今や多くの人が使っているVCSのGitを、独自にホストしているサービスとして人気の高いGitLabが、最近とくに好調だ。わずか2週間前にはGitHubとの統合を発表したが、今日はGoogleのKubernetes Engine(GKE)を統合してクラスターの展開を自動化し、ユーザーであるデベロッパーが自分のアプリケーションをほんの数クリックでデプロイできるようにした。
この機能を作るために同社はGoogleと協働したが、しかしこの統合はGitLabに前からあるAuto DevOpsツールを大々的に使っている。それは、コンテナを扱うためのよく似た機能をすでに提供していた。Auto DevOpsは、CI/CDパイプラインのセットアップやコンテナへのデプロイなど、面倒な仕事をすべて引き受けることをねらっている。
しかし、“GKEを統合する前は、GitLabのユーザーは自分のクラスターを管理するためにKubernetesの深い理解を必要とした”、とGitLabのCEO Sid Sijbrandijは今日の発表で述べている。“Googleとの協働により、われわれのユーザーはGoogle Cloud Platform上に、管理サービスを伴うデプロイ環境をセットアップし、GitLabの堅牢なAuto DevOpsの能力を利用することが簡単になった”。
このGKEの統合を利用するためには、デベロッパーはGitLabから自分のGoogleアカウントに入るだけだ。GKEがクラスターを自動的に管理するので、デベロッパーは自分のアプリケーションを書くことに集中でき、デプロイと管理はGitLabとGoogleにまかせられる。
この新しい機能はGitLab 10.6 releaseの一部として、GitLabの全ユーザーが今すでに利用できる。
〔この記事の日本語訳。〕