11月17日、18日に渋谷・ヒカリエで開催予定のTechCrunch Tokyo 2015だが、今年もまたイベント内イベントという形で「TechCrunch Tokyo CTO Night powered by AWS」を開催するのでお知らせしたい。開催は2日間の会期のうち初日の夕方4時スタートで予定している。参加には申し込みが必要だけど、チケットは無料だ。
CTO Night自体は今年でもう3回目だが、昨年始めた表彰制度の「CTO・オブ・ザ・イヤー」の第2回を開催したい。CTO Nightは、CTOの日々の仕事の成果をシェアし、たたえ合う場にできればという趣旨で開催している。イベント形式は、8〜10社程度のスタートアップ企業のCTOに登壇いただいて、5分の発表と3分の質疑によるピッチ・コンテストとなっている。審査するのは技術によるビジネスへの貢献度で、もう少し具体的に言うと、「独自性」、「先進性」、「業界へのインフルエンス」、「組織運営」について評価対象とする。
2014年11月の昨年は以下の9社が登壇。発表内容は組織論から技術的な発表までさまざまだったが、NewsPicksで知られるユーザーベースの竹内秀行CTOが、初代の「CTO・オブ・ザ・イヤー」に輝いたのだった。
2014年のCTO Night登壇者
- 株式会社ユーザベース(SPEEDA/NewsPicks) 竹内秀行CTO
- Beatrobo, Inc.(PlugAir) 竹井英行CTO
- freee株式会社(freee) 横路隆CTO
- Tokyo Otaku Mode Inc.(Tokyo Otaku Mode) 関根雅史CTO
- ヴァズ株式会社(SnapDish) 清田史和CTO
- 株式会社オモロキ(ボケて) 和田裕介CTO
- 株式会社Moff(Moff Band) 米坂元宏CTO
- 株式会社エウレカ(pairs) 石橋準也CTO
- 株式会社DoBoken(ZenClerk) 磯部有司CTO
今年もまた、昨年同様に経験豊富なCTOの方々に審査員をお願いしてあって、ギークとビジネスの間に立つ人たちにジャッジをお願いしようと思っている。審査員の方々のついては、昨年の記事も参考にしてほしいが、今年は2015年4月にソラコムを創業した玉川憲氏(昨年はAWSエバンジェリストだった)が抜けて、代わりにAWSのソリューションアーキテクトで、スタートアップ企業でのCTO経験もある松尾康博氏が審査員として加わる。ビズリーチの竹内真氏も、昨年はCTOだったが、いまは求人検索エンジン「スタンバイ」の事業部長という立場に変わられ、再び新規事業立ち上げに挑戦されている。また、新たにディー・エヌ・エーの川崎修平CTOが加わるほか、サイバーエージェントグループの子会社群で組織しているゲーム部門の技術責任者である白井英氏にも参加していただくこととなっている。とっても豪華な顔ぶれだ。
2015年のCTO Night審査員
- グリー 藤本真樹CTO
- DeNA 川崎修平CTO
- クックパッド 舘野祐一CTO
- はてな 田中慎司CTO
- サイバーエージェント 白井英 SGE統括室CTO
- アマゾン データ サービス ジャパン 松尾康博(ソリューションアーキテクト)
コンテストはイベント初日の11月17日月曜日の夕方4時にスタートし、90分ほどでピッチ大会と表彰を行う。その後は、そのままTechCrunch Tokyo 2015の懇親会と合流する形となっている。今回はCTO Nightに関してはイベント参加費は無料となっている。CTOの皆さまには、ちょっと(だいぶ)早めに仕事を切り上げたりして参加を検討していただければと思う。これまで同様、イベント参加は、CTOや、それに準じるエンジニア組織をリードする立場にある人に限らせていただければと考えている。
ところで、今の日本では、かつてなかったほどCTOが必要されていると思う。ITや技術がスゴいと言っても、実社会への接点で価値が出せなければ意味がない。かつて企業や社会とITの接点といえば、「CIO」「情シス」「SIer」といった“IT業界”だけの話だった。しかし、いまやテクノロジーネイティブな人たちが、それぞれの領域で自分たちでビジネスやプロダクトを作るという動きが強まっている。社会にインパクトを与える価値をソフトウェア・エンジニアリングによって生み出すとき、そのカギとなるポジションの1つはCTOだと思うのだ。
TechCrunch Tokyo CTO Night 2015 powered by AWS
【イベント名称】TechCrunch Tokyo CTO Night 2015 powered by AWS
【日時】TechCrunch Tokyo 2015初日の11月17日火曜日の夕方4時スタート(90〜100分)
【コンテスト】登壇CTOによる1人5分の発表+3分のQAセッションを9社行い、審査を経て「CTO・オブ・ザ・イヤー 2015」を選出する
【審査基準】技術によるビジネスへの貢献度(独自性、先進性、業界へのインフルエンス、組織運営についても評価対象)
【審査】CTOオブ・ザ・イヤー実行委員会による
【審査員】
・グリー 藤本真樹CTO
・DeNA 川崎修平CTO
・クックパッド 舘野祐一CTO
・はてな 田中慎司CTO
・サイバーエージェント 白井英 SGE統括室CTO
・アマゾン データ サービス ジャパン 松尾康博氏(ソリューションアーキテクト)
【企画・協力】アマゾンデータサービスジャパン
【運営】TechCrunch Japan / AOLオンライン・ジャパン
【問い合わせ先】event@tc-tokyo.jp
【チケット】無料(参加申し込みは必要です)