自動運転配達のNuroが新たに約526億円調達、ソフトバンクも追加出資

元Google(グーグル)のエンジニア2人が創業した自動運転配達スタートアップのNuro(ニューロ)が5億ドル(約526億円)を調達した。投資家らはロボティクスや自動走行車両のテクノロジーの長期的追求にまだ関心を持っていることをうかがわせる。ポストマネーのNuroのバリュエーションは50億ドル(約5260億円)だ。

今回のシリーズCラウンドはT. Rowe Price  Associates, Inc.のアドバイスを受けたファンドと投資家がリードした。また新規投資家としてFidelity Management & Research CompanyとBaillie Giffordが、そしてSoftBank Vision Fund 1、Greylockといった既存投資家も参加した。

Nuroは2016年6月にGoogleの元エンジニア、Dave Ferguson(デイブ・ファーガソン)氏とJiajun Zhu(ジアジュン・ジウ)氏によって設立された。当初はファーガソン氏とジウ氏の資金で賄っていたが、投資家を引きつけるのに苦労はしなかった。NuroはシリーズAの資金調達ラウンドを2016年に中国で終え、NetEaseの創業者Ding Lei(ディン・レイ)氏がNuroの役員会に加わった。そして2つめの資金調達を米国で2017年6月に実施し、NuroのシリーズAラウンド調達総額は9200万ドル(約97億円)となった。しかし、自動走行車両テクノロジーを商業化しようと多くのスタートアップがしのぎを削る中でNuroのリードを支えたのは、2019年2月のSoftBank Vision Fundによる9億4000万ドル(約990億円)という巨額投資だった。この投資により、Nuroのバリュエーションは27億ドル(約2840億円)になり、18カ月で倍増した。SoftBankの資金によってNuroは従業員650人超の企業に成長した。

自動走行車両業界の他のスタートアップと異なり、Nuroは人ではなく荷物を運ぶために低速で走る電気自動走行車両のデザインに注力してきた。同社の最初のテストは、自動運転システムを搭載したトヨタのプリウスで行った。Nuroは2018年にアリゾナ州での配達サービス試験でKroger(クローガー)と提携した。試験では当初プリウスを使い、その後R1配達ボットに移行した。NuroはまたCVS、Domino’s(ドミノズ)、Walmart(ウォルマート)といった企業とも提携した。

それからNuroは第2世代車両R2を開発した。レストランやグローサリーストア、他の事業所向けにデザインされたこの配達ロボットは2020年初め、ドライバーレス車両として走行することできると米政府から例外として認められている。

「我々は安全、そして安価なローカル配達サービスに対する消費者需要における先例のないシフトを目にしている」とCEOで共同創業者のジウ氏は声明文で述べた。「世界のトップ投資家の多くと協業することになった今回の資金調達は、当社の世界に誇れる技術が人々の日常に受け入れられるという未来に向けて自信を与えてくれるものだ」。

R2をアリゾナ、カリフォルニア、テキサス州の公道でテスト走行させている同社はTechCrunchに対して、「複数の都市でサービスを構築し、複数のマーケットで展開するのには数年かかるが、新たな資金により今後しばらくは自信を持って成長できる」と述べた。Nuroは短期的には、ヒューストンでのサービス拡大と商業サービスでのR2活用を目指している。

カテゴリー:モビリティ
タグ:Nuro自動運転資金調達

画像クレジット:Nuro

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(翻訳:Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

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