Facebook Messengerの中に住むAIアシスタントの 「M」は、今年4月に一般公開されユーザーの会話の文脈に基づいて助言を与えている。今日(米国時間6/27)、Mが少し賢くなり、少し社会性を身につけた。
おそらく最も目につくのは、ユーザーが “Saved” オプションを使って記事やビデオやFB投稿などのコンテンツを保存して、後で読んだり、メッセージスレッドでシェアするよう、AIアシスタントが事前に薦めるようになったことだろう。友達からしょっちゅう記事が送られてくる人は、どう思ったか後で聞かれたときうそをつかずに済ませるのに役立つかもしれない。
Mは、ユーザーが社会的な礼を欠くことがないよう教え込まれている点が興味深い。状況によっては大いに役立つだろう。助言の中には誕生日に関するものもあり、チャットしている相手を祝福するのを忘れないように教えてくれる。
Mは、音声またはビデオの会話を勧めるようになる。1対1あるいはグループで会話中に誰かが「かけてくれる?」と言うと、Mがポップアップを出すのでタップするだけでMessengerから通話できる。これで何が呼び出されるのか、他社の成功ブランドに乗って、ユーザーがFacetimeやSkypeをリクエストしたときにMがMessengerのビデオ通話を薦めるのか興味深い。
Mはまだ始まったばかりで、Facebookは会話をわずかに改善するちょっとした機能を提供するだけで、ユーザーの邪魔にならないようにしている。機能が追加されるにつれて、Mのガイドが不可欠なものになるのか、それとも、またひとつ設定時にオフにされる機能が増えるだけなのか、今後に注目したい。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )