Appleは新しいiOS 10の写真アプリに加わったMemories機能で、TimeHop、Facebookの過去のこの日、Googleフォトのアシスタントにまとめて対抗しようとしている。ローカルに端末上で顔認識とAIを使用して画像に何があるかを検知することによって、写真とビデオからテーマ別のミニムービーを作り、画面遷移やサウンドトラックも加えられる。
Appleは今日のWWDCで、iOS 10そのその他の数々の発表と共にこの新機能を披露した。
TimeHopと「過去のこの日」は特定の日に起きたことに絞って古いメディアを並べるだけだが、Appleはもっと新鮮でシェアできるものを作ろうとしている。特定の人物や、ハイキング、ビーチ等のシーンの写真を認識してまとめてくれる。
しかし、プライバシーにも配慮しており、処理は端末上で行われるため、写真や顔認識データがAppleサーバーに送られないことを強調している。
Memoriesムービーのデモは印象的だった。いくつかの写真とビデオを自動的につなぎ合わせて、のんきな家族スキービデオが出来あがる。しかし、テーマはクール、穏やか、元気がでるもの、長さも短いものから長いものまで、いろいろ変えられる。「壮大な」テーマに変えれば、ビデオクリップがマイケル・ベイ風アクションムービーの予告編にもなる。
AppleはiOSの写真アプリを単なるメディア管理アプリ以上のものにしたがっている。もしiOSで自分の古い写真やビデオの価値が高くなれば、Androidに乗り換える可能性は低くなるかもしれない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)