海賊版映画のストリーミングサービス、Popcorn TimeがiOSに登場―脱獄は必要なし

違法にコピーされたデジタルコンテンツが大量に共有されることから「海賊版のNetflix」と揶揄されるP2Pストリーミング・サービス、Popcorn TimeがiOSユーザーにとって非常に使いやすくなった。 Torrent Freakの記事によればiOSアプリを利用してiPhoneまたはiPadでPopcorn TimeのTorrentネットワークを簡単に利用できるようになるという。このアプリはインストールにあたって脱獄を必要としない。

Popcorn Timeについて少し説明しておくと、これは海賊版映画のストリーミングを主な目的とするサービスだ。それでもただちに違法とはいえないのは、ストリーミングするコンテンツを自らホストしていないからだ。コンテンツ自体はウェブの他所の場所にある。このソフトはそうした海賊版コンテンツへのアクセスを提供する。海賊版には高画質の映画やテレビ番組が数多く含まれる。これは典型的な灰色の領域だ。

Popcorn Timeはその使いやすさとコンテンツの豊富さでNetflixのような合法的サービスにとって脅威となっている。実際、Netflixは今年、株主宛の公開状で海賊版の危険性を訴えている。NetflixのCEO、Reed Hastingsはこの中で「われわれのビジネスにとってもっとも大きなライバルはHuluやHBOではなく、海賊版サイトだ」と述べた。

オリジナルのPopcorn Timeは2014年にサービスを停止したが、それ以後、多数の匿名サイトが復活している。昨年秋、Popcorn TimeのiOSアプリが開発されたが、これはインストールに脱獄が必要だった。

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しかし前述の記事によればPopcorn Timeのデベロッパーは脱獄なしで作動するiOSアプリの開発に成功したようだ。ただし、AppStoreのアプリとは違い、インストールには一手間かかる。デベロッパーはMacまたはWindowsのデスクトップ・パソコンで作動するインストーラーを開発した。ユーザーはiOSデバイスをUSB経由でパソコンに接続し、インストーラーを起動してその指示に従えばよい。

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このアプリはiPhoneやiPad上で映画やテレビ番組をストリーミング再生するだけでなく、ChromecastやApple TVにも対応している。インストーラーはこちらのページ からダウンロードできるが、現在入手可能なのはWindows版だけだ(Mac版は今月中にリリースされるという)。ベータ版とされているのでそれなりのバグを含んでいることは覚悟したほうがよい。

いうまでもないが、利用はあくまで自己責任で。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

‘The Interview’は合衆国のみの封切りなのに世界中がダウンロード

昨日(きのう)(米国時間12/24)はSonyが、Google PlayとYouTube MoviesとXbox Videoで“The Interview”をオンライン公開した。しかし封切りは合衆国だけなので、そのほかの国の人たちは、薪を燃やす暖炉のない人はオンライン暖炉(オンラインyule log)でクリスマスを祝うか、それともtorrentのサイトに逃げこむしかなかった。〔訳注: この記事は映画の劇場公開(12/25)の前に書かれたもの。〕

当然ながら、多くの人が映画の不法ダウンロードを選んだ。Torrent Freakによると、“The Interview”は20時間で推定75万回ダウンロードされた。

なぜSonyが“The Interview”のオンライン封切りを合衆国に限定したのか、不可解だ。世界的な関心を喚(よ)んでいる映画なのに。

しかもSonyは、FBI説によると北朝鮮にハックされるという未曾有の災難に直面しているし(セキュリティの専門家たちの中には、Sonyの内部犯行説を主張する人が多いのだけど)、“The Interview”を上映した映画館に対するテロ予告までいただいている。

今本誌はSonyに、“The Interview”の国際封切りのスケジュールを問い合わせている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


悪名高きPirate Bayのドキュメンタリー映画, YouTubeでも見られる

The Pirate Bay Away From Keyboardは、YouTubeでも見られる。この、ヨーロッパで公開されたばかりの全篇1時間半の映画は、Pirate Bayでダウンロードもできる。

ここで、買うこともできる。

この映画は、Pirate Bayの背景談だ。この、慢性いじめられっ子のBitTorrentファイル共有Webサイトは、世界のほとんどの著作権擁護団体から目の仇にされた。映画は、ファウンダのPeter Sunde、Fredrik Neij、そしてGottfrid Svartholmの人生を描いている。それは今日(米国時間2/8)、ベルリンのBerlin International Film Festival(ベルリン国際映画祭)で公開された。

この映画はKickstarterで資金集めに成功し、スウェーデン政府から小額の助成金をもらった。このところ合衆国は、豪雪や吹雪で外へ出られない人が多いから、この映画を見るぐらいの時間は、たっぷりとあるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))