした行動は概してポジティブな出来事になる。しかし、Googleはそれらをランキング要素として使用しているとは思わないし、検索結果上でのプロモーションに使用することもないだろう。

パンダアップデートとユーザー体験との関連性はどうなるのだろうか?御存知の通り、Googleはユーザーが該当のサイトに訪問したことに満足しているかどうかを測る、別の方法を用いている。それはユーザーの行動をベースとしているのではなく、コンテンツの内容に基づいているものだ。

下記に動画を記載しておく。

この件についてのGoogle+ページはこちら

Googleがコンバージョンについての計測を行なっていないという発言には納得できます。(多くがセキュア化されたページでしょうし。)しかし、ジョン氏が述べたとおり、コンバージョンに至るまでのサイトは内容が優れているサインになりますし、そうしたサイトはエンゲージメントも検索順位も満足のいくものになるでしょう。SEO目的としてコンバージョン率を上げるなどと考えると本末転倒になりますので、ユーザー体験の向上を真の目的に設定し、コツコツとやっていきたいものです。

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モバイルフレンドリーでないサイトは、Googleの検索結果から消えたのか?

今年の4月にGoogleがモバイルフレンドリー・アルゴリズムを導入しましたが、予想された程のインパクトはありませんでした。複数の理由がGoogleから挙げられていますが、モバイルフレンドリーに対応したサイトの数が増加したことも、その内の一つです。皆が対応している事柄のため、対応しているサイトが他のサイトより秀でているという状況は生まれず、逆に、対応していないサイトの不備が目立ってしまっている、という状況でしょうか。今回の記事は、モバイルフレンドリー・アルゴリズムが導入された以降、多数のキーワードの順位を追った調査結果になります。アメリカのデータではありますが、興味深いデータであることは変わらないでしょう。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語になっています。

複数の業界で、1,000以上のeコマース(EC)関連のキーワードをトラッキングした調査から考察してみよう。

驚くべきことに、モバイルフレンドリーに対応していないブランドサイトや企業サイトはまだまだ存在している。MooVweb社が公開している最新の調査によると、ユーザビリティに加え、ビジビリティとランキングに明確な影響が見られるようだ。

4月21日にGoogleはモバイルフレンドリー・アルゴリズムを導入している。それ以降、Moovweb社は”複数の業界で、eコマース関連の主要なキーワードを1,000以上”トラッキングしている。Googleのアルゴリズム変更が、モバイル検索の順位に影響を与えているか、そうであれば、どの程度与えているのかを調査するためである。

グラフタイトル(画像上部)
検索結果の上位3位のモバイルフレンドリー
系列(画像左側)
検索結果の上位3位のモバイルフレンドリーサイトの割合

同社によると、1位を獲得しているサイトの83%がモバイルフレンドリーに対応しており、上位3位以内の81%がモバイルフレンドリーに対応している。また、モバイル検索結果の1ページ目に表示されているサイトの内、77%(10サイト中7.7サイト)がモバイルフレンドリーに対応している。

上記の結果から、一つの疑問が湧き上がる。モバイルフレンドリーに対応していない20%以上のサイトの順位はどうなっているのだろうか?

グラフタイトル(画像上部)
検索結果の10位内のモバイルフレンドリー
系列(画像左側)
各順位におけるモバイルフレンドリーサイトの割合

上記のグラフは、1,000キーワードを対象とした、上位10位のそれぞれの順位におけるモバイルフレンドリーサイトの割合を示している。

また、同社の調査は、モバイルフレンドリーの割合は業界ごとによって異なる、という事実も明らかにしている。下記のグラフによれば、ある業界は他の業界に比べ、モバイル対応をしているサイトの割合が高くなっていることを示している。7つの業界に区分した所、小売業は最もモバイル対応のサイトが多くなっており、交通機関は最も低い割合になっている。

グラフタイトル(画像上部)
業界ごとのモバイルフレンドリー
系列(画像左側)
検索結果の1ページ以内のモバイルフレンドリーサイトの割合

異なる業界におけるモバイルゲドンの影響については、まだまだ議論の余地がある部分も明らかになっている部分もあるが、一般的に言えば、モバイルフレンドリーに対応していないサイトへは悪影響があることは疑いの余地はないだろう。

モバイルフレンドリーに対応していないサイトのマーケターが、次に行うべきことは明らかである。しかし、単純にGoogleのモバイルフレンドリー・アルゴリズムに対応することをゴールに設定するべきではない。より大きな目標として、スマートフォンを使用しているユーザーの体験をより豊かなものにし、あなたのビジネスにより興味を持ってもらうことを目指そう。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Study: Non-Mobile-Friendly Sites Disappearing From Top Google Results」を翻訳した内容です。

あくまで、モバイルフレンドリーは数あるアルゴリズムの一つにすぎないため、モバイルフレンドリーのみが順位を決定づけることはありません。前回のモバイルフレンドリー・アルゴリズムは、対応していれば順位への影響はあまり見られませんでしたが、モバイルフレンドリー・アルゴリズムが更新されれば、現在対応しているサイトへも影響が見られるかもしれません。4月以降、モバイルフレンドリー・アルゴリズムに大きな動きはありませんが、Googleも更新を示唆しているため、まだ対応していないサイトがあれば、今のうちに対応しておいて損はないはずです。

続きを読む モバイルフレンドリーでないサイトは、Googleの検索結果から消えたのか?

Googleが検索アナリティクス用の新しいAPIを公開!!

