Google、高速モバイルページ用に高速広告を導入

google-amp-android-phone

Googleは、モバイルページ加速(AMP)プロジェクトを通じて、ニュースを高速で読む体験を提供している。このたび同様のしくみをオンライン広告にも導入する。

AMPは、特にモバイルで、ロード時間の短い記事を作るためのオープンフレームワークだ(Googleのキャッシュからロードすることによる高速化も行う)。プログラムが発表された時Googleは、いずれパブリッシャーはAMP形式の記事にも他の記事と同様に広告を載せられるようにすると話し、既に多くのタイプの広告に対応している。

今日(米国時間7/19)Googleは、AMP for Adsプログラムを発表し、マーケターは高速読み込み記事と共に掲載されることを想定した、同様に最適化された広告を作れるようになった。Googleのディスプレイ、ビデオ、およびアナリティクス担当副社長、Paul Muretがブログ記事にこう書いている:

AMP for Adsは、AMPの良さと速さのすべてを広告でも実現する。残念なことに、広告キャンペーンのクリエイティブの多くはモバイル体験に最適化されていない。AMP for Adsを使えば広告主は美しいデザインの広告をAMP HTMLで作ることができるので、AMP体験全体、即ちパブリッシャーのコンテンツと広告のクリエイティブの両方が同時に、AMPスピードでロードされる。

GoogleはAMPランディングページも発表した ― マーケターは、ユーザーが広告をクリックした後も、遅いランディングページに飛ばされることなく、同じスムーズな体験を確実に得られるようにできる。

AMPは、GoogleがモバイルウェブでFacebookのInstant Articelに対抗するための手段の一つであり、その意味でFacebookもInstant Articleスタイルの広告(Canvas)を提供していることは注目に値する。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。