Amazon、社内エンジニア教育に使っている機械学習コースを無料提供

サイバーマンデーの今日(米国時間11/26)、Amazonからちょっと意外なプレゼントがある。同社は自社エンジニアの教育に使っているものと同じ機械学習コースを無料で提供する。

学ぶべき内容は膨大だ——プログラミングの視点から見て。Amazon在籍8年のベテランでディープラーニングおよびAIのゼネラルマネージャーMatt Woodによると、コースは30種類延べ45時間にわたり、開発者、データサイエンティスト、データプラットフォームエンジニア、ビジネスプロフェッショナルなどが無料で受けられる。

同氏の説明によると、それぞれ「基本から始まり、Amazonで解決しなければならなかった楽しい問題を通して機械学習あ体験する。たとえば、ギフトラッピング資格の予測や配送ルートの最適化、IMDb(Amazonの子会社)のデータを使った映画の賞のノミネート予想などを行う。学習コースはベストプラクティスの確立に役立つほか、Amazon SageMaker、AWS DeepLens、Amazon Rekognition、Amazon Lex、Amazon Polly、Amazon ComprehendなどさまざまなAWS機械学習サービスの使い方を紹介する意味もある。

Amazonは、雇用者が効率よく採用する手助けをするために、同社独自の機械学習認定を導入しており、顧客は現在半額で利用できると言っている。

おそらく、狙いはAmazonの販売ページを強化することに加え、多くの社員を採用して自社の成長を加速することだろう。

もしこれでAmazonが切望する信頼を得ることができるならそれは良いことだろう。すでにご存じかもしれないが、同社にとってたった今深刻な問題は、ドイツ、スペイン、フランス各国の配送センターで金曜日に起きたストライキだ。中には”we are not robots“[私たちはロボットじゃない]というスローガンを掲げていた人々もいる。

Woodの声明の全文はここで読める。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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