Apple Watchの販売台数は昨年から50%アップしたとApple CEO Tim Cookが語った。Cookは火曜日(米国時間8/1)の投資家向け会見で好調の第3四半期決算について話した中でこのことに言及した。
全体では、Appleはアナリスト予測を上回り、1株当たり利益は1.57ドルの予測にたして1.67ドルだった。売り上げは454億ドルで、予測の448.9億ドルを超えた。
この良い知らせを受け、株価は時間外取引ですぐに5%高となった。しかし、見落とされがちなのが「その他の製品」カテゴリーで、これにはApple Watch、Apple TV、Beats製品、iPod、およびAppleブランドアクセサリーなどが含まれる。
このカテゴリーの売上は27.4億ドルで、前年同期から23%増加した。年間売上成長に貢献している製品の1つがAirPods、昨年12月に発売されたワイヤレスイヤホンだ(個人的にはちょっと使えないと感じているが、持っている知り合いは全員音質がいいと言っている)。
AirPodの売り上げはすべて新規で、Apple Watchが昨年より50%増えているなら、23%増という数字は、このカテゴリーのほかの製品の成長がずっと小さいか、減少しているかもしれないことを意味している。いずれにせよ、Apple Watchの売り上げが占める割合がわからないので、確かなことはわからない。
一人のアナリスト、Creative StrategiesのBen BajarinはApple Watchの販売台数を2~300万台と推定している。
[2017年1Qと2Qの両方でApple Watchの売り上げが前年比50%アップということは、2~300万台だろう。2017年のWatchはよいスタートを切った。]
なぜこんなに売上が伸びたのかはわからない。AirPodsとの相性のよさが後押ししたという意見もある。フィットネストラッカーのFitbitの苦戦やJawboneの倒産も追い風になったに違いない。発売日の違いによる影響もあるかもしれない。2016年9月のWatchの方が、昨年同時期にとっての2015年4月のWatchよりも新鮮だ。
「その他の製品」は今年の第2四半期から5%ダウンしているが、これは季節変動の傾向に沿っている。また、2016年9月のApple Watch第2世代の発売から時間が経っており、Apple TVは2015年10月以来新製品がないので、前四半期からの減少は驚くに値しない。
そして、2014年に30億ドルで買ったBeats Electronicsがいる。ドクター・ドレーブランドのヘッドフォンにはカルト的ファンがついているが、ライバルも多い。
iPodについては、ほとんどのAppleファンがiPhoneを持っている今、似たような機能の別製品を買う理由はほとんど見つからない。
Appleが「その他の製品」のもっと詳しい内訳を教えてくれることを期待しよう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )