Gmailの受信トレイがリニューアル―カテゴリー別のタブが設けられ、自動振り分けされる

今日(米国時間5/29)、GoogleはGmailの受信トレイリニューアルした。新しい受信トレイの上部にはカテゴリー別の複数のタブが設けら、受信したメールは自動的にタブに分類されるようになった。Google+、Twitter、Facebook、YouTubeはソーシャル・タブに、Google OffersやGrouponからのメールはプロモーション・タブに、請求書、領収書などはアップデート・タブに分類される。

ユーザーは自分でフォーラムからの通知などのカスタム・タブを追加できる。私がテストした限りではメーリング・リストを含めることができた。もちろんGoogleのことで、ユーザーが好きなだけタブを追加したり削除したりできるようになっている。以前のスタイルがよければ全部のタブを削除するか、別の受信トレイ・スタイルを選択すればよい。.

このアップデートは今日から一般ユーザーに公開される予定だ。来週にはデスクトップ版だけでなくiOS版とAndroid版のモバイル・アプリにも同様のアップデートが提供される。Googleによればアップデートは順次行われるので、多少待つことになるユーザーもいるという。

早く試したいユーザーは右上端の歯車アイコンを時々開いてみるとよい。メニューに「受信トレイの設定」というオプションが出れば手動で新機能を有効にできるはず。

一つ重要な点は、新しいタブは「重要」その他デフォールトでないGmailのビューには影響しないことだ。私の取材に対してGmail担当のプロダクト・マネージャー、Alex Gawleyは「新しい受信トレイはほとんどのGmailユーザーにとってベストのデザインになっていると思う。将来は重要メール機能と新しいカテゴリー・タブとが何らかの形で統合されるかもしれいない。しかし今はそういうことにはなっていない」と述べた。Gawleyは統合の時期については明らかにしなかった。

ただしGmailは左サイドバーに新カテゴリーを表示するので、タブ・ビューを使わないユーザーもメールの自動振り分けの恩恵にはあずかれる。

モバイル・アプリに関するアップデート:

Gawleyは「われわれはこのアップデートがモバイルでも使われるようにすることが非常に大切だと考えているので、iOS版、Android版に予告編を表示することにした」と語った。現在のスタイルの受信トレイのストリーム中にソーシャル、プロモーションなどの通知が表示され、そのカテゴリーの新規メールの数が表示される。これは本物のタブではなく、個別メールのサマリーが表示されないが、複数のメールをまとめて読むことができる。

今回のアップデートを機に最近、 リークしていたカテゴリーの切り替えが従来より容易にできる 新しいナビゲーション・ページがAndroid版に導入される。デフォールトでは常に重要タブが表示される。

Gawleyによれば「今回のリニューアルの目的は、ユーザーが毎日受け取る膨大なメールの処理を手助けすることだ。重要メールその他のフィルタ機能を導入した結果、ユーザーは頻繁にフィルタを切り替えなければならず、従来の受信トレイで何十回もビューを移動するのはやはりわずらわしい。この点の負担をタブによって軽減しようとした」のだという。

Gawleyはさらに「われわれはGoogle Labのメールの自動振り分け機能で経験を積むことができた。今回の新システムではユーザーがメールを別のカテゴリーにドラグ&ドロップで移動させることによって分類を学習させる機能も備えられる」と付け加えた。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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