フランスのフリーランサー向け銀行サービス「Shine」が有償化

フランスのスタートアップ、Shineはフリーランサーに必要な唯一の業務用銀行口座になろうとしている。これまで2万5000人がサービスに登録し、最近同社は930万ドルの調達ラウンドを完了した。

Shineはフランスのフリーランサーをあらゆる段階で支援しようとしている。登録すると、フリーランサー・ステータスを得るためのペーパーワークをアプリが手伝ってくれる。その後カードと銀行情報が手に入る。

ユーザーは請求書の作成、支払いの受付、さらにはスタッフの給料支払もできる。口座の開設と基本的取引は現在は無料だが、1月21日から、利用者のステータスに応じて月額4.90~7.90ユーロの料金が発生する。

フリーランサーで収入が7万ユーロ未満(「Auto-entrepreneur/個人事業主」と呼ばれる)の人は月額4.90ユーロ、それ以外の人はもっと高い料金を支払う。これは、ほとんどの業務用銀行口座よりもまだ安い。既存ユーザーは料金を支払う必要がない。

同社は 過去にプレミアムプランに言及したが、今回は全員に同一機能を提供する単一プランだ。インディーズのライフスタイルに真剣に取り組んで多くの収入を上げるひとは、もう少し高い料金を払うことになる。

この変更に加えて、同社はいくつか新機能を開発している。近々、会計処理用にエクスポート機能が強化される。小切手の入金、口座の管理をウェブブラウザーから実行可能で、請求書作成などの機能も改善される。

ただしShineは単に機能を増やそうとしているのではない。同社はフリーランサーにとって最高の銀行取引アシスタントを作ろうとしている。管理作業に関する通知を受け取れるほか、管理業務に関するどんなことでもサポートチームに質問できる。

これは、同社のサービスに関するカスタマーサポートではない——フランスの文書業務のサポートだ。それだけでも価値あるサービスだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

日本製の高性能金属を使用したアクティビティトラッカーShineはAppleの元CEOが協同ファウンダ–社名もApple的

【抄訳】

Fitbits。NikeのFuelbands。JawboneのUp。PulseArgus。LGのSmart Activity Tracker。…。…。コンピュータ内臓あるいはコンピュータのアプリとしての、そしてインターネット接続型の、アクティビティトラッカー(activity tracker, 活動追跡機)の市場は、最近ますます混雑と渋滞がひどくなっている。しかも、まだ勝者がはっきりしない。

Misfit WearablesのShineも、最近この混雑に加わった一人だが、ハードウェアのデザインとしては、これがいちばん美しいのではないだろうか。Shineを作ったMisfit Wearablesは、AppleのファウンダSteve Jobsの有名な“Think Different”(違う考え方をしよう)キャンペーン(1997年)の有名なコマーシャルの、冒頭ナレーションから、社名をいただいている: “Here’s to the crazy ones. The misfits.”*(おかしなやつらに乾杯。はみ出し者に勝利を)。〔*: misfit, 不適応者。〕

同社にはFounders FundとKhosla Venturesが出資し、協同ファウンダとして名を連ねるSonny Vuが作った血糖値測定企業Agamatrixは、世界初のiPhone用公式医療機器アドオンを提供した。もう一人の協同ファウンダJohn Sculleyは、Appleの元CEOだ。小さなスタートアップなのにチームはきわめて多国籍で、工業デザイナーはサンフランシスコから、データサイエンティストはベトナム、そして製造は韓国と日本で行う。

Shineは小さな円形で、25セント硬貨と同じぐらいの大きさだ。外殻には、日本製の航空機用アルミニウムを使用している。小さな穴がいくつかリング状に開いていて、その直下にはLEDライトがある。それらは、その人の本日の活動目標達成度を表す。それを見るためには、Shineを二度タップする。ライトが半分しか点灯しなければ、やることは半分しか終わっていない。ライトが完全にリング状に点灯したら、目標達成だ。

私は本機を一週間ほど借りて、毎日の散歩やダンス、ダウンヒルのマウンテンバイク乗りなどをチェックしてみた。

全体的に、印象はとても良い。機械というより、ある種のジュエリーみたいだが、ハードウェア企業でデザインをやっている友人たちは、Shineの作りと形はとても良い、と感心していた。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))