Googleが検索アナリティクス用のAPIを公開しました。6月の中旬頃からテスターを募集しており、2ヶ月弱でのローンチとなります。検索アナリティクスのテスター期間と比べると早かったなと感じておりますが、APIなので妥当なところでしょうか?今回のAPIにより1000行以上のデータが取得できればと、多くの方が期待していたと思いますが、それは叶わなかったようです。Search Consoleについてですが、Googleのジョンミュラー氏は、①新しい機能の実装に取り掛かっている、②より多くのデータを取得すると既存のレポーティング機能が遅くなる、ことをこちらの記事(英語)で理由として挙げていました。Googleも要望が多いことは認識しているようなので、何らかの形で実現できればいいですね。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

予想されたとおり、GoogleがSearch Console内の検索アナリティクス用のAPIを公式にローンチした。この新しいAPIを利用してキーワードデータを取得することができるようになった。

昨夜我々が報じたとおり、Googleは今朝、Search Console内の検索アナリティクス用の新しいAPIのローンチを公式に報じた

検索アナリティクスAPIを利用することで、Webマスターはツールをプログラミングし、検索アナリティクス内のデータを直接レポーティングすることができるようになった。

この新しいAPIについての技術的なドキュメントは、こちらで読むことができる。

API内でフィルターとパラメータを定義し、検索トラフィックのデータにクエリを投げる。すると、行を特定するキー(row keys、または、dimensions)でグループ化されたデータが返ってくるが、1日以上の日付を設定しなければならない。特定の日付がdimensionsで設定されると、この特定の日付以外のデータは、結果リストから除外される。結果リストはクリック数(降順)でソートされるが、2つの行のクリック数が同数の場合、任意の順でソートされる。

Googleが挙げている、このAPIを使用して取得できるデータの例を下記に記載する。

繰り返しになるが、検索アナリティクスAPIのアクセスは、こちらから行える。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Confirmed: Google’s New Search Analytics Search Console API Now Available」を翻訳した内容です。

色々と便利な検索アナリティクスですが、より詳細なデータを取得できるAPIとなっています。上記のコメントでも触れたとおり、データ量の増加は実現しませんでしたが、Googleも色々と取り組んでいる気配はあります。一度に全てを実現することも難しいため、まずは、今回リリースされたAPIで色々と試してみるのもいいかもしれません。

続きを読む Googleが検索アナリティクス用の新しいAPIを公開!!

Googleが先週末にスパムアルゴリズムのアップデートを行ったか?

先週末にGoogleがアップデートを行ったのでは?という話題があるようです。ブラックハットのSEOのコミュニティから生まれた話題のようですが、リンク関連のアップデートの可能性があるとのことです。リンク関連のアップデートということで、ペンギンアップデートのテストを疑う気配もあるようですが、Googleのゲイリー氏は同意しかねているようです。先日のクオリティアップデートのように、パンダ・ペンギン以外のアップデートが行われている可能性も否定できませんが、真相のほどはいかに??– SEO Japan

ブラックハットのSEOのコミュニティが、先週末のGoogleのアップデートの可能性を指摘している。開始時期はどうやら土曜日のようだ。

Black Hat Forumsでは多くのスレッド(こちらこちら)があり、WebmasterWorldでもスレッドが立っている。

ブラックハットのSEOのコミュニティがアップデートに気が付くことがあるが、大抵はリンクやオフページに関連したアップデートであることが多い。今のところ、トラッキングツールでは大きな変化は見られないが、ブラックハット界隈のニッチな分野であるからだろうか?

ブラックハットのSEOのコミュニティは、ペンギンに関連したアップデートを、他のフォーラムよりも早く気付くことが多い。しかし、私は、今回の件がペンギンであると述べようとは思わない。なぜなら、ペンギンアップデートの更新が遅れていることについて、Googleは何回も発言しているからだ。

私が最初に注目したスレッドはこちらだ。土曜日の午後に投稿されている。下記にいくつか発言を引用しよう。

今日、幾つかのキーワードのランキングが非常に急速に変化している。一時間も経たずにだ。。。

君だけじゃないよ。僕も幾つかのキーワードがバカげているように変化している。どんどん上昇して1ページ付近にいる。

他のフォーラムではこの件については多くは話されていない。数人がモバイルではなく、デスクトップ特有の変化について尋ねているだけだ。

どなたか、今回の件について気が付いた人はいないだろうか?私はGoogleにコメントを求めるべきだろうか?

今回の件に関する、Black Hat Forumsはこちらこちら。WebmasterWorldはこちら

【追記】:
Googleのゲイリー・イリーズ氏に尋ねたところ、彼は今回のアップデートについて、気が付いていないと答えている。

画像内コメント
上部:何かアップデートに気が付いている?
下部:いや、何も気が付いていないよ。

上記コメントの内容は、アップデートがなかったと、意味しているわけではない。ゲイリー氏は気が付いていない、ということを意味している。

【追記2】:ペンギンにヒットされたクライアントを多く持つマリー・ヘイネス氏は、先週末の変動に気が付いているようだ。

画像内コメント
長い間ペンギンにヒットされていたあるクライアントが、先週末大きな変動を見せた。また、クライアントではないが、別のペナルティを受けたサイトの順位が上昇したと報告を受けた。

Googleがペンギンアップデートのテストを行っていると考える人もいるかもしれないが、ゲイリー氏はそれに同意していない。

画像内コメント
上部:ゲイリー氏は今回の変動に気が付いていないようだ。私はペンギンではないと思っているが、テストなのかも?
下部:うーん。そうではないと思う。(ペンギンの更新は)おそらく数か月先だろう。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Did Google Push Out A Spam Algorithm Update This Weekend?」を翻訳した内容です。

ゲイリー氏がコメントを出しているように、今回アップデートが行われていたとしても、ペンギンアップデートではないという見方が強いようです。大規模な範囲ではありませんが、順位の変動が確かに行われているという情報もあります。今後Googleからの公式の発表があるかどうかは定かではありませんが、続報に期待といったところでしょうか。

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パンダアップデートについての新情報。ゆっくりとしたロールアウトはWebマスターを困らせるためではない、など。

パンダアップデート4.2がロールアウトされてから1週間が経ちましたが、ゆっくりとしたロールアウトということもあり、まだ大きな影響は聞かれていないようです。そんな中、Googleのジョン・ミュラー氏がパンダアップデートについての追加情報を与えてくれています。”驚きの新情報!!”、というわけではありませんが、改めての確認という目的でしっかりと押さえておきたいところです。– SEO Japan

*記事内のリンク先は、全て英語になっています。

Googleがパンダアップデート4.2をロールアウトした際、今回のロールアウトは数ヶ月かかると発表していた。非常にゆっくりとしたロールアウトだ。そして、Googleが発表した内容は、このロールアウトの現状を報告するのみであり、その理由は説明されていなかった。

