ワイヤレス充電が可能なUVスマホ除菌器、Mophieが約8600円で販売

UV(紫外線)によるスマートフォン除菌器を発売するのに最適な時期は、約5カ月前だった。しかし、いまが遅すぎるというわけではない。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが本格的に世界へと広がり始めたとき、PhoneSoapのような企業によるかつてはかなりニッチだったUV除菌器が、大ヒットした。

実際、スマートフォンがどれだけ病気の媒介者になりうるかを多くの人々が初めて認識し始めたときには、製品はあちこちで完売していた。以上のことから、このカテゴリーは多くのアクセサリーブランドにとってかなり論理的な次のステップだ。

米国時間6月25日、Mophie(モーフィー)とInvisibleShield(インビジブルシールド)が除菌分野に参入した。価格はそれぞれ80ドル(約8600円)と60ドル(約6400円)で、主な違いは10Wのワイヤレス充電パッドが搭載されているかいないかだ。これは製品のフタ部分に搭載されている。つまり、消毒しながらの充電はできない。

どちらも6.9インチまでのスマートフォンを波長が280nm未満のUV-Cライトで消毒し、細菌の99.9%までを死滅させられるとうたっている。ただしPhoneSoapの製品と同じく、両ブランドとも自社の製品が新型コロナウイルスを殺すことができるとは主張していないことは注目に値する。この点についてはまだ結論は出ておらず、プレスリリースにも言及は見当たらない。このような製品を所有していても抗菌シートを持ち歩くことを強くお勧めする。

なお、どちらの製品もそれぞれの公式サイトで購入可能だ。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。