世界ランク1位の柯潔が連敗するなど、囲碁ももはや人工知能に対抗できなくなりつつあるのかもしれない。それならばと、5人のトッププレイヤーがチームを組んでAlphaGoに挑む対局が行われた。しかし金曜日に行われたこのデモンストレーション対局でも、AlphaGoが勝利をおさめた。
5人で「相談碁」をプレイした人間側チームのメンバーは、陳耀燁、周睿羊、ビ・イクテイ、時越、および唐韋星だ。AlphaGo側はもちろん1人(1台? 1本?)だ。勝負はAlphaGoの中押し勝ち(人間チームのギブアップ)で決着した。
なお、この日は人間+AlphaGoと、別の人間+AlphaGoのペア碁も行われた。こちらで対局したのは「古力+AI」と「連笑+AI」だ。勝負は連笑側の中押し勝ちとなった。
解説者によると、相談碁を行ったメンバーたちはAlphaGoの打ち方を楽しむために打っているようだとのことだった。AlphaGoの動きを見て、どのような着手が効率的なのかと研究しているような感じであったらしい。AIと人間の新しい関わり方だと注目するむきも多かったようだ。
結果としては人類の惨敗となったわけではあるが、心配する必要はない。AIはあくまでも人間の味方であるのだ。
……今のところは。
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(翻訳:Maeda, H)