フェイスブックのデスクトップ版新デザインが正式発表、ダークモードがやっと使える

何カ月もテストをしていたFacebook(フェイスブック)の新デザインがついに正式に発表された。2019年の開発者会議F8で発表されたミニマリスト的なデスクトップデザインは、段階的に展開されてきた。2020年3月に同社は、その新バージョンを試してみるオプションを追加。ユーザーは元に戻って、なぜそうしたかをフィードバックすることができた。そして今週、新デザインは正式に決まった。手作業でアップデートするオプションも利用できる。

ユーザーが多く、人気のウェブサイトは変更が難しい。最高の新デザインでも、ユーザーはそれに適応するために脳の配線変えが必要だ。単純化もここでは重要となる。これまでさまざまなコンテンツのために新たな機能を次々と加えてきたフェイスブックのようなプラットフォームにとっては特に大きく要求される。初期のリリースで触ってみた経験からいうと、フェイスブックはこの「フレッシュでよりシンプルな」デザインのために空白のキャンバスを残すことを恐れていない。動画、ゲーム、グループなどのコンテンツが優先されている。

新デザインはモバイルアプリに倣って、ロードタイムの短縮とナビゲーションのしやすさを実現している。これまた、ユーザーは慣れる必要があるだろう。「Facebook.comが16年前にローンチしてから今日まで、私たちは成長しました。私たちは数多くの新機能を搭載し、それらを新しいデバイスとオペレーティングシステムに向けて最適化し、何百もの言語に拡張してきました。最近の私たちはモバイルのフェイスブック体験にフォーカスし、私たちのデスクトップサイトが後れていることに気づきました。そして、みんなが追いつくことをみんなが必要としています」とフェイブックはいう。

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多くの人にとって最大のニュースは、待望のダークモードがデスクトップ版にやってきたことだろう。ついにフェイスブックは、Twitterなど多くのアプリケーションの仲間入りをした。ダークモードの利点はあなたもよくご存知だろう。目に優しいし、動画が観やすい。動画は、最近の同社で最もプライオリティが高いものだ。

さらに新しいのは、グループやページや、そして当然ながら広告を、前よりも手早く作れることだ。新バージョンにはそれぞれのプレビューもあるので、画面上の姿を公開する前に確認できる。

同社は現在も、ユーザーからのフィードバックを積極的に求めている。「設定」から不満を伝えることができる。フェイスブックはこれからもユーザーに喜んでもらうために、果てしない取り組みの中で、デザインの微調整を続けていく予定だ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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