Facebookは今日(米国時間10/12)午前iOSアプリをアップデートし、iPhone 6sと6s Plusのオーナーは新たに導入された3D Touch機能を利用して、ソーシャルネットワークとすばやく対話できるようになった。アップデート後、Facebookアイコンを強押しすると、ショートカットが表示され、写真/ビデオのアップロードや撮影、近況ステータスの投稿が可能になる。
この機能追加は、サードパーティーによる3D Touchサポートとして強く期待されていたものだ。3D Touchは、Apple Watchで導入された類似機能のForce Touchに由来する。これは新しいiPhoneの看板機能の一つであり、アプリの迅速なアクセスを可能にする新たなジェスチャーだ。
アプリの右クリックになぞらえられることも多いが、これは元々モバイルアプリの持つ機能のショートカットなので、どちらかというとパワーユーザーのための新たな選択肢であり、誰もが覚えるべき新しい操作ではない。
当初3D Touchは、Appleの標準アプリケーションであるメール、ミュージック、マップ等のみで利用できたが、iPhone 6s/6s Plusの発売後、徐々にサードパーティー製アプリにも採用されてきた。Facebook傘下のInstagramは3D Touchを最初にサポートしたアプリの一つだが、今回Facebookがサポートしたことは、同機能が史上トップクラスのモバイルアプリに入るという意味であり、comScoreによれば、他のどのアプリよりも多くのユーザーの手に届くことになる。
Facebookの他のアプリ、WhatsApp、Messenger、Moments、Group等はまだ新操作方式を採用していない。
Facebook以外に、現在3D Touchをサポートしているトップアプリには、Pinterest、Jet、Twitter、Shazam、OpenTable、チャットアプリのConfideとFirechat、Medium、Dropbox、Evernote等がある。
ただし、ユーザーはFacebookが今日3D Touchを公開したことに全く気付かないかもしれない。なぜならFacebookは詳細なリリースノートを出さないからだ ― これはデベロッパーが自分のアプリの新機能についてユーザーに通知する必要を感じなくなった悪しき慣習である。
アップデートされたFacebookアプリは現在iTunesで公開中。これ以外にiPhone 6sまたは6s Plusのみで利用できる新機能、例えばLive Photos等の追加はないようだが、年内には出てくるだろうとAppleは言っている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)