そんな中、昨日のハングアウトで、Googleのジョン・ミュラー氏が、今回のロールアウトについての追加情報を与えてくれた。もちろん、我々が持つ疑問の答えとなっているものではないが、いくつかのアドバイスを与えてくれている。

下記にジョン・ミュラー氏の発言のまとめを記載する。

  • 今回のロールアウトは以前のロールアウトと似た内容だ。
  • 今回のロールアウトのスピードが遅い理由は”技術的な要因”だ。
  • ジョン氏は技術的な要因について、”内部的な問題”と述べているが、それが具体的に何を意味しているかまでは推し量れない。
  • ゆっくりとしたロールアウトは、Webマスターに混乱を与える目的で行っているのではない。

ジョン氏のハングアウトでの解説は3つに分かれている。それぞれを見ていこう。

25:30では、下記の質問に答えている。

やあ、ジョン。パンダについて質問させてくれ。まず、なぜGoogleは今回のロールアウトをゆっくりと行っているのだろうか?2つ目の質問は、今回のアップデートは以前のアップデートと比べて、何らかの違いがあるのだろうか?例えば、コンテンツ以外の項目を見ていたりするのだろうか?

ジョン氏の回答は以下の通りだ。

今回のアップデートは、以前のアップデートと非常に内容が似ているものだ。技術的な要因で、我々はロールアウトのスピードを若干緩めてはいるが。また、皆さんを困惑させるためにゆっくりと行っているわけではない。純粋に技術的な問題が原因だ。

37:14では以下の質問が尋ねられている。

パンダアップデートは過去数年間で複数回行われている。今回のパンダアップデートでは、”クロール”に数ヶ月かかると言われている。これは、インターネット上で、あるサイトから次のサイトに移動することがゆっくりとしている、ということなのか?また、今回のパンダによるランキングへの影響はすぐに表れるのだろうか?

ジョン氏は以下のように答えている。

まず、クローリングをゆっくりと行っているわけではない。クローリングとインデキシングは通常のスピードで行われており、高品質のコンテンツと低品質のコンテンツを識別することに、既に、使用している。しかし、こうした情報をロールアウトすることに関して、ややゆっくりと行っている。大部分が、技術的な要因である。

また、39:50で、ジョン氏は以下の内容を追加している。

初めからゆっくりとロールアウトしようと設計されているわけではない。あくまで、Google側の内部の問題である。

ジョン氏が明確な説明をしてくれたため、あなたが欲しい情報も得られたのではないだろうか?WebマスターやSEO担当者が疑問に思う全てに答えているわけではないが。

この件に関してのGoogle+はこちらである。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: The Slow Panda Roll Out Is Not Designed To Confuse Webmasters」を翻訳した内容です。

もともと疑っていたわけではありませんが、GoogleはWebマスターに意地悪をしていたわけではないそうです(笑)今回のゆっくりとしたロールアウトの理由が本当に技術的な理由であるならば、次回の更新時にはしっかりと対応をして、スピードが早まるかもしれませんね。また、SEO Japanでは既に報じていましたが、今回の更新が全世界対象だということも、Googleが改めて認めています。そのため、今回の内容は日本も対象になっていると考えてよいでしょう。

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CSS・JavaScript警告文の対処について。アクセスブロックを解除する方法、Googleが確認している事項、メッセージが送付された数。

昨日、GoogleからJavaScriptとCSSファイルへのクロールについての警告文が多くのWebマスターに送付されました。こちらは日本のみならず、米国でも大量に送付されているようです。Googleは近年、レンダリング機能の向上をアピールしており、今までもガイドラインの変更やカンファレンスでの発言などでWebマスターに通達していました。今回の通知方法がSearch Consoleを通じて、ということだと思いますが、対処方法についての追加情報を発信しています。今回の警告文を受け取った方は、ぜひ、参考にしてみてください。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語記事となっています。

昨日、GoogleはJavaScriptとCSSをブロックしているサイトに対し、警告文を大量に送付した。もしも、このことを知らないのであれば、こちらの記事を先に読むことをお勧めする。

メッセージが送付されてから、ブロックを解除する方法についての質問が多く寄せられた。私は、CSSとJavaScriptファイルのブロックを解除し、Fetch and Renderツールを使い問題を確認し、より詳細な情報はGoogleからのメッセージを確認することを薦めていた。

そんな中、Googleがより多くの情報を共有している。

JavaScriptとCSSファイルのブロックを解除する簡単な方法。

Googleのゲイリー・イリーズ氏がStack Overflowに、JavaScriptとCSSファイルへのクロールのブロックを解除する簡単な方法を載せている。ゲイリー氏によると、”JavaScriptとCSSファイルへのクローリングを許可する簡単な記述”、をrobots.txtファイルに追加することだと述べている。

User-Agent: Googlebot
Allow: .js
Allow: .css

上記のコードを追加することで、Googleボットへ、クロールを許可する通知を出すことになる。

Googleはホームページ(TOPページ)とモバイルでの表示を確認している。

CSSとJavaScriptファイルへのクロールがブロックされていた場合、基本的に、Googleは該当のサイトを深く確認しない。こうした場合は、大体において、ホームページのみを確認し、その後、モバイルでの表示を確認している。

上記内容は、Googleのジョン・ミュラー氏がGoogle+でコメントを出している。ジョン氏の発言は、”我々は基本的にサイトのホームページを確認し、該当のページのスマートフォンでの表示も確認している。”、といったものだ。

Googleはサードパーティの埋め込み要素は確認していない。

ジョン・ミュラー氏はさらに次のように述べている。「JavaScriptやCSSファイルをブロックしているサードパーティ製の要素(広告用のコードやソーシャル系の埋め込み要素など)を使用している場合は、今回の警告文を受け取っていないはずだ。Search Consoleにて、警告文を確認できるが、サードパーティ製の要素が該当している場合は、今回の警告文は送付されていない。」

ジョン氏のGoogle+での発言を以下に引用する。

我々はクロールをブロックされているJavaScriptとCSSのローカルのファイルを確認している。つまり、あなたがrobots.txtファイルでクロールを許可できる場合ということだ。他者が作成したサイトの何かを見ているわけではない。(他者のサイトでのブロックされたコンテンツが問題を引き起こす場合もある。例えば、ブロックされたURLをホストしているJavaScriptのフレームワークを使用している場合など。)

どのくらいのWebマスターが今回の警告文を受け取ったのか?

