Gmailがサードパーティー製アドオンに対応

本日(米国時間10/24)Googleは サードバーティー製Gmailアドオンへの対応を開始した。このネイティブな拡張によって、Asana、DocuSign、Wrikeなどのサービスを受信箱から直接利用できるようになる ―― 企業ユーザーでも個人ユーザーでも。

情報をフォローとしていた人ならこのニュースにはさほど驚かないだろう。Googleは3月のI/Oデベロッパーカンファレンスでこの機能がやってくることを発表した。その時はデベロッパープレビューのみだったが、その後いくつかのパートナーと協力してGmailネイティブ拡張の第一群が正式公開された。

スタート時のパートナーはAsana、Dialpad、DocuSign(近日公開)、Hire(Google製)、Intuit QuickBooks、ProsperWorks、RingCentral、Smartsheet、Streak、Trello、およびWrike。焦点は当然ながら生産性向上サービスで、ほとんどがすでにEメールと何らかのつながりを持っている。アドオンはGmailの右サイドパネルに表示される(残念ながらGoogleのもう一つのメールクライアントであるInbox by Gmailでは利用できない)。

Asanaの共同ファウンダー、Justin Rosensteinは、これで同社のタスク管理サービスに外部メールから簡単にタスクを追加できるようになる、と私に語った。またAsanaユーザーは、Asanaやほかのユーザーから送られたメールに書かれたタスクの詳細も見られるようになる。

大部分のほかのアプリも同様で、Trelloのアドオンはメールをアクション可能なタスクに変換することができ、RingCentralのアドオンは外部への通話やSMSメッセージの閲覧、発信が受信箱からできるようになる。

すばらしいのは、同じアドオンをAndroidのモバイルGmailアプリでも使えることだ。iOSについてGoogle広報は「iOSユーザーにGmailアドオンを提供できるようにAppleと作業中」と言った。ただし時期は未定だ。

TrelloのChromeベースのGmailプラグインに強く依存して半分正気を失いかけいる身として言えば、Gmailとのネイティブ統合が私の生活にゆとりをもたらしてくれることは間違いない ―― モバイル対応は特にそうだ。

新しいプラグインはG Suiteマーケットプレイスからインストールできる。開発者であれば自分の組織専用のアドオンを作ることも可能だ。このGmailアドオンはすでにマーケットプレイスにあるGoogle DocやSheet用アドオンと同様の位置づけになる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。