Moto Z3はModを使って5Gに対応

モトローラのMod(機能拡張モジュール)ラインについての意見は色々出されているが、モトローラ自身は地道な努力を続けている。同社は現在、17種類のModを提供しているが、ほどなく18番目が登場する。そしてそれは最も興味深い応用例の1つとなる。

モトローラは、新しいMoto Z3ハンドセットと同時に、新しいModを発表した。これはVerizonの新しいネットワークを介して、ライン全体に5Gの接続性を提供する。価格は発表されていないが来年の早い時期に出荷が予定されているこのModは、携帯電話に次世代ネットワークを導入する際の苦労に対して、面白い回避策を提示している。

このバックドアアプローチによって、モトローラはZ3を8月16日から販売開始することができ、5G開始に向けてさらに半年の間作業を進めることが可能になるのだ。おそらくVerizonの5Gカバレッジマップは、それまでにはもう少し高密度になるだろうが、現在のところ、ヒューストン、ロサンゼルス、そして奇妙なことにサクラメントの3都市だけが対象として発表されている。まだ明かされていない4番目の都市は、今年の末までにはカバーされる準備が整う。

少なくともモトローラは、この技術を米国の顧客に導入する、(初めてではないにせよ)最初のグループの1つであることを強く訴えている。同社はまた、この技術を電話機に直接搭載することの方が、modとその内蔵バッテリを挿入するよりも、より多くのリソースを消費することになると主張している。

どれくらいの価格が適正なものかはわからないが、いずれにせよこの方式は携帯電話機のコストを下げる。新しいZ3はアンロックされた状態で480ドルである。同社はユーザーのためのお得プランに長年注力しており、これもそのやり方の一環である。高性能だが最終世代のSnapdragon 835のようなチップを利用することもそうだ。

モトローラも、多くのユーザーがこの初期の段階で5G電話機に飛び込むシナリオは想定していない。携帯電話自体は、最近発売されたMoto Z3 Playとほとんど同じように見える。6インチのディスプレイ、3000mAhのバッテリー、そしてデプスセンシングとGoogleレンズ機能が内蔵されたデュアルカメラが搭載されている。Verizonが最終的にその新しいModに電話機をバンドルするかどうかについてはまだ発表されていない。

情報開示:VerizonはOathを所有しており、OathはTechCrunchを所有している。

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(翻訳:sako)