ホリデーシーズンがやってきて、また去っていった。そして、いつも通り、Fitbitがやや息を吹き返した。
また今年も、みんながFitibitをプレゼント用に買っている。〈正確な〉数はわからないが、ダウンロードランキングを見ると、FitbitはApp Storeのトップに踊り出ている(スーパーマリオランの途方もないプロモーションの存在にもかかわらず)。どうやらこの商品は両親へのプレゼントにもかなりの人気らしく、App Storeのヒットチャートを見ると、母の日と父の日の前後に山ができている。
そして待ち望んでいたものが来た。ウォール街は株価を7%ほど上げてFitbitに一息つかせてくれた。今年同社は75%近く値を下げていた。この年は決して順調ではなかった。数々の低調な結果を残した上、なぜかスマートウォッチ市場への参入を決めた。ウェアラブル市場全体も好調とは言えず、eMarketerは2015年からの成長予測を60%から25%へと急激に引き下げた。
Fitbitは相変わらず新製品を出し続けており、益々競争が激化する市場で答を探していることは間違いない。同社はPebbleの資産と一部の人材を獲得した。PebbleはKickstarterで大成功を収めたことで最初の真のスマートウォッチを送り出した会社だ。Pebbleにとって最高の結果ではなかったが、Fitbitがフィットネストラッカー以外を模索するモードに入ったことはたしかだ。
Appleがウォッチのフィットネス機能を強化し始めている今、Fitbitにとって困難曲線の傾きが急になっていくことは間違いない。AppleはNike+バージョンのApple Watchを出すなど、スマートウォッチ市場だけでなく、フィットネストラッカー市場をも支配しようとしている。Appleは付加価値のあるプレミアム商品で知られており、数字はわからないものの、歩数を測るだけではないフィットネストラッカーに余分なお金を払う人はいるだろう。
それでも!Fitbitはプレゼントに向いているようで、人々は今も買い続けている。同社が第1四半期の決算を報告すればすべてがわかる。Apple Watchという強固なライバルが存在するだけでなく、ウェアラブルの普及全般が低調な中を生き残るために、Fitbitは何か大きなブレークスルーを見せる必要がある。幸いなことにJawboneとの法廷闘争も終わったので、今後の心配事は少なくなった。
メリークリスマス、Fitbit! ウォール街を喜ばせるための仕事はまだ山ほどあるが、とりあえず一息つくことができただろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)