WWDCが近づいてきた。iOS 8がリリースされるのではないかという噂だが、まだこないのではないかと心配している人も多いことだろう。どうやら心配は無用であるようだ。
会場となるサンフランシスコのMoscone Centerに、イベントを示すバナーが掲げられ始めている。その中に「8」とだけ記されたものがあるのだ。他の何かに「8」などという名前をつけて消費者を混乱させようとしているのでない限り、これはiOS 8のことを示すものだと考えて良いのだと思う。
MacRumorsが(via Jay Yarow on Twitter)不機嫌そうな警備員とともに、準備中のバナー写真を掲載している。
尚、この「8」の背景にあるのは海であるようにみえる。この背景がまた、いろいろと憶測を生んでいる。
海が綺麗だから背景に使っただけだろうという人もいる。しかしそれは、どうもAppleらしくないやり方だと思う。OS XのMavericksがカリフォルニアの海岸を示す名前であることから、OS XとiOSのより密な連携が行えるようになるのではないかという話もある。たとえばiOSとOS X間でのAirdropが実現されているのではないかというようなことだ。
但し、期待し過ぎは禁物だ。情報筋からはiOS 8はちょっとしたアップデートに過ぎないという声も聞こえてきている。iOS 8に投入される機能は、iOS 7の準備段階から用意していたものの、時間の関係で入れることのできなかったものであり、とくに革新的なものはないのだという話もある。Mapsに経路案内が加わる程度のものだという噂もあるのだ。
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(翻訳:Maeda, H)