B2Cフィットネスプラットフォーム「Spaces」のTalent Hackが4.9億円調達

世界の人々がジムの外でのワークアウトに適応するのに苦労している中、フィットネスプラットフォームにとって2020年は狂乱の年となった。LululemonによるMirrorの大規模な買収から、Apple(アップル)やSamsung(サムスン)のような企業が独自のソリューションを立ち上げるまで、エクササイズテクノロジーは流行の中で繁栄してきた。

Talent Hackはジムが多くの人にとって選択肢にならない世界で、フィットネスをもっと身近なものにしようとする成長中の数ある企業の1つだ。ニューヨークを拠点とするスタートアップである同社は独自のフロントエンドやキュレーションされたプラットフォームを作るのではなく、フィットネスインストラクターとスタジオのためのB2Cプラットフォーム「Spaces」を提供する。

今週、同社はGlobal Founders Capitalが主導するシードラウンドで470万ドル(約4億9000万円)を調達したと発表した。同ファンドはMindbody OnlineのRick Stollmeyer(リック・ストールマイヤー)氏、Lucy Deland(ルーシー・デランド)氏、Hannah Bronfman(ハンナ・ブロンフマン)氏、Amanda Freeman(アマンダ・フリーマン)氏、Ellie Burrows(エリー・バローズ)氏、Amy Klein(エイミー・クライン)氏らもラウンドに参加している。

Spacesは2019年1月以来、5万人以上のフィットネス専門職がこのサービスに登録しているものの、比較的知名度の低い状態で運営されている。同社によると、トップのトレーナーは25万ドル(2600万円)を稼いだという。

「私たちは前年比30%増のアットホームフィットネス市場で、個人のウェルネスインストラクターのための真のパートナーであり、個人の代理店を促進する初のフィットネスおよびテクノロジー企業です」と、CEO兼共同創業者のAlexandra Bonetti(アレクサンドラ・ボネッティ)氏はこのニュースに関連したリリースで語っている。「私たちの使命は、フィットネスとウェルネスの専門家が彼らのビジネスを推進し、必要なツールとリソースを提供し最高の仕事に集中できるようにすることです」。

Talent Hackによると、今回のラウンドではマーケティングを強化し、カスタマーエクスペリエンスを改善し、採用を拡大するという。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Talent Hack資金調達フィットネス

画像クレジット:Talent Hack

原文へ

(翻訳:塚本直樹 / Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。