私はゲイリー氏に、今回の警告文を受け取ったWebマスターの数を尋ねてみた。彼は答えてくれないだろうと思っていたが、しっかりと返信してくれた。

ゲイリー氏はTwitterで、モバイルユーザビリティの警告文を送った数の18.7%の数を送付したと述べている。あなたは、今回のJavaScriptとCSSについての警告文は、非常に多くの人に送られたと考えるだろうか?モバイルユーザビリティの警告文は全体の85%以上のWebマスターに送られている。

この件については以下のリンク先でも議論されている。Stack OverflowGoogle+Twitter


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「How To Quickly Unblock Google From CSS & JavaScript, What Google Looks At & Number Notified」を翻訳した内容です。

警告文と表記していますが、もちろん、ガイドライン違反のペナルティではありません。Googleはユーザーに最適な検索結果を表示することを目的としており、そのためにはサイトを正確に読み込む必要があると考えています。今回の警告文はそんなGoogleの目標達成の一環と考えることができますね。自身では管理できないサードパーティ製の要素については、もちろん、除外していますので、自身での変更が可能な範囲にとどまっています。今回の対応をすることで順位が急激にあがったり、放置することで順位が急激に下がることはないと考えますが、可能な限りしっかりと対応したいところです。

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デスクトップとモバイルのサイトで大きな違いがないか、Googleは確認している。

パンダアップデートの更新も開始され、モバイルアップデートへの興味も高まりつつある今日このごろですが、更新の予定などは未だ公表されていません。今回の記事は、ゲイリー氏が改めて、デスクトップとモバイルの両方のサイトを確認しているということを報告していますが、アルゴリズムに組み込んでいるかどうかまでは言及していません。モバイルはGoogleが特に力を入れている分野の一つですので、今後の動向も要注目です。– SEO Japan

Googleのゲイリー・イリー氏がTwitterで発言している。Googleは今のところ、モバイル検索結果のランキングを決定する際、大部分をデスクトップの要素を使用している。しかし、Googleはモバイルサイトの内容を全く無視し、盲目的にデスクトップの要素のみを信頼しているわけではない。

ゲイリー氏は、”Googleは両者(デスクトップサイトとモバイルサイト)に大きな相違があるかを確認していないわけではない。”と述べている。

つまり、Googleはデスクトップサイトとモバイルサイトの両方を確認しており、もしも大きな差異があれば、該当のサイトにフラグをつけて、より詳細な確認を行っているのだろう。

ここで疑問なのは、Googleはどのようにして”大きな差異”を決定しているのか、ということになる。Googleがその内容を公開するとは考えられないが、今後はそのプロセスの自動化をさらに進めていくと考えている。今のところは、Googleは該当のサイトにフラグを立て、それらを手動アクションの確認担当(Webスパムファイター)に送付し、入念な確認をしていると思われる。

【画像内和訳(上部)】
デスクトップとモバイルのプラットフォームに何か違いはあるのだろうか?

【画像内和訳(下部)】
Googleはモバイルの順位にデスクトップの要素を使用している。(しかし、両者に大きな相違があるかを確認していないわけではない。)

この件に関するTwitterはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Hotel Price Drop Alerts In Google Now」を翻訳した内容です。

新情報というよりも、改めの情報の確認といったところでしょうか。先日行われたSMXでも同様の発言はされていましたが、はっきりと確認しているとは述べていなかったと思います。ともあれ、健全にサイトを運用していれば問題ないかと思いますが、もしもアルゴリズムに組み込まれ、悪意がなくとも引っかかってしまった場合は、注意が必要です。記事中でもありましたが、どの程度の違いをスパムと判断するか、今後の情報に期待したいと思います。

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旅行好きには朗報!?予約したホテルが安くなったらGoogle Nowがお伝えします。

先日、Googleホテル検索のインターフェースの変更についての話題がありましたが、今度はGoogle Nowのホテルについての話題です。ホテル選びも旅行の楽しみの一つかと思いますが、価格については最新で最適な情報が欲しいところです。色々な場面で便利なGoogle Nowは旅行する際も利用する場面が多いですが、今回の機能は計画を立てる段階でも役に立ちそうですね。– SEO Japan

Google Nowは非常にパワフルであることは周知の事実だ。しかし、あなたが予約したホテルの価格が、予約した後に変更した場合、そのことを伝えてくれることをご存知だっただろうか?

もちろん、多くのホテルでは、宿泊予定日の24~48時間以内にキャンセルポリシーを設定している。しかし、予約から宿泊までの期間でより良い価格が設定されれば、予約をキャンセルして新しく予約することもできるかもしれない。

Google Nowは利用者のメールを読むことができるため、あなたの予約内容を確認することができる。そして、おそらくGoogleのホテル検索により、価格の変動をスキャンすることができる。あなたが予約したホテルがより低い価格に変更した際、アラートを送ってくれるということだ。

ブライアン・ホワイト氏がこうした事例をGoogle+で紹介しているが、非常に喜んでいるようだ。下記はホワイト氏が掲載した実際の画像だ。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Hotel Price Drop Alerts In Google Now」を翻訳した内容です。

夏休みの旅行に向けて、非常に便利な機能の登場かと思いましたが、今のところ日本での実装は未確認です。(夏休みの予定がないわけではないですよ!)ますます便利になっていくGoogle Nowに今後も要注目です!

続きを読む 旅行好きには朗報!?予約したホテルが安くなったらGoogle Nowがお伝えします。

【保存版】海外Webマーケティング最前線!押さえておくべき国内外メディア8選

変化の激しいWebマーケティングの領域では、最先端の潮流を見極めることが重要です。特にBtoBの領域ではマーケティングオートメーションツールの舶来やモバイル対応の浸透など、様々な注視すべきトピックがあります。そこで今回は […]

パンダアップデート4.2がついに更新!!10ヶ月の期間を経て、徐々にロールアウトされる見通し。

待ちに待った(?)パンダアップデートが更新されたようです。GoogleがSearch Engine Landに報告したところ、先週末から行われてるとのことです。(下記の記事では、原文通り、”今週末”と表記しています。)先日、ファントムアップデートの記事を掲載しましたが、時期がズレているので別物かと思われます。今回の更新は非常にゆっくりとしたスピードであり、現状の影響範囲は限られているようです。Googleは英語圏の影響範囲を述べていますが、SMX Advancedでゲイリー・イリーズ氏に確認したところ、全地域同時発生と答えてくれています。詳細なデータや情報は不十分でありますが、まずは、速報記事としてお伝えします。– SEO Japan

Googleがパンダアップデートの更新が今週末に開始されていたことを認めた。しかし、完全にロールアウトされるには数ヶ月かかるとのこと。

GoogleがSearch Engine Landに伝えてくれた。今週末にパンダアップデートの更新を行っていたということだ。

多くの人がパンダアップデートの更新に気がついていないのも無理はない。なぜなら、今回のロールアウトは非常にゆっくりと開始されているからだ。Googleは、完全にロールアウトされるには数ヶ月かかる可能性があると述べている。あなたのサイトへの影響は徐々に現れるだろう。パンダアルゴリズムはサイト単位に影響を与えるアルゴリズムだが、一部のページには、すぐには、変化が見られないかもしれない。

最後にパンダアップデートの更新が行われたのは10ヶ月も前である。2014年9月25日に起こったパンダ4.1である。これは28回目のアップデートであったが、私は29回目、もしくは30回目のアップデートと見ている。なぜなら、2014年10月に小規模な変動があったからだ。

私が知る限りでは、今週末のアップデートに気がついたWebマスターは非常に少数であった。しかし、これは当然のことであるのだ。それほど、今回のロールアウトはゆっくりとしているものなのである。

Googleによると、英語でのクエリの2-3%に影響を与えているという。

新たなチャンスを得るサイトと新たなペナルティを受けるサイト

正しい変更を行っていれば、前回のパンダによってペナルティを受けたサイトにとっては、ロールアウトは順位回復の可能性を意味する。以前のパンダによるペナルティを受けたサイトにとっては不幸なことではあるが、順位回復がすぐには見られないだろう。しかし、時間をかけて徐々に回復してくだろうから、順位の変動には注目してよいかもしれない。

今回の更新は、過去の数あるパンダアップデートとは状況が異なっている。過去のアップデートでは、Googleからのトラフィックの大規模な増減をすぐに確認することができていた。

下記に、今まで行われたパンダアップデートをまとめておく。その内の幾つかはAKA (also known asの略。よく知られている別名)も併せて記載している。

*今回の記事では過去のパンダアップデートのリストは省略しています。
原文には記載されていますので、興味のある方はご確認下さい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Panda 4.2 Is Here; Slowly Rolling Out After Waiting Almost 10 Months」を翻訳した内容です。

アップデートの更新にとらわれることも良くないことと思いつつ、やはり、気になっていたところもありました。今回の更新は過去のアップデートとかなり状況が異なるようですが、本質的な部分は変更がないでしょう。パンダアップデートの次はペンギンアップデートやモバイルアップデートに意識が向いてしまうかもしれませんが、一番必要な作業を常に頭に入れておきたいところですね。-SEO Japan

あなたのサイトを”フィーチャード・スニペット”の引用元にする方法。

Googleが検索結果に直接クエリに対する答えを掲載する場合が多々あります。”ダイレクトアンサー”や”リッチアンサー”とも呼ばれていますが、Googleは”フィーチャード・スニペット”と呼んでいるようです。今回の記事は、先日行われたSMX Advancedでも紹介されましたが、”フィーチャード・スニペット”に引用される方法を実験した内容になっています。”フィーチャード・スニペット”に対しては賛否両論あると思いますが、自身のサイトが引用された場合は大きなメリットがありそうです。– SEO Japan

Googleは様々な検索クエリに対しての答えを検索結果に直接表示しているが、多くの人が、自身のコンテンツを答えとして利用される方法を求めていることだろう。幸運にも、我々のコラムニストのエリック・エンジ氏がそのプロセスを紹介してくれている。

多くの人がフィーチャード・スニペット(リッチアンサー、もしくは、ダイレクトアンサーとも呼ばれる)に自身のサイトが引用され、検索結果に表示されることのメリットについて議論している。中には、Googleが検索結果に答えを表示してしまうことで、それに関連するサイトへのトラフィックが減少することを主張している者もいる。私はこの議論に対して、実際のトラフィックデータを元に、一つの提言を投げたいと思う。

ケース1:Confluent Formsの例

Confluent Forms(ドメインオーソリティが47のサイト)のデイビッド氏が、自身のサイト内のページがフィーチャード・スニペットに使用された例を共有してくれた。検索クエリは、「what is a rfp(rfpとは何か)」である。

この例で興味深いところは、スニペットを生成しているページが、検索結果ではWikipediaに次ぐ2位でありながら、スニペットに引用されているという点である。下記に、引用された箇所の実際のページを記載する。

【画像内和訳】
見積依頼書(RFP)とは、ビジネス上の目的を通して製品やサービスを獲得するために、組織が今後取引をする可能性のあるベンダーから入札金額を引き出すために作成された提案資料である。RFPの作成は、購買決定をする上で、取引の構造と透明性を明らかにする一方、要求と議論すべき内容を公にすることでリスクを減らす目的も存在する。

質問に対する回答が、明確で、直接的で、シンプルに記載されていることが確認できるだろう。これはユーザー体験として非常に優れており、確実にGoogleが好む内容と言えよう。それでは、この例におけるトラフィックはどうなっているのだろうか?下記にグラフを記載しよう。

私にとっては明確な勝利に見える。しかし、たった一つの例で結論付けるのは、なんとも心もとない。もう一つの例を見てみよう。

ケース2:Steady Demandの例

次の例はSteady Demandのベン・フィッシャー氏によって共有されたものだ。ちなみに、このWebサイトのドメインオーソリティは38である。また、今回の例の検索クエリは、「how to get more followers on google plus(Google+でより多くのフォロワーを得る方法)」である。

このスニペットに引用されたコンテンツを下記に記載しよう。

【画像内和訳】
下記に記載する方法を行えば、Google+でより多くのエンゲージメントと対象のフォロワーを獲得することができるでしょう。
1.自身のプロフィールを埋め、獲得したいフォロワーを幾つかのタイプに分類し、書き出す。
2.Circloscopeに登録する。これにより、Google+のサークルを容易に管理できるツールを獲得したことになる。
3.あなたがシェアしたコンテンツに興味のあるコミュニティ、ユーザー、Google+の投稿を探し、彼らをサークルに追加する。
4.あなたがサークルに追加した人のエンゲージメントを測定する。また、エンゲージメントが見られるメンバー(もしくは、あなたが消費したいと思う優れたコンテンツを作成したメンバー)をより永続的なサークルに移動させる。
5.定期的にサークルのメンバーを整理する。

Confluent Formsの例と同様に、明確で、直接的で、シンプルに答えが提供されていることがわかるだろう。それでは、このページヘのトラフィックの状況を見てみよう。

今回もトラフィックが増加していることがグラフから読み取れる。上記2つのサイトは、フィーチャード・スニペットに引用されてから、ページヘのトラフィックが増加したのである。

もちろん、2つの例のみでは統計的に十分とは言えないだろう。そのため、あなたのサイトが引用されたとしても、上記の2サイトのようにトラフィックが確実に増加するという証拠はどこにもない。しかし、これらの例は、フィーチャード・スニペットをSEOの1つの手法として取り組むべき可能性を十分に秘めていると言えるのではないか?

フィーチャード・スニペットの作成方法

Googleの検索結果に答えとして表示されるためには、どうすればいいのか?我々がStone Temple Consulting社で行った様々なテストの結果、その過程を以下の4つにまとめてみた。

  1. あなたの業界に関してのシンプルで、共通した疑問(質問)を特定する。
  2. その質問に対して明確で、直接的な答えを提供する。
  3. 上記答えに加え、付加価値のある情報を加える。
  4. ユーザー(そしてGoogle)にとって発見しやすいようにする。

上記4つの項目が、我々が実際のフィーチャード・スニペットに引用されたサイトを数多く研究した結果、得ることができた共通項である。フィーチャード・スニペットに関する我々の研究対象は100,000例を超えている。非常に多くのサイトを見てきたのだ。

それでは次に、上記の方法が実際に上手くいくか試してみよう。

ケーススタディ

我々の研究は非常に興味深いものであったが、実際に上手くいくのだろうか?それを証明するために、SEO業界における5つのよくある疑問を選び、それらに回答するコンテンツを作成してみた。コンテンツには動画を含め、その動画の書き起こしも記載し、5月20日に公開した。

先に記載した項目でも述べたが、我々は単純な答えに加え、より有益な情報も付加している。上記の記事は、NoFollowを使用すべき場面と、NoFollowとは何かを説明している。こうした内容はフィーチャード・スニペットの引用にとって非常に重要であるため、絶対に取り除くべきではない。

状況をより加速させるため、我々は該当記事のURLをGoogle+でシェアし、サーチコンソールに提出した。そして、たった3日後、5つのテストページの内2つがフィーチャード・スニペットに引用された。

40%の成功率はそれほど悪くない数字だろう。

まとめ

個人的には、あなたのサイトの重要なページがフィーチャード・スニペットに引用されることは非常に喜ばしいことだと考えている。ビジネス上の価値は、その業界に関連する、潜在的な消費者からの質問を特定することで決定される。また、あなたのビジネスに関連性のない項目でフィーチャード・スニペットに引用されることはない。

そのため、フィーチャード・スニペットに引用されることは好ましい状況といえるだろう。さらに言えば、ユーザーを念頭においたページデザインが求められているのだ。シンプルで、明確で、直接的な答えを提供するというコンセプトは、ユーザーに多くの価値を与える。また、それによって、Googleが行うべき仕事をより容易にすることとつながることになるのだ。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「How To Get Featured Snippets For Your Site」を翻訳した内容です。

Googleは様々な分野を実験しながら(廃止されるものも多いですが。。。)、ユーザー体験の向上に務めています。”フィーチャード・スニペット”に関して言えば、今後のモバイルやウェアラブルデバイスの普及にともなって拡大していく可能性は十分にあります。今後の可能性を考え、今のうちに準備しておくことも重要かもしれません。-SEO Japan

先日のGoogleのアップデートはニュースと新鮮なコンテンツに恩恵を与えたアップデートか。

先日アメリカ(日本でも)で比較的大規模な順位変動があり、パンダアップデートでは?という憶測が飛び交いましたが、Googleは後に否定しています。そんな中、SMXでもスピーカーとして登壇している、SearchMetrics社のMarcus Tober氏が非常に興味深い分析記事を公開しているようです。彼の分析によると、クオリティ・アップデートよりも、QDFアップデートに近いとのことです。SEO Japanでは扱いませんでしたが、Googleトレンドの更新も先日行われており、そちらとの関連性も指摘されています。真相のほどは果たして?– SEO Japan

6月17日に我々はGoogleのアップデートについて報じた。後に、Googleはアルゴリズムの核となる部分のアップデートであることを認め、パンダ、ペンギン、HTTPSとの関連性を否定した。

そんな中、Marcus Tober氏が非常に興味深い分析を提供してくれている。彼の分析によると、このアップデート以降、ニュースや新鮮なコンテンツに大きな変動があったようだ。Wall Street JournalはGoogleのビジビリティが19%、USA Todayが11%、Business Insiderが20%上昇している。ちなみに、私のサイトも(SearchMetricsによると)、134%上昇している。

パンダアップデート4.1以前までの回復は見られないが、非常に喜ばしいことだ。Googleからの流入も25%増加している。

非常に興味深いことは、Googleトレンドがリニューアルした時期と同時期であるということだろう。Googleトレンドはほぼリアルタイムでのデータ取得が可能になっている。これが、Googleへより優れたデータを送るようになり、アルゴリズムに新しい機能を与えているのかもしれない。

改めて、上記内容はMarcus氏の意見によるものだが、真実である可能性も、もちろん、ある。

Marcus氏の記事はこちら

この件についてのWebmasterWorldのディスカッションはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「That Google Update May Have Benefited News Or Fresh Content Sites」を翻訳した内容です。

