Blockai、ツイートするだけで著作権を主張できるツールを提供

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Blockaiは、フォトグラファーやアーティストの知的財産権を守るために設立された。このたび同社は、その手続きを簡単にするための機能を公開した ― 少なくともTwitterとの整合性を高めた。

従来Blockaiのユーザーは、同社のウェブサイトに自分の作品をアップロードして公開データベース(具体的にはブロックチェーン)上にレコードを作成することで、自分が著作者であることを宣言していた。

しかしCEOのNathan Landsは、「アーティストがいつもBlockaiを使うとは考えにくい」ので、他のツールと統合することを考え、まずTwitterから始めた。登録したい画像を #blockai のハッシュタグを付けてツイートするだけで、自動的に登録される(既にBlockaiアカウントを持っている場合 ― ない場合はサインアップを促される)。

Blockai-Tweet

サービスがスタートした時のLandsの説明によると、面倒な議会図書館への登録手続をすることなく、著作権の証明を作る方法を提供することがこれを作った目的だった。

その後もし誰かが自分の写真やアートワークを無断利用しているのを見たら、Blockaiの証明書を送ることができる。証明書は、ソーシャルメディアのスクリーンショットより「ずっと本格的」に見える。(法廷証拠として使える可能性もあるが実際に試したことはない、とLandsは言った)。Blockaiはウェブ上の類似した画像の検索も行うので、著作権違反を事前に監視することもできる。

サービスをアーティストが利用する場合は無料。将来はメディア会社等の顧客相手に有償化する計画だ。

最終ゴールは「ウェブ上のあらゆるファイルについて、誰が著作権を持っているかを答えること」だとLandsは付け加えた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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