GoogleのProject Sunroofは、Googleの技術者チームのチームリーダーCarl Elkinが、同社の20%プロジェクトとして始めたものだが、要するに自分の家の屋根にソーラーパネルを敷いたとき、十分な電力が得られるか得られないかを算定してくれるソフトウェアだ。このプロジェクトをローンチしたのは8月だったが、そのときはボストンと、カリフォルニアの一部しかサポートしていなかった。そして今日(米国時間12/11)Project Sunroofは、いくつかの州の大都市圏もサポートすることになった。
この際、いくつかの州とは、California, Massachusetts, Arizona, New York, New Jersey, Nevada, Connecticut, Colorado, North Carolinaだ。
そしてGoogleの‘大都市圏(metro area)’の定義はかなり広い。ぼくが試してみた結果では、アリゾナ州ツーソン(Tuscon, Arizona)の家々やラスヴェガス(Las Vegas)のビルはもちろん大丈夫だったけど、昔よく行ったコネチカット州ウィリマンティック(Willimantic, Connecticut)は、よっぽど郷土愛の激しい人しか、大都市圏とは呼ばないだろう。
だから、大都市に住んでいない人でも、今度のSunroofプログラムは試してみる価値がある。住所を入力すると、一日の日照時間と、ソーラーパネルの設置により節約できる電気料金額を教えてくれる。
Googleによると、Sunroofプログラムは専用のデータベースから、家の屋根の方向、近くの木や建物の高さ、その地方の気象の特性などの情報を取り出して、ソーラーパネルの稼働効率を計算する。
そして、ソーラーパネルを設置すると決めたら、このプログラムはあなたのお住まいの地域の業者のリストをくれる。彼らはこのプログラムのスポンサーだから、業者を選ぶときには、ほかの情報源もあたるべきかもしれない。