AppleのiOS 7 Beta 4の公開から1週間たって、Beta 5がデベロッパー向けに公開された。iOS 7の一般向けリリースはこの秋に予定されているが、どうやら安定版に近づきつつあるようだ。
ここ数回のアップデートはパフォーマンスの向上や全面的なデザイン変更などの伴うマイナーなバグの修正が主だった。。当初ロックスクリーの解除や通知画面の表示方法がわかりにくいと一部から不評だった。この点がBeta 4で改善され、どちらにスワイプすればいいか分かるようにテキストと矢印が表示された。この改良はAppleがユーザーの声に注意深く耳を傾けている証拠だ。いずれにせよ、iOS 7はiOS史上もっともドラマティックなインタフェースのアップデートとなる。
上の「設定」画面のスクリーンショットでは、新しいデザインのアイコンに加えて数々の細部の改良が確認できる。機能面では大きな変化はなくバグ修正にとどまったことは、製品版に近づいていることを示すものだろう。情報提供者によると、リリース・ノートには「iPhone4がApp Storeからコンテンツをダウンロードできない不具合が修正された」とあるという。またアプリ内からコントロール・センターの呼び出しを一時的に無効にする機能が追加された。これは頻繁に下から上へのスワイプ動作が必要なゲームなどで誤ってコントロール・センターを呼び出してしまわないためだという。
おそらく今後も毎週のようにベータ版のアップデートが続くだろう。iOS史上、ベータ版でもっともアップデートを重ねたプロダクトになりそうだ。iOS 7はメジャー・アップデートであり、それだけに消費者の手元に製品版を届けるまでにはまだまだ細部の改良が必要になるはずだ。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)