Appleは、年末恒例ベストオブiTunes賞を発表し、iPhone/iPad用脳トレアプリのElevate、中毒性パズルゲームのThrees等が選ばれた。メディア部門でテイラー・スウィフトの『1989』がベストアルバムに選ばれたのはその大ヒットに加え、ストリーミング配信のメリットに関する議論を呼んだことからも妥当な結果だ。音楽部門では他にビヨンセがベストアーティストに、イギー・アゼリア、フィーチャリング[最近のTechCrunchゲスト]チャーリーXCXの “fancy” がベストソングに選ばれた。
アプリ
アプリ部門の他の主な受賞作品は、Monument Valley、Storehouse、1Password、SwiftKey、BuzzFeed、Waterlogue、FacebookのPaper、Uber、等々。トップ2に続く次点は、アプリではInstagramのHyperlapse、ゲームではLeoのFortuneだった。リストの顔触れが興味深いのは、ダウンロード数だけを反映しているのではないこと、そしてAppleはある種の体験の選択基準に関して報道陣を裏切るからだ。例えば、リストには脳トレ系アプリが複数入っているし、Rovioの脱Angry Birds的Flappy Birdスタイルゲーム、Retryもある。ニュースメディア系アプリも多く、上述のPaperとBuzzFeedの他、NYTもリスト入りした。
音楽、映画、テレビ
ここでのサプライズは少ないと言える。テイラー・スウィフトはトップアルバムだけでなく、トップポップの栄冠も勝ち取り、ジャック・ホワイト、ザ・ウォー・オン・ドラッグス、ロジック、サム・スミス他数多くのアーティストたちがそれぞれの分野で賞を受け、サム・スミスに関しては突発的ニュースターとして選ばれた。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『レゴ・ムービー』『ボーイフッド』『オブビアス・チャイルド』が映画部門の上位に選ばれ、オブビアス・チャイルドがトップ4に入ったのは少々意外だったが、もちろんそれに値する。他の「ベスト」には、『バードマン』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』『エッジ・オブ・トゥモロー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『スノーピアサー』等が選ばれた。
テレビ部門の上位は、Fargo、True Detective、The Honorable Womankaind、およびKey & Peele。他にAdventure Time、The Americans、Arror、Sherlock、Broad City、Orphan Black、等々の名前が上げられた。
他にAppleは、映画、音楽、テレビそれぞれの年間トップセラーを、iTunes内の”Best of 2014″コーナーに載せているので、純粋な数字的人気に興味のある人は参照されたい。
【日本語版注:上記は米国版の結果。日本版iTunesには国内の結果が載っている】
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)