ポケモンGOでついにトレードできるようになった――フレンドにギフトも贈れる

ポケモンGOがリリースされてからもうすぐ2年になるが、ついに待望のポケモンのトレーディングができるようになる。つまり、すべてのポケモンを捕まえるという終わりなき旅の助けとして、手持ちのポケモンを他のプレイヤーのポケモンと交換できる。

トレーディングは今週末にリリースされる「フレンド」機能をベースとしている。トレーディングはフレンド機能のリリースの「すぐ後」に公開されるそうだ。ただしNianticは具体的な日時を明らかにしていない(その前になんらかの問題が発見される可能性に備えているのだろう)。

プレイの仕組み

    • トレーディングをするにはまずゲーム内で「フレンド」を作っておかねばならない。かつそのフレンドが100メートル以内にいる必要がある。
    • フレンドになるには相手にリクエストを送り、承認されたらプレイヤー固有のトレーナー・コードを共有する必要がある。
    • フレンドになると共同でゲームを楽しむための各種の特典が得られる。ジムバトルやレイドバトルで共同して戦うとアタックボーナスがつく。レイドバトルでは、プレミアボールの数が増える。

    • 共同作戦の数が増えるほど「仲良し度」も増える。
    • 一部のポケモン(伝説のポケモン、色違いのポケモン、「ずかん」に載っていないポケモンなど)の交換は「特別なポケモン交換」となる。これは「仲良し度」が「友達」以上の相手でなければならない。つまりこれまで共同の冒険に参加したことがない単なる「知り合い」は不可だ。これはネットでポケモンを売ろうとする不届きな連中を排除するためだろう。
    • 「特別なポケモン交換」は1日に1回だけ実行できる。
    • トレードには「ほしのすな」というゲーム内資産が必要だ。交換するポケモンが希少であればあるあるほど「ほしのすな」の消費量も増える。ただし「仲良し度」がアップすると、「ほしのすな」の必要量が減る。下にスクリーンショットを貼った。左の例ではとうてい不可能な100万ポイントが必要なのに対し、右の例だと4万ポイントすむ。「仲良し度」は画面右上のハートのアイコンの数で示される。

フレンド機能には、トレーディングと別に、ギフティングというまったく新しいコンセプトも導入された。ポケストップやジムでフォトディスクを回すと「ギフト」というアイテムが手に入ることがある。ギフトはプレイヤー自身では開封できないが、フレンドに贈ることができる。この通知にはギフトを手に入れた場所の写真が添えられるのでいわば絵葉書として使える。これにはいくつかの「有用なアイテム」が含まれるということだが、Nianticはどんなアイテムなのか具体的に説明することを避けている(ただしギフトには「アローラの形をしたポケモンが生まれてくるタマゴ」が入っていることがあるもよう)。

「ほしのすな」の必要量が変わることや1日1回などの回数制限などトレーディングはなかなか込み入った仕組みだが、これは無料のトレーディングが直面しがちな「タダ乗りして儲ける」連中の出現を防止する上で必要なのだろう。放っておけば、どうにかしてレアなポケモンを手に入れてeBay(にせよどこにせよ)で売り出す不心得モノが出てくることは容易に想像できる。しかしトレーディングには過去にポケジムなどでいっしょにプレイした履歴が必要だとなればハードルが高くなる。つまりこうしたインチキで一儲けしようとしても旨味がだいぶ減るわけだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。