メイソンジャーの中にファイルをバックアップする、Raspberry Preserveベースのサーバー

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DropboxやBoxのようなバックアップサービスの概念は好きだけど、自分のデータのコントロールは放棄したくない?そんなあなたのために、自宅のパントリーでファイルを安全に保存できるシステムができた ― フルーツや野裁の入った瓶のすぐ隣に。

ひとりの革新的DIYマニアが、BitTorrent Syncの走るRaspberry Piを伝統的メイソンジャーの中に巧みに組み込んだ。出来あがったのは、持っているデバイス全部のファイルを同期するホームメードのサービスだ。

個々に必要なソフトウェアのセットアップは、Raspberry PiとSSHでつなぎ、BitTorrent SyncのRaspberry Piバージョン(その名もふさわしいRaspberry Preserve[ラズべリージャム])とNode.js他いくつかのパッケージをインストールすることだけだ。PiにオプションでLEDをつなぎ、データの受信状態に応じて点滅、点灯させることもできる。

原作者は、メイソンジャーを木製の台に固定しているが、デバイスの美的センスにどこまで力を入れるかはあなた次第だ。

BitTorrent Syncは、BitTorrentを作った同じグループによって開発された。このシステムを簡単に説明するなら、BitTorrentと同じピアツーピアネットワークだが、ピアは全部自分のデバイス、というシステムだ。つまり、ノートパソコンの同期フォルダーにファイルを置くと、それがメイソンジャーの中のPiに置かれたノードホストと同期し、そこからスマホ、デスクトップ等々とシェアされる。

ソリューション全体がPiベースなので、プロジェクトは基本的にどんなレベルにもアップグレードできる。例えば、ハードディスクを追加してジャーそのものの中に大容量ストレージを統合することもできるし、USB WiFiアダプターをつなげばジャーをEthernetケーブルから解放させられる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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