パンダアップデートの予告時期の範囲でもあったため、先日の順位変動は多くの方の興味を引き付けました。Googleからの返答は曖昧なものでありましたが、それはそれでいつも通りです。今回のMarcus氏の分析が正しければ、パンダアップデートと同様”コンテンツ”へのアップデートとなりますが、内容はパンダらしくありませんね。Marcus氏の記事には実際のデータも公開されており、より詳細な情報も記載されています。もはや周知の事実ではありますが、Googleが今後もコンテンツの評価に力を入れることは間違いないでしょう。

続きを読む 先日のGoogleのアップデートはニュースと新鮮なコンテンツに恩恵を与えたアップデートか。

再審査リクエストの内容が優れていれば、ペナルティ解除のスピードも早まる。Thumbtackの件についてのGoogleからの返答。

先日、Thumbtackというサイトが短期間でペナルティを解除され、話題になっていました。先日行われたハングアウトでGoogleのジョン・ミュラー氏がこの件について言及しています。手動アクションを解除する際は、サイトのバックグラウンドは一切考慮せず、再審査リクエストの内容によって処理速度が異なるとのことです。(つまりはしっかりとリンク精査を行えということですね。)Googleが投資していたサイトであるため、あらぬ疑いがかけられていたようですが、真偽の程は果たして。。。

ここ数日、Thumbtackがなぜ1週間も待たずにペナルティが解除されたのか?という議論が活発に行われていた。

ThumbtackがGoogleからの投資を受けているサイトだからでは?と疑った者もいる。

*Googleの投資会社が出資している、Thumbtack(人材系の会社)の手動ペナルティが解除されたという話題がありました。解除までのスピードが非常に早かったため、疑いをもった人が多かったようです。

Googleのジョン・ミュラー氏が昨日のハングアウトでこの問題について言及した。下記の動画の24分からこの問題について発言している。

非常に長い返答であったため、ここでは短くまとめる。

「通常、手動アクション担当のチームは該当のサイトがどこから投資を受けているかを知る手段がない。そのため、彼らがGoogleの投資について考慮することはありえない。」

また、ジョン氏は優れた再審査リクエストの内容についても言及している。

「不自然なリンクを自動的に削除するプログラムを書く困難さをうかがわせ、非常に詳細で包括的な再審査リクエスト(Thumbtackの再審査リクエストがこのような内容であったことをほのめかしている)。このように、再審査リクエストの内容が優れており、リンクの削除具合も素晴らしい場合は、手動アクションからの早期の復活が可能になる。」

下記に上記発言の動画を掲載する。

また、下記にジョン氏の発言の書き起こしを掲載する。非常に骨の折れる作業だった:(

*非常に長い文章のため、細部は省略します。

質問:
“手動アクションの処理を行う場合、会社やサイトの規模を考慮しているのか?RapGeniusもThumbtackも非常に早く(1週間以内の数日間)処理され、解除された。しかし、小規模のサイトは数週間、もしくは、数ヶ月処理を待たされる場合がある。”

回答:
“我々は、サイトの所有者や、サイトの種類などを全く考慮に入れていない。手動アクションの担当チームがサイトの種類、サイズ、所有者、投資先など、あらゆるバックグラウンドを基準にすることは絶対にない。”

“また、不自然なリンクの削除が本当にキレイに行われている場合がある。広範囲において、手動アクションの問題を解決しようと試みており、その結果(リンク削除)も優れている場合だ。手動アクションの担当チームが確認しても、実際に不自然なリンクは発見されず、キレイな状態になっている。こうした場合は、手動アクションの解除を行う。なぜなら、手動アクションに値する状況ではないからだ。”

“こうした場合、多くの人が不満を漏らすこともわかっている。そのため、このような場合は(リンク削除の結果を)ダブルチェックするようにしているが、実際に、非常にキレイになっているのだ。”

“そのため、巷で言われているような、「非常に有名なサイトのため、ペナルティの解除が早まった」ということは決してない。全ては再審査リクエストの内容によるものなのだ。そして、私が目にするほとんどの再審査リクエストは、非常に低品質だ。あたかも全ての問題を解決したかのように書かれているが、それについての具体的な内容は全く記載されていない。また、短い期間で何回も再審査リクエストを送ってくる場合もある。このような場合は、数週間様子を見て、どのような変化(リンク削除)があったかを見ることにしている。なぜなら、どのような変化があったかについて、我々は何も情報を与えてもらっていないのだから。”

“つまり、単純に処理に時間がかかる場合があるのだ。もしも、再審査リクエストに実際に何を行ったか、完全にキレイな状態にしたことについての情報、を記載していれば、我々の処理も早くなる。再審査リクエストの内容が優れていれば、他のチームに相談したり、どのような変化があるか時間をおいて確認したりする作業を行う必要がなくなる。我々は再審査リクエストの内容を見ており、それが本当に優れていれば、手動アクションの解除を行う。”

“リンク削除の作業を完璧に行った者からその内容を記載した再審査リクエストを受け取った場合は、手動アクションの解除が早まる場合はある。もちろん、広範囲に及ぶ要素を検証しなければいけない時もあり、そうした場合は、処理が遅れる場合もある。”

“再審査リクエストの提出から1週間か2週間ほど経過している場合は、担当チームがダブルチェックを行っている可能性がある。非常に不自然な状況に陥り、プロセスが進まないこともあるため、再審査リクエストの内容は、我々の処理速度を早めるために役立つのだ。”

実際のところ、どうなのだろか?

