Amazonは、〈つながったスピーカー転じてバーチャルアシスタント〉Echoを、いよいよ米国で一般販売する。これまでは招待者限定だった。スピーカーの予約は一般に開放され、価格は180ドル+送料で7月14日出荷予定。Echoは、未だに米国内でのみ入手可能。
Eコマースの巨獣がEchoを初披露したのは昨年11月で、Alexaと呼ばれるボイスアシスタントが360度スピーカー/リスニングポストに内蔵され、音楽の再生、ラジオ、ニュースの音声命令や、地元の天気予報などの問い合わせに答える。Echoには独自のアプリもある。
以来AmazonはEchoの能力を強化し続けている ― 他の〈つながったホームテバイス〉の制御、例えばPhilips Hue等、あるいはIFTTTレシピのサポート、Goolgeカレンダー、スポーツのスコア、交通情報、Pandoraラジオ等のアクセス機能が加わった。Amazonは、ボイスアシスタントAlexaの無料SDKのプライベートベータも公開した ― そして「新たなスキルと能力」が今年中に公開されることも名記している。
5月には、音声コマンドでAmazon.comの商品を購入する機能も加えたが、これはPrimeメンバーシップの料金を払っている人に限られる。自社サイトのEコマース促進は、AmazonがEchoを推す重要なビジネス要素の一つであることは明らかだ。さらに ― より一般的には ― 自社のエコシステムの中で消費者が行動する(そして支払う)新たな動機付けを与えることも目的だ。
「PrimeメンバーはPrime Musicを通じて、何百もの広告のないパーソナライズされたストリーミング音楽ステーションを、Echoにプレイさせることができる」と今日のリリース文は言い、同社が自社サービスとEchoをいかに密接に統合し、連携プロモーションを行っているかを強調した。「Prime Musicカタログの中から曲を発見する際、ユーザーは好きなだけの曲に対して「いいね!」「よくない」あるいは「スキップ」を自由に指定できる」。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)