高機能マスク「Xupermask」が商品化、換気ファン・HEPAフィルターやノイキャン対応イヤホンを搭載

高機能マスク「Xupermask」が商品化、換気ファン・HEPAフィルターやノイキャン対応イヤホンも搭載

Xupermask

実業家としても知られるミュージシャン will.i.am が、デュアル換気ファンや交換可能なHEPAフィルタ、アクティブノイズキャンセル対応イヤホンを組み合わせた高機能マスク『Xupermask』を商品化しました。当然(?) LEDで光ります。

デザインを手掛けたのは映画バットマンやスパイダーマン等の衣装で知られるコスチュームデザイナー ホセ・フェルナンデス氏。映画『トロン:レガシー』に出演したダフト・パンクのヘルメットや、SpaceXの有人宇宙船Falcon 9用宇宙服も担当しています。

高機能マスク「Xupermask」が商品化、換気ファン・HEPAフィルターやノイキャン対応イヤホンも搭載

Xupermask

見た目だけのアクセサリというわけでもなく、HEPAフィルタや換気ファンといったマスクとしての機能については、航空宇宙事業から産業用・家庭用の空気清浄機も手掛けるハネウェルとのパートナーシップによる製造です。

イヤフォンはBluetooth 5.0通信とアクティブノイズキャンセリングに対応。マイクはマスクを着けたままでもクリアに通話できるよう、マスク内の音を拾う構造になっています。

全体としては、柔軟なファブリック素材のマスクと、口と鼻を覆う部分は密閉性を高めるシリコン製の樹脂素材に換気ファンとHEPAフィルタ、LEDライト等とバッテリー内蔵、さらに個別に外せるイヤホンから構成されています。

マスク自体は換気フィルタ部分の重さや長時間の着用を考慮して、耳掛けではなく後頭部まで回すバンド式。イヤホンは取り外したときもポケットにしまう必要なく、マスクに固定できます。カラーはブラックとホワイト。

高機能マスク「Xupermask」が商品化、換気ファン・HEPAフィルターやノイキャン対応イヤホンも搭載

Xupermask

will.i.am は人気グループ BEP (Black Eyed Peas)のフロントマン。成功したミュージシャンが自身のパブリシティと資金調達力を活かして起業にも手を出すのはよくある話ですが、will.i.am は重度のテクノロジー愛好家・ガジェットおたくとしても知られています。

これまでもインテルの「クリエイティブイノベーションディレクター」に就任したり、自身のテクノロジー企業 i.am+ を通じてヘッドフォンやスマートウォッチなどの製品をリリースしてきました。Xupermask のイヤホン部分は、以前 will.i.am が自身のブランドで販売したワイヤレスイヤホン BUTTONS に似た形状です。

高機能マスク「Xupermask」が商品化、換気ファン・HEPAフィルターやノイキャン対応イヤホンも搭載

Xupermask

Xupermask は公式サイトを通じて299ドルで販売予定。読みは普通に「スーパーマスク」のようです。

XUPERMASK – Modern tech for the modern world

Engadget日本版より転載)

カテゴリー:ハードウェア
タグ:ガジェット(用語)デザイン / デザイナー(用語)ファッション(用語)ヘッドフォン / イヤフォン(用語)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。