Apple Watchはカスタマイズの宝庫。専用アプリの画像が大量リーク

来たるべきApple Watch専用アプリに関する新たなリーク情報によると、今年新ウェアラブルが発売される暁にはいくつか未発表の機能が期待できそうだ。9to5Macに掲載されたアプリ設定画面のスクリーンショットを見ると、ウォッチがアクティビティー、アクセサビリティー、メッセージ、モーション、フィットネスなどをどう扱うかをユーザーが微調整できるようになってる他、ウォッチにどんな情報が通知されるかを細かくカスタマイズできるオプションもある。

山ほどある画像を探ってみると、ユーザーは時計の文字盤に1~4文字のイニシャルを表示したり、ワールドクロックの「コンプリケーション」で使われる都市設定をカスタマイズしたりできることがわかる。コンプリケーションとは、様々な時計機能の説明全般に使われる言葉で、機械式腕時計の製造において、ゼンマイ駆動力メーター、ワールドタイム、クロノグラフ等の基本的な計時〈以外〉の機能を指す用語を借用したものだ。

コンプリケーションの一つには文字盤に追加できる株価モニターもあり、iPhoneで追跡している銘柄の現在価格、変化のパーセンテージ、時価総額などが常時ライブ更新される。

メッセージは、iPhoneの設定を引きつぐことも別途設定することも可能で、例えば相手に既読通知を送ることができる。返信は音声録音あるいは音声認識したテキストを選べる。


パスコードロックを有効にするとApple Payが使用できるようになるが、、ウォッチを腕に付けた上でパスコードを入力しなければならないので、iPhoneのTouch ID(指紋認証)を使う時と同じレベルのセキュリティーが確保できる。一旦Apple Watchを腕から外すと、再度装着してコードを入力するまでApple Payは無効になる。同様に、ユーザーがApple Watchをアンロックするには、接続されたiPhoneをアンロックするだけでよいが、それはウォッチが腕に着けられている時に限られるので、これも不正なアクセスを防ぐのに役立つ。

コンパニオンアプリには、活動リマインダー機能もあり、持ち主が50分間連続で立っていると通知が送られる(一日を通じて継続的に立っていると健康が促進されると、多くの医療専門家が言っている)。ユーザーが目標を設定して、4、6、8時間毎に活動状況の通知を受け取ることもできる。心拍数と歩数を組み合わせてカロリー消費をモニターする機能もある。

9to5Macの全スクリーンショットを見れば、Apple Watchのコンパニオンアプリの詳細がさらにわかるが、設定項目の多くは既にiPhoneやiPadで見たものとよく似ている。重要なのは、AppleはユーザーがApple Watchで見るものを、iPhoneとは独立に、フルコントロールできることを重要視する一方で、手間をかけたくないユーザーのために、設定をiPhoneから簡単にインポートする手段も用意していることだ。

Apple WatchにおけるAppleの戦略は、ハードウェアに関してユーザーによる大幅なカスタマイズを可能にすることに賭けているようなので、これは同じ戦略のソフトウェア版と考えられる。ただし、Apple Watchの情報はまだ確定にはほど遠いので、ソフトウェアに関する今後のAppleの正式発表を待たなくてはならない。3月と噂される発売時期に向けて本誌の追加情報に注目されたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook