Appleはつい先ほど新しいiPad Proを発表した。
新しいiPad Proは画面サイズが10.5インチになったが、本体の大きさは以前の9.7インチモデルとほぼ同じだ。これはAppleがベゼルをかなり細く削ったことを意味している。
画面が20%大きくなりベゼルがずっと細くなった新しいタブレットの重さは約1ポンドほどだ[日本語版注:Wi-Fiモデルが469 g]。
ご存知の通り、Appleは3月にiPadの異例な改訂を行い、実質的に処理能力を上げて価格を下げた。
この大画面によって画面キーボードはフルサイズになり、さらにAppleは外部キーボードも提供する。
iPad Proは旧9.7インチモデルの改訂に加えて、13インチモデルは輝度600 nitのTrue Toneディスプレイを搭載し、HDRビデオを扱えるようになった。さらにAppleはリフレッシュレートを120 Hzに上げ、アニメーションのフレームを事実上倍増しスクロールは非常にスムーズになった。
それでも、Appleは見る内容に合わせてリフレッシュレートを自動的に調整することで、バッテリー寿命を維持している。例えば、フレームレートの高い映画を見ている時のリフレッシュレートは最大の120 Hzになっている可能性が高い。静止画を見ている時は、ずっと低いリフレッシュレートに落ちる。
その結果Apple Pencisの遅延時間も改善され、20 msまで縮まった。
新iPad ProのCPUは6コアA10xで、A9xより30%高速になった。またiPad Proのベースモデルのストレージ容量は2倍の64GBになった。
バッテリー寿命は約10時間と変わらず、カメラも前の世代と同じく背面が12メガピクセル、前面が7メガピクセル。
新しい10.5インチiPad Proの価格は649ドル[6万9800円]から、12.9インチモデルは799ドル[8万6800円]からで、来週発売が開始される。
ソフトウェアについて。iPad Proにドックが導入され、アプリの切り替え方式も変更されて同時に見えるアプリの数が増えた。さらにはiPad でドラッグアンドドロップができるようになった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )