Googleが今日(米国時間4/31)、モバイルサイトのデベロッパーのための資格認定事業を立ち上げた。試験の範囲は、モバイルサイトの特殊性、モバイルサイトのスピード向上策、モバイルの効果的なUXデザインなど。先進的なWebアプリケーション、といった高度なトピックも含まれる。
この試験に合格することの意義は、Googleによると、“高品質なサイトを作ったり最適化できる能力を示し、自分をGoogle公認のモバイルサイトデベロッパーとして宣伝できる”、だ。
学習案内(study guide)は、サイトのスピードに関する内容が多い。Googleによれば、モバイルサイトを訪れる人の多くが、ロードに3秒以上かかるサイトからは逃げてしまうが、モバイルのランディングページ(サイトの入り口ページ)の平均ロード時間は22秒だ。サイトが完全にロードされないでユーザーが逃げていけば、Googleの主要収入源である広告もクリックされない。
なお、試験はAndroidやiOSなど、特定のモバイルオペレーティングシステムを対象としてはいないが、Google独自のAccelerated Mobile Pagesプロジェクトはカバーしている。Google独自といっても、最近は多くの他社がこれをサポートし始めている)。
この新しい資格認定は、前からあるAdWordsやAnalyticsの試験と並んでGoogleのパートナー事業の仲間入りをする。ただしAdWordsは、試験が複数あるので、やや面倒だ。