スマホから操作するポストイットプリンターNemonicは写真やグラフィクスも使える

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2016年にSamusungのイノベーション部門から巣立ったMangoslabが今日(米国時間1/3)、最初の製品を披露した。その製品Nemonicは120ドルの感熱プリンターで、スマートフォンからスティッキーノートにプリントする。そう、同僚のコンピューターの画面にいやみを書いて貼っておく、あなたの大好きなツールが、ついにIoT化されて強力な武器になったのだ。これからは、オフィス戦争がますます激しくなるだろう。

この製品は小さなプリンターとスマホ用アプリのセットだが、写真もプリントできるし、テキストをデザインできるための簡単なデザイン機能もある。

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CESの会場で同社の社員氏曰く、“このプリンターは、インクもトナーも要りません。感熱紙でできたスティッキーノートをお買いになれば、すぐにプリントできます”。

その感熱紙スティッキーノートのお値段は、文具店などに売っている、ペンで書く、ふつうのスティッキーノートと同じぐらいだ。

アプリはiOSやAndroidのスマートフォンからBluetooth 4.0でプリンターと通信する。パソコン用のアプリケーションもある。プリンターのサイズは4x4x3.5インチと小さいが、USB端子もあるから、Bluetoothが使えなくても大丈夫。

発売は4月だが、最初は韓国のみ。お値段100〜120ドルは、用途の限られた感熱プリンターとしてはお高いが、かわいくてクールな製品であることは否定できない。

On the bright side, the pink post-its match my MacBook. On the downside, no amount of fancy technology can save me from my atrocious handwriting.

良い点: ピンクのポッストイットはぼくのMacBookに良く合う。悪い点: ぼくのひどい手書き文字をなんとかしてくれる技術は存在しない。Androidタブレットの上でスタイラスを使うと、さらにひどい文字になるね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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