Amazonが3D画面のスマートフォンと音楽ストリーミング専用機を発売か?

AmazonはKindleリーダーやタブレットなどハードウェアも提供しているが、Wall Street Journalによると、近くスマートフォン2機種と、音楽ストリーミング専用のデバイスを出すらしい。スマートフォンのハイエンド機の方には、眼鏡不要の3Dスクリーンがある。もう一つの機種は、詳報はないけどふつうのスマホだろう。

Amazonがスマートフォンを出すという噂は前からあったが、最近Windows PhoneのエヴァンジェリストCharlie Kindelをスカウトしたため、いよいよか!と期待が盛り上がった。本誌のNatasha Lomasが以前、Kindelの話を記事にしたことがある。そのとき彼は、Androidの分裂によってほかの選手たちに乗ずる機会が生まれている、と言っていた。彼はまさに、Amazonでその機会に乗りたいのだろう。しかもそれらは、大きなプロジェクトの最初の2機種にすぎないのかもしれないが、まだ公式には何の発表もない。

噂の3Dデバイスは、網膜追跡技術(retina-tracking technology)を利用して、専用眼鏡がなくても見えるホログラフ的画像を表示する、と言われている。その立体像は、画面の上をホバーする。それも一種のギミックのように聞こえるが、なにしろあの3DSを初めとして、消費者向け電子製品の3D技術の現状は、まだあまり芳しくない。3DSも、最近のマーケティングでは3Dを強調しなくなった。HTCやSonyも携帯の3Dディスプレイを売りものにしようとしたが、あまり成功していない。

でも最近は、各社とも、ニッチで終わらないような3Dハードウェアを作ることに力を入れている。Chromebook Pixel、Google Glass、それにAppleの噂のスマートウォッチなどもその例だ。最近出たAcer Aspire R7も、大衆製品ではないハイエンド機で、その線をねらっている。

Amazonのもう一つのスマートフォンは、おそらくマスマーケット向けだろう。また専用オーディオプレイヤーは、ストリーミング音楽世代のためのiPhoneをねらっているのかもしれない。WSJの記事は、一部の機種は数か月後に発売、と言っている。それとも、3DなどはAmazonが社内的にテストしているだけ、かもしれない。

Amazonに問い合わせたが、今のところ返事はない。公式のコメントをもらえたら、この記事をアップデートしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))