小さな目標に向けて1万円から投資できる、ロボアドバイザー「クロエ」がローンチ

投資で資産形成と聞くと、なんとなく難しい印象がして、自分には必要ないと思う人もいるだろう。けれど海外旅行のために貯金しているお金を運用すれば、普通に貯めるよりちょっと早く旅行に必要な金額に近づけるかもしれない(もちろんリスクもあるが)。そう考えると資産運用はぐっと身近に感じることができそうだ。本日、エイト証券がローンチしたロボアドバイザー「クロエ」は、ユーザーの目標達成をサポートする資産運用アプリだ。

ロボアドバイザーとは、グローバル分散投資を自動化した資産運用サービスのことだ。日本にあるロボアドバイザーのサービスにはウェルスナビお金のデザインが提供する「THEO」などいくつかあるが、クロエの特徴は、目的を持って資産形成する点だ。

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左から目標設定画面、資産運用の目標設定画面、ポートフォリオ画面

クロエのアプリを立ち上げると、まず目標を選ぶ画面がある。マイホームや旅行など目的をタップすると、次に設定画面で資産運用の目標を設定する。ここでは運用期間、初期投資金額と毎月の投資金額を設定することができる。クロエは1万円から投資できるため、目標額は数十万円規模でもいい。ポートフォリオの運用スタイルは自分のリスク許容度に応じて保守型、安定型、積極型から選べる。全て選ぶとポートフォリオ画面で、クロエが提案する資産別構成比率などを確認できる。

クロエは東京証券取引所に上場するETFを取り扱い、円建てで投資するため、為替変動による影響は受けない。クロエのアプリでは目的別のポートフォリオを複数作成することができ、口座開設から取引、運用報告の確認まですべてアプリ内で完結する。

「若い人や投資をしたことがない人でも投資を簡単に始められるサービスを目指しています」とエイト証券の広報担当者は説明する。数ヶ月先や来年までに貯めたい小さな額の目標から投資を始められるよう設計したという。

確かにこれまで投資というとまとまったお金が必要だという印象があり、特に始めるきっかけもなかったように思う。新しいパソコンを買うために、数万円から貯金感覚で投資できるとなれば、投資を始めるハードルは下がりそうだ。

エイト証券は2001年12月に設立し、2012年11月に香港の8グループに参画している。クロエはもともと8グループの8 Limitedが2016年12月に香港でローンチしたサービスで、今回日本市場向けにもローンチした形だ。

クロエの手数料は、年間ポートフォリオの評価額の0.88%(税抜・年率)だ。本日よりiOSAndroidアプリで利用できる。

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TechCrunch Japan

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