DevOpsオートメーションサービスChefが今日(米国時間9/25)、Microsoft Azureとの新しい統合をいくつか発表した。その発表は、フロリダ州オーランドで行われているMicrosoft Igniteカンファレンスで行われ、企業がレガシーアプリケーションをAzureへ移行する際の支援に焦点が絞られた。それに伴い、Chef Automate Managed Service for Azureのパブリックプレビューや、ChefのコンプライアンスプロダクトInSpecをMicrosoftのクラウドプラットホームに統合する例などが提示された。
Azure上のマネージドサービスとなるChef Automateは、コンプライアンスとインフラの構成の、管理とモニタリングを単一のツールでできる能力をopsのチームに与え、またデベロッパーは、Chef AutomateとChef ServerをAzure Portalから容易にデプロイし管理できる。それは完全なマネージドサービスであり、初めてのユーザー企業でも30分で使えるようになる、と同社は主張している。この数字には、やや宣伝臭があるかもしれないが。
構成を変えるときにはAzure上のChefユーザーは、AzureのコマンドラインインタフェイスであるAzure Cloud ShellでChef Workstationを使える。WorkstationはChefの最新の製品のひとつで、構成の変更を即席でできる。また、Chefが管理していないノードでも、対応できる。
コンプライアンス堅持のために、ChefはセキュリティとコンプライアンスツールInSpecのAzureとの統合をローンチした。InSpecは、MicrosoftのAzure Policy Guest Configuration(誰だ?こんな名前をつけたやつは!)と協働し、それによりユーザーはAzure上のすべてのアプリケーションを自動的に監査できる。
Chefのプロダクト担当SVP Corey Scobieはこう語る: “Chefは企業に、彼らが確信を持ってMicrosoft Azureに移行できるためのツールを提供する。ユーザーは単純に自分たちの問題をクラウドへそっくり移すのではなく、状態や状況をよく理解したうえで移行を行なう。事前に構成やセキュリティの問題を検出できるから、移行後の成功が確実になり、正しい、そして着実なペースで、移行できる実力を企業に与える”。