この件に関する議論はGoogle+でも行われている。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: Great Reconsideration Requests Get Processed Fast; Hints At Thumbtack」を翻訳した内容です。

ジョン・ミュラー氏の説明は非常に長いものでしたが、簡単にまとめれば、しっかりと不自然なリンクの削除を行い、その内容をきちんと再審査リクエストに記載していれば、解除までのスピードが早まる場合もあるということです。同時に、Thumbtackのペナルティ解除が早かった理由は、それがしっかりと行われていたからだと強調しています。Googleの再審査リクエストへの返答に新たなバージョンがあった(実際はそれほど差異はなさそうでした)などの話題もありましたが、ペナルティの話題は定期的にでてきますね。ペナルティの解除に苦労されている方の参考になれば幸いです。

続きを読む 再審査リクエストの内容が優れていれば、ペナルティ解除のスピードも早まる。Thumbtackの件についてのGoogleからの返答。

Googleマップの新機能!Googleマイビジネスに登録して、営業時間を伝えよう。

先ほど掲載したアップデートの話題とは打って変わり、Googleマップの新機能の話題です。初めて行くレストランやお店の場所を探すためにGoogleマップを利用することは多いですが、営業時間に間に合うか、心配になることはないでしょうか?今回の新機能を使えば、到着時間にお店が閉まっている場合、それを伝えてくれるとのことです。せっかく来ていただいたお客様に不快な思いをさせなくて済むかもしれないですね。先日お伝えした機能と同様、旅行の際にも便利かもしれません。– SEO Japan

Android Policeによって最初に報告されたが、Googleマップに新機能が追加されたようだ。Googleマップを使用して目的地までの経路を検索する際、到着予定時刻にお店が閉まっているようであれば、その旨をGoogleマップが教えてくれるとのことだ。

Googleマップが表示するメッセージは、”あなたの目的地ですが、あなたが到着する時刻には閉まっているかもしれません。”といったものだ。

この機能の追加により、Googleマイビジネスに営業時間を正しく記載するよう、働きかけることになりそうだ。お店のオーナーと顧客の両方にとって良いことだと思う。例えば、Googleには5時に閉店と登録しているが、実際の閉店時間が7時だった場合、売上を逃してしまうことにつながる。

下記に、実際のメッセージ画像を記載する。

Local Search Forumsでこの話題が取り上げられている。そこに記載されているメッセージを掲載しよう。

”営業時間を正しく登録する別の理由が生まれた。今回のAndroidのアップデートは、利用者に、営業時間外に訪れるかもしない可能性を伝えることになるのだ。”

今すぐ登録している営業時間を確認しよう!
(日本語はこちら)

この件に関するフォーラムはこちら。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Businesses; Update Your Business Hours Or Google Maps Might Tell Your Customers To Turn Around」を翻訳した内容です。

モバイル利用の増加に伴い、動画に注目すべきと、Googleのゲイリー・イリー氏は発言していましたが、Googleマップもモバイルでよく利用されていると思います。急ぎの際は近くのお店を検索したりしますが、営業時間内かどうかすぐにわかれば便利ですね。どんどん充実していくGoogleの検索機能に、今後も要注目です!

続きを読む Googleマップの新機能!Googleマイビジネスに登録して、営業時間を伝えよう。

Googleがアップデートを行った?パンダアップデートの開始か?

記事掲載時のタイトルをそのまま使用しましたが、追加情報で、Googleからパンダアップデートではないという連絡があったとのことです。もともと、先週末に変動があったのでは?という話題がありましたが、一昨日の時点ではあまり大きな動きはなかったようです。しかし、昨日になって以外にも大規模な話題になったという経緯があります。日本でも多少動きがあったようですが、関連性はあるのでしょうか?– SEO Japan

昨日の記事で、先週末に起こった小規模の変動のうわさについて取り上げた。個人的に”クリケット・アップデート“と呼んだものだ。一部のグループだろうと思っていたが、昨日の午後からSEOのコミュニティや掲示板で、今回のアップデートの話題が急激に増加し始めた。

*”クリケット”は”コオロギ”という意味です。当初は非常に限定的で、小さい話題だったため、そう名付けたと思われます。

つまり、かなりの数のWebマスターやSEO担当者が順位変動を認め、Googleのアップデートを疑っているということである。しかし、個人的には、今回の変動はパンダアップデートではないと考えている。私の知人にパンダアップデートのエキスパートがいるが、彼らは変動を目撃していないという。また、フォーラムや掲示板でも、パンダアップデートを疑う声は少ない。

WebmasterWorld(こちらこちら)とBlack Hat Forums(こちらこちら)ではそれぞれ今回のアップデートに関してのスレッドが2つ立ち上がっており、議論が行われている。パンダアップデートを疑う者もいれば、それを否定する者もいる。ランキング変動を目撃している者もいれば、クロール率の大幅な変化を目撃している者もいる。

幾つかの発言を下記に記載しよう。

”様々なクライアントのデータから順位変動を確認している。非常に大きな変動を示したケースもある。しかし、今回変動のあったサイトの共通点は発見できていない。現時点でパンダアップデートと判断するには、時期尚早かと感じる。しかし、他の人の発言を見てみると、その可能性も捨てきれない。”

”順位変動を確認した。パンダアップデートの匂いがする。”

”他の人と同様に、順位変動を確認している。ちょっと前に発表のあった、パンダアップデートじゃないかな?”

近い将来、パンダアップデートがやってくるだろう。しかし、今回の変動がパンダアップデートによるものだとすれば、それほど大きな規模ではなかったことになる。おそらく、Googleが何らかのテストをしているのではないだろうか?確証はないが。

Mozcast“、”SERP Metrics“、”Algoroo“、”SERP Watch“などの順位測定ツールも変動を示しており、大体が昨日の時点からだ。”SERPs.com“は昨日から更新されていない。

また、モバイル関連のみの順位変動を疑っている者もいるが、これについても確証はない。

個人的な経験則だが、パンダアップデートは金曜日までは起こらないと思う。

この件に関する議論はWebmasterWorld(こちらこちら)とBlack Hat Forums(こちらこちら)で行われている。

追記:Googleは今回の変動はパンダアップデートではないと私に連絡をくれた。しかし、パンダアップデートとは関係がなくとも、多くの人が変動を確認していることは事実である。以前のパンダアップデートで被害を受けたサイトは変動を示していないようだ。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google Update Happening? Maybe Panda About To Kick Off?」を翻訳した内容です。

先日のSMX Advancedで発表されたこともあり、パンダアップデートを疑う声がでるのも自然といえば自然です。皆が注目している件ではありますが、その他のアップデートが起こる可能性も十分にありますね。今回のアップデートで変動したサイトがどのような共通点を持つかなど気になることは多いですが、個々のアップデート対策を考えるのではなく、サイト全体の価値向上が一番に取り組むべき課題でしょう。

続きを読む Googleがアップデートを行った?パンダアップデートの開始か?