つながってアプリで制御できる日常製品に、はたして限度はあるのだろうか。正常心とスマホのバッテリー寿命は〈ある〉と言いたいかもしれないが、近々スタートするKickstarterプロジェクトは〈ない〉と言っているようだ。このつながって暖房するインソールは、ランナーの足を暖めながら歩数を計測する。
Digitsoleという名前のその商品は、初めて見る「スマート・インソール」ではない。Googleは2013年3月のSXSWで、つながって、喋るシューズをアートプロジェクトとして披露した。最近では、Bluetooth対応シューズ/インソールのLechalが登場し、足の触覚にフィードバックして地図を見ることなく道案内をしてくれる。さらには、ランナーの足が地面とどのように接触しているかを正確に分析し、リアルタイムで触覚フィードバックを返して走り方を調整できる、スマート・ソックスまで現れた。実用的かといえば、そう、かもしれない。
そして今、つながる加熱インソールが出てきそうだ。専用Android/iOSアプリをスワイプするだけで、最高40℃まで1回の充電で最長8時間暖めることができる。充電は後端のUSBポート経由で行う。
足の指を甘やかすためのアプリ? 世界で最初の実は問題でない問題の一つにも聞こえる。それでも、凍てつく寒さの中を走るしもやけがちな人にとっては、天の恵みに感じられるかもしれない。
オンデマンドの足暖房に加えて、Digitsoleの袖の中、いや靴下の中には他に2つ機能がある。歩数と消費カロリーを ― 同社曰く ― ウェアラブル・フィットネス・アームバンドより正確に測定する。なぜなら、Digitsoleは両方の足にあるので、何歩走ったかを正確に知っているからだそうだ。
Digitsoleを作ったフランスの開発者たちは、暖房インソールの夢を実現すべく、Kickstarterで4万ドルの調達を目標にしている。果たして彼らは、ファンシーなBluetoothフットウォーマーのために99ドルを手放そうという人たちを十分な人数説得して、1月の寒さに間に合わせることができるだろうか。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)