Microsoftがついに、5年前に公式サポートを終了したWindows XPの、延長サポートのすべてを2014年4月8日に終わらせる。それ以降は、この12歳のオペレーティングシステムはいっさいのセキュリティアップデートが打ちきられ、ユーザは自分で自分を守るしかなくなる。しかし、Googleの今日(米国時間10/16)の発表によると、Microsoftのサポートが終わってから少なくとも1年は、Chromeユーザのサポートは提供される。
Googleによると、ブラウザのバグはコンピュータを汚染するマルウェアウェアの餌食になりやすいので、来年4月にXPのセキュリティアップデートが打ちきられると、このブラウザの脆弱性を悪用しようとするハッカーたちにとって、一層‘仕事’がやりやすくなる。
Googleによると、数百万のChromeユーザと多くの大企業が、今でもXPを使っており、しかも彼らは、アップグレードすればトラブルを抱えるかもしれない。XPのユーザは徐々に減っているが、でもXPの31%という全世界的なシェアが、来年の4月以降急激に落ち込むとは考えられない。
しかし注意すべきは、Microsoft自身がIE8のリリース以降、Windows XP上のInternet Explorerのサポートをやめる、と決定したことだ。つまりIEの9以降のバージョンはXP上では使われていない(さまざまな技術的理由により)。そして、だからこそ、IE8は今でもシェア上位のWebブラウザの一つなのだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))