1996年の初代「Quake」が復活、PC・PSなどクロスプラットフォーム8人対戦対応で新規拡張パックも

1996年の初代「Quake」が復活、PC・PSなどクロスプラットフォーム8人対戦対応で新規拡張パックも

Bethesda / id Software

ゲームイベント QuakeCon 2021 開催にあわせて、ベセスダ / id Software が初代『Quake』をマルチプラットフォームで(再)発売しました。

『DOOM』(2016)のようなリブート新作ではなく、1996年のQuakeをそのまま現代のプラットフォーム向けに蘇らせた作品です。

新生 Quake はプレイステーション4 / 5、Xbox One / Series X|S、Nintendo Switch、PC対応。クロスプラットフォームで8人対戦・4人co-op(協力)プレイができるほか、ローカルで画面分割の4人マルチプレイにも対応します。

価格は9.99ドル / 1100円~1150円(プラットフォームによる)。定額ゲームサービス Xbox Game Pass加入者はXbox / PCとも追加料金なしでプレイ可能です。QuakeのPC版をSteam や Bethesda.netですでに購入済みの場合、グラフィック強化やクロスプレイ、追加コンテンツを含む新バージョンに無料でアップグレードできます。

1996年の初代「Quake」が復活、PC・PSなどクロスプラットフォーム8人対戦対応で新規拡張パックも

Bethesda / id Software

Quake はid Softwareが1996年に発売した一人称視点シューティング(FPS)ゲーム。同社が1993年に発売した DOOMはステージを3Dポリゴンで描写した一人称視点からFPSの始祖といわれますが、敵キャラクターやアイテム等は2Dのドット絵を何種類か用意して切り替える昔ながらの方式でした。

Quakeは敵キャラクターも含めてポリゴンでの描写になり、3Dを活かしたマップやゲームプレイが広がったほか、LANおよびインターネットを介した対戦、拡張や改造を通じた新規ゲーム、FPSで定番とされるゲームルールの数々など、現代に続くFPS人気の基盤となった作品です。

今回リリースされたのは、1996年発売の初代 Quake をオリジナルに忠実なままワイド化や画角調整・最大4K出力・被写界深度効果などに対応させ、コンテンツを追加したタイトル。後日のPS5 / Xbox Series X|S最適化アップデートではネイティブ4K 120fpsにも対応します。

1996年の初代「Quake」が復活、PC・PSなどクロスプラットフォーム8人対戦対応で新規拡張パックも

Bethesda / id Software

ゲームの中身としては、オリジナルのキャンペーン・追加ミッションパック2つに加えて、20周年に制作された新規キャンペーン Dimension of the Past、今回新たに開発された完全新規のキャンペーン Dimension of the Machine が付属。『Quake II』かと思って買ったら Quake ミッションパック2だった悲劇も起きません。

後者のキャンペーン2種は、リブートの『ウルフェンシュタイン』シリーズを手掛ける Machine Gamesによる開発です。キャンペーンは一人で遊ぶことも、クロスプレイのco-opでもプレイできます。MOD(改造) や追加キャンペーンは今後も継続的にリリース予定。

1996年の初代「Quake」が復活、PC・PSなどクロスプラットフォーム8人対戦対応で新規拡張パックも

Bethesda / id Software

Nintendo Switch版は海外では販売中。ベセスダ日本の発表でも(海外発表の翻訳で)触れられていますが、国内のマイニンテンドーストアでは検索にもかからず販売していないようです。

Quake(Steam)
Quake(PlayStation Store)
Quake を購入 – Microsoft Store ja-JP
Quake | Bethesda.net

Engadget日本版より転載)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。