Google(グーグル)が以下のような声明で、スマートカメラ「Google Clips」(Googleクリップ)の廃止を認めた。
Pixel 3から、Photobooth機能にClipsを統合した。それによりユーザーは、自分たちの目がカメラを見ているとき、微笑んでいるとき、誰かが口をすぼめてキスしようとしているときなどを捉えることができた。Clipsの機能はそれだけだったが、その技術とユースケースの広がりは喜ばしいものだった。Clipsのユーザーは2021年の12月までサポートを受けられる。その後はデバイスのアップデートを一切リリースしない。今後は、Pixelデバイス上のPhotoboothが、GoogleのAIを使ったカメラ機能を試す最良の場所であり続ける。
多くのハードウェアがアップデートされていく中で、ClipsはGoogleのオンラインストアから消えていく。Clipsは、たぶん覚えていない人のほうが多いだろう。覚えていた人も、今回のことの成り行きは意外ではないだろう。
このすてきなデバイスが本当に終わりになるのか同社に問い合わせた。今言えるのは、評論家や、消費者や、Google自身の期待に反して、この製品には明るい未来がないことだ。それはもはや明確に、人生を記録するカメラではない。ではそれは何だったのか?その答えも難しい。
このデバイスは、同社のAI技術のデモでもあった。人びとがカメラをまったく意識していないとき、そしてユーザーがカメラを構えていないとき、決定的瞬間を自動的に撮る。レビューした私は、うちで飼っているうさぎのLucyの楽しいGIFを撮ることができた。
確かに、得られたものもある。しかし249ドルは、高すぎたかもしれない。今週のPixelイベントの前に同僚の一人が「Clips 2の発表はあるかな」と冗談のように言った。その答がここにある。SensorTowerがTechCrunchに送ってくれたメールによると、Clipsアプリのインストール数は約1万5000件だそうだから、売り上げもわびしい。
これの前に同社は、VRヘッドセットであるDaydream Viewも廃版にした。いかにもGoogle的な処置だ。評判がぱっとしなかった初代のPixel Budsもストアから消えた。しかしPixel Budsの子孫は、まだ生